外見の美しさはもちろん、内から湧き出る麗しさも、磨きましょう。自分の信じた道をポジティブに楽しんでいる女性こそが美しい人、とsweetは考えます。そこで、今話を聞いてみたい4人の女性に会いに行きました。

魅力的な彼女達が語ってくれた言葉には、美しさのヒントがたくさん!


AKEMI ISHII

エシカルプロダクトデザイナー/石井瑛真

PROFILE

エシカルファッションを提案するCASA FLINEのディレクター・デザイナーを経て、現在は新規事業立ち上げの準備中。 Instagram: @akemi_ishii_

自分軸に自信を持って取捨選択できる女性に

「人と環境に優しい」をテーマにCASA FLINEがローンチしてからはや4年。ブランドの立ち上げを担ったデザイナーの石井さんが新たなフィールドで新しいことに挑戦中と聞いて、会
いに行きました。夢に向かって歩みを止めない石井さんの姿はまぶしく、挑戦し続ける女性は美しい、とその姿が教えてくれました。

―CASA FLINEを立ち上げたきっかけは?

「もともとは大きなアパレル会社に勤めていたのですが、25歳のときに自分の力でチャレンジしてみよう! と思い立って、会社を辞めました。本当に自分がやりたいことをじっくり考えたら、『人に優しい服』を作ることでした。人に優しいとはすなわち、地球環境にも優しい服だということ。それに気がついてからは、エシカルをキーワードに、ブランドの立ち上げのために大勢の力を借りて奔走しました。CASA FLINEは無事に立ち上がり、今では多くの人に愛されるブランドへと成長し、嬉しい限りです」

―これから挑戦していこうと思っていることを教えてください。

「サステナビリティがトレンドキーワードとなり色々なところで目にするのはとってもうれしいけれど、まだまだ本質的に取り組めていない世の中であることも事実。だからこそ『モノ作りと社会貢献活動』を両立させたエシカルな会社を立ち上げます。美しさを内側から引き出してあげられるようなプロダクトや二十四節気を意識した丁寧なモノ作りと社会貢献活動を両立させ会社ごとエシカルにしたい。いち生産者としてはこのキーワードと向き合い続け責任あるものづくりをしていきたく、パーソナルオーダー(個人受注)をこの夏から始めます。ひとりのお客さまとじっくり向き合いデザインとプロダクトを決め無駄のないモノ作りをし、望めば製作過程を見せ工場見学も。丁寧につくったぶん、特別で人生に永く寄り添えるプロダクトになると思っています」

―社会貢献活動とは具体的には?

「活動の一部ですが、未来を担う子供達に社会的自立力や選ぶ力をつけられるような教育をしたいと思っています。例えば何気なく買っているTシャツがどんな背景で作られているのか今まで私が出会ってきた生産者さん達にも協力してもらいながら真剣にもの作りに取り組んでいる姿を見せることでモノの大切さを実感してもらったり。色々な職業を見せ『未来にはこんな選択肢があるんだ』と知ってもらう。子供のときってどうしても目の前の狭い世界しか見えなくて好きなことや可能性に気がつきづらいから、世界はこんなに広いんだよ!色んな人生があるんだよ! って、あの頃の自分が知りたかった教科書に載っていないことを教えてあげたい。わたし的には『教育』というより『シェア』というほうがしっくりきているかもしれません」

これからデザインしたいのは服だけではないのです

―石井さんにとってデザインとは?

「これまで10年間アパレルブランドのデザイナーとして活動してきました。これからもずっとデザイナーで居続けたいと思っていますが、この先は、服だけでなく人々の人生や環境をもデザインできるような女性になっていきたい。目の前にいる人にどんなモノが似合うかは統計学では答えは出せなくて、その人の内面ときちんと向き合ってこそ見えてくるものだと思うのです」

―石井さんの思う美しい人って?

「自分としっかり向き合って理解している人こそ、美しいと思います。人の物差しではなく、自分の軸で『本当に必要なモノ、不必要なモノ』がしっかり見極められている女性。これから私自身も、そんな気づきのきっかけ作りができるデザイナーになれればと思っています」


BEAUTY TIPS!

最近愛用している、INDIGO ELIXIRSのオイルやバーム。ハワイの素材をふんだんに使ったオーガニックなビューティアイテムで、匂いも心地いい。

デザイン作業をする前、集中したいときにクリスタルボウルを使います。

ニュージーランド産の100%オーガニックのクレイパウダー。

 


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