6月5日、佐賀県の山口知事は記者会見にて、「さがウエディング祝福事業」の開始について発表。
この事業は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で結婚式が延期や中止になったカップルのために、式を改めて開催できるように支援するというもの。
そのポイントについてまとめてみました。
結婚式を延期したカップルが10万円の支援金がもらえる「さがウエディング祝福事業」とは
【対象者】
2020年、3~6月に県内で招待客を呼んだ結婚式を予定していた夫婦等
この「夫婦等」には、まだ結婚していない方、籍を入れていない方、また同性カップルなども含み、佐賀県で挙式を予定していた方で、中止・延期による費用負担があった方。
今後結婚式を行うかどうかの有無は条件に含まない。
千葉県四街道市でも結婚式を中止、延期したカップルに10万円を支給する事業を行っているのもの、県単位、また年齢制限のないサポートは今回が初めて。
【支援内容】
1組当たり10万円の支援金と5000円分の花のギフトカード
【予測される支援希望組数】
600組
佐賀県では月間約300組のカップルが婚姻、入籍。
そのうち挙式を挙げているカップルは約50%と想定。
これを3~6月の4ヶ月間で計算し、割り出された数字での予測になります。
【申請方法】
現在調整中。7月上旬に発表予定。
【今後の発表について】
事業費に6332万円を計上した本年度一般会計補正予算案を、6月11日開会の県議会定例会に提出予定。
また、コロナウイルス感染拡大の状況を受けて対象期間を延長する場合には、7月上旬の申請方法開示の際に発表。
新型コロナウイルスの影響で結婚式が中止、延期となってしまったカップルが続出中の今。佐賀県は支援金で結婚式の開催をサポートすることのほかに、ブライダル関連事業の需要回復も目的としています。
山口知事は「佐賀県で結婚したいと思ってくれた気持ちに応えたい」と感謝の気持ちを示しつつ、「ずっと2人を応援するという気持ちを込めて、この事業を行う」「止むを得ず結婚式ができなくなったカップルが切ない結末のまま終わらないように」と、支援の意向を発表しました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、被害を受けた産業向けの対策を行う行政が多いなか、ブライダル業界にも様々な措置が取られています。
今回ご紹介した佐賀県のほか、千葉県四街道市など、各地域で挙式ができなかったカップルをサポートする結婚式支援事業が続々と提案されています。
人生の大きな節目でもある結婚式を挙げられず悲しい想いをしないためにも、各地域の情報をしっかりチェックしてみてくださいね!