ランペの頭脳が語るランペ愛

16  THE RAMPAGE‘S STAFF

🍑「スタッフの皆さんに対して思うのは、いい意味でこんなにアーティストと近いクルー感ってあんまりないなって思いますね。僕らってすごくいい意味でってあれですけど、人懐っこい人が多いというか、アーティストとマネージャーでセパレートしてなくて、それこそMA55IVE の現場とかだったら、ライブをした後とかにスタッフさんを誘ってご飯に行ったりとか、普通にマネージャーのみんなとお酒を飲む場所があったりとか、それが今のその時代に合ってるかわからないですけど、結局、人間対人間なんで、ほんとにそれを割り切ってる仕事してる人ってあんまりいないっていうか。

こういう仕事をしてると、誰かの『思い』っていうのが大事なんですよ。たとえばマネージャーさんが僕の何かを見て、『あれよかったです』って、一言言うっていうのは、自分に対してのモチベーションにもなるじゃないですか。で、それをただファンの人に見せたいとか、俺かっこいいでしょとかじゃなくて、『これ大丈夫ですか』みたいに、不意に聞けたりする。それだけでも仕事としてやれるし、でもそこにはフランクな気持ちもあるし、それをTHE RAMPAGEのスタッフさんはやってるのかなと思う。『あれやっといて』っていう感じじゃなくて、『あれってどうなってましたっけ』、で、『言ったじゃないですか』、『そうだった』みたいな(フランクな)感じで仕事ができる。

ライブのスタッフさんとかも、いい意味で近くで喋れるというか、それで頑張ってくれたりして僕らに対しての愛も感じるし、僕らはそこに対して全力で、クオリティの高いものを作って、言うたら、スタッフさんたちもそれでご飯を食べなきゃいけないから、そこに対して、何が大事かっていうと、THE RAMPAGEっていうものに対しての愛情だったり、全員がそこを見てないと、今までできてこなかったよなと思う。

このスピード感のグループっていうのは絶対みんなしんどいし、スタッフさん含め何で繋ぎ止めるかって、本当に僕らへの愛情だったり、本当に僕らの曲が好きだったり、パフォーマンスが好きだったりっていう人が集まってくれると思うんです」

――それは最初からそういうムードでしたか?それともだんだん高まっていった感じですか?

🍑「だんだんじゃないですかね。最初は僕らもいっぱいいっぱいで、やっぱり会社から仕事をもらって、道をずっと走っていっただけなんですけど。周りを巻き込む力って絶対大事だなと思いますね。リハとかでも入ってきてバッってやって、ありがとうございましたって帰っていく人よりは、終わって、ちょっと喋るような人がいたりとか。人間と人間で成り立っていく商売なんで、僕らもスタッフの皆さんを自分の味方にしたいじゃないですか。
あと、THE RAMPAGEは1クラスみたいな人数なんで、孤立する人間があんまりいないんですよ。みんなで飯食おうよって言ったらなるし、じゃあ『スタッフさん入れてみんなでやりたいっすよね』って言ったら『いいじゃないですか、酒飲めるし』みたいな感じでそういう場所ができたりする。スタッフさんも本当にTHE RAMPAGEのことが 好きでいてくれてることの嬉しさは日々感じるので、そこに対してももっと頑張ろうっていう感じになりますね

――今年2月のアルバムインタビューでは、いままで大変な時期もあった、という話をされている方もいらっしゃいました。

🍑「そうですね。でも僕はどっちかというと、今よかったら楽しいやんって思うタイプなんです。今を生きたい人間なんですよね。だから、今いる人たちを楽しくさせていきたいっていうか。さっきの話じゃないですけど、嫌な空気にしたりとか、これから作りたくない。その感覚でずっと行きたい。もちろん、スタッフさんたちとも、向き合わなきゃいけないことはあるんですけど、楽しく仕事できた方が絶対いいから」