――そして、9月11日、12日の東京ドーム。

🍑「東京ドームに関しては、結成してずっと活動してて、終わってこんなに気が抜けたのは初めてだなっていうくらい…。本番前の一週間くらいは毎日夢を見てました。失敗するとか、怒られるとか、全然反応が良くないとか、叩かれるとか。もう毎日見てたんです。自分が『*p(R)ojetR®』(プロジェクトアール)というタイトルをアイデアとして出させてもらって、ゲストも呼びたいっていうのも自分が言いました。意外とTHE RAMPAGEって、16人だけでステージに立ってほしいっていう思いを皆さんからもいただいてるし、僕らも最初からそうやってきたからこそ、そういう気持ちなんですけど、でも僕らとしてはその概念さえもぶっ壊すライブをしたかったんですよね。

Cyberhelixとはすみ分けをしないといけないし、新しいコンテンツというか、 二軸でTHE RAMPAGEのライブ軸ができるようなものを作りたくて。ずっとツアーだけだと、自分たちもしんどくなっていくし、自分たちのやりたいことが詰まったものが1個あると、その分こっちも頑張れるみたいなものを作りたかった。

HIROさんからもアドバイスを頂きながら、ポスターを考えたり、ビラ配りとかもやったり。陣さんが毎日、『チケットこれだけ売れました』というのをグループLINEに送ってくれて、それでまた宣伝したり、ABCテレビさんのドキュメント番組が(取材に)入っていただけたりとか、(武知)海青がトレーニングを見てくれたり。いろんな方々の協力があって、1個のプロジェクトが急に東京ドームにバババンッて立っていった音が聞こえたんですよ。最初出てきた瞬間に。『何かが完全に生まれたな』みたいな、『2021年のREBOOTのリベンジだけじゃなくて、全く新しい別のものが生まれちゃったぞ』と思って、僕は『うわ、良かった』って思ったまま、2日間、あっという間に過ぎていったんですよね。

周りの方から、『良かった』とか『楽しかった』みたいな声をいただけて、ほんとに嬉しかったですし、 今まで自分がライブが好きで、みんなや自分が輝く場所をどうやって作っていこう』と思ってたこの何年が実った2日間になりました」

――言葉ではなかなか『こうでしたね』と言えない、すごいライブでした。

🍑「なんかね、僕もそうなんですよ。作りまでのそのコンセプトとかは言えるんですけど、いざ『どうだった?』って言われると、もうあんまり覚えてないみたいな…。 とりあえず自分も楽しかったし、みんなも楽しそうだったな、みたいな感覚ですね」