シンガポール在住のお料理インスタグラマーKanakoさん(@kanako_kgym)に、アジアンレシピを教わる連載。旅行に行けない今、おうちでアジアン料理を気軽に楽しんでみませんか?
今回はタイ料理の中でも人気の高い、ココナッツが香るグリーンカレー。しかもちょっと珍しいドライカレーにしてみました。お好みの野菜や薬味をたっぷり添えられるので、夏バテしちゃいそうなこれからの季節に最適です。
材料
・油……小さじ1
・玉ねぎ(小)……1個(約150g)
・豚ひき肉……300g
・にんにく……1片
・生姜スライス……3枚
⭐︎グリーンカレーペースト……大さじ2(30g)
⭐︎ココナッツミルク……100ml
⭐︎砂糖……小さじ2(甜菜糖や粗糖、きび砂糖がオススメ)
⭐︎ナンプラー……大さじ1~2
⭐︎パクチーの根……2本分
〈レモングラスやコブミカンの葉(乾燥でも◎)があったらもっと本格的に〉
・お好きな野菜と薬味
今回は、水菜/きゅうり(角切り)/パクチー(刻む)/小葱(小口切り)/ピーナッツ(砕く)/ライム(くし切り)
⚫︎ グリーンカレーペーストについて
レモングラスや生姜、コブミカンの葉がたっぷり入った便利なペーストが販売されています。
今回使用したのは、日本でも手に入りやすい「メープロイ」というメーカーのもの。メーカーによってペーストの塩分が異なるので、ナンプラーの量はお好みで調整してください。メープロイのペーストの場合は、ナンプラーは大さじ1と1/3(20mL)くらいがちょうどいいと思います。
作り方
〈下準備〉
・玉ねぎはみじん切りに
・にんにくは皮を剥いて包丁の背でつぶす
・グリーンカレーペーストはココナッツミルクと混ぜて溶かしておく
1. にんにくと生姜と油をフライパンに入れ火にかける
2. 香りがたったらみじん切りにした玉ねぎを炒め、しんなりしたらひき肉も加え炒める
3. 2.に⭐︎を加え、水分がなくなるまで中火で煮詰める
パクチーの根には香りが凝縮されています。捨ててしまわずに、ぜひ一緒に煮込んでください。もしあれば、レモングラスやコブミカンの葉も加えるとさらに本格的に仕上がります。また、辛いのが好きな方は煮込むときに鷹の爪を追加しても◎。
できあがったら、ごはんの上にドライグリーンカレーを盛り、お好きな野菜と薬味をかけて、ライムをギュッとしぼって、混ぜていただきます。
パクチーが苦手な方は、千切りにしたミョウガや生姜を合わせてみてください。和の薬味のミョウガは、実はグリーンカレーともよく合うのです。
実は簡単! ジャスミンライスをお鍋で炊いてみよう
グリーンカレーに合わせるごはんは、日本米ではなくジャスミンライス(タイ米の中でも香り高く高品質のもの)を使うのが本来の食べ方です。ジャスミンライスはお鍋でも簡単に炊けるので、ぜひトライしてみて。炊飯器の場合は、下記分量で早炊きモードで炊いてください。
作り方
ジャスミンライスは軽くすすいで水気を切っておく(香りを損なってしまうので研ぎ過ぎるのはNG。浸水の必要もありません)
1. 水を切ったジャスミンライスと同量の水(米1合につき180mL)を鍋に入れ、蓋をせず火にかける
2. ぐつぐつと沸騰したら、鍋底からしっかりと混ぜる
3. 弱火にし、蓋をして10分加熱
4. 火を止めて10分蒸らす
固めが好みの場合は、米1合につき10mLほど水を減らしてみてください。
ドライグリーンカレーでホームパーティが楽しい!
ドライグリーンカレーは、夏のホームパーティにもオススメの料理。アジアン料理が食べられるなんて、ゲストにも嬉しいサプライズになりそうです。野菜と薬味をたっぷりと別盛りにしておいて、各自のお好みでいただくスタイルでぜひどうぞ。色々な風味と食感で口福間違いなし♡
ホームパーティのおともに、チャーンビールやシンハービールなど、タイビールをぜひ用意してみて。軽い飲み口の南国ビールで夏気分が高まります。
【Profile】
Kanako Kageyama
シンガポール在住のお料理インスタグラマー。シンガポーリアンの夫と5歳の息子との3人暮らし。シンガポールをはじめとしたアジアン料理を家庭料理として日々楽しんで作っている。自家製酵母を使ったパンや焼き菓子も得意。幼児食インストラクター、食育アドバイザー。Instagram:@kanako_kgym