シンガポール在住のお料理インスタグラマーKanakoさん(@kanako_kgym)に、アジアンレシピを教わる連載。旅行に行けない今、おうちでアジアン料理を気軽に楽しんでみませんか?

今回は香港へ。白身魚がふんわりと美味しい蒸し魚料理「清蒸魚(チンジョンユイ)」をレンジで簡単に仕上げます。ほの甘いタレと生姜やネギの香りがたまりません!


材料

・生鱈や鮭の切り身……4切れ(400~500g)(写真はシンガポールで購入した魚の切り身。日本の2切れがくっついた状態で売られています)
・紹興酒(or 料理酒)……大さじ2
・塩……少々
・生姜スライス……5~6枚
・万能ネギ……2~3本
・香味油(or 市販のネギ油 )……大さじ1

※万能なオリジナル香味油の作り方は「アジアンレシピ(4)」でご紹介しています

・パクチー……お好みで

 

【合わせ調味料】
・紹興酒(or 料理酒)……大さじ1.5
・醤油……大さじ2
・水……大さじ2
・砂糖……小さじ4
・白胡椒……少々

作り方

〈下準備〉
・切り身はさっと洗い水分を拭き取ったら軽く塩をふる
・ネギの白い部分は4cm程度の長さに切る
・ネギの青い部分は斜め薄切りに

1. 耐熱皿に生姜の半量を並べ、その上に切り身を並べたら、ネギ(白い部分)を散らす

2. 紹興酒を回しかけふわっとラップをする

3. 500Wの電子レンジで6分ほど加熱する
(レンジのワット数によって加熱時間を調節してください)

4. 鍋に合わせ調味料の材料を全て入れて火にかけ、アルコールを飛ばして砂糖を溶かす

5. 魚が蒸しあがったらお皿に残った水分を全て捨て、ネギと生姜を外す(必要であれば盛り付け皿に移しかえる)

6. 加熱した合わせ調味料【4】をかけ、ネギ(青い部分)をのせる

7. 鍋に香味油(or ネギ油)を入れて火にかけ、煙が出るまで熱する

8. 熱した油を【6】のネギの上からかける

9. お好みでパクチーを添える

【7】&【8】の工程を省く場合は、【4】で加熱した合わせ調味料に香味油(or ネギ油)を直接加えてください

香港では、石斑魚(シーパンユー/和名:ハタ、 英名:グルーパー)を使うレストランが多いです。店内にある水槽(いけす)から選んだばかりの鮮度抜群の魚があっという間に蒸されてテーブルに運ばれてきます。
美味しく作るポイントは、蒸したときにでる水分を全て捨てること。臭みのないすっきりあっさりとした仕上がりとなります。あっさり系なのに奥深いのは、香味油やネギ油などのオイルの仕業! 煮汁を白いご飯にかけて食べても美味しいですよ。

今回のレシピは、イサキや鯛、イトヨリダイなどの白身魚を丸ごと1尾使って作ることもできます。

 


【Profile】

Kanako Kageyama

シンガポール在住のお料理インスタグラマー。シンガポーリアンの夫と5歳の息子との3人暮らし。シンガポールをはじめとしたアジアン料理を家庭料理として日々楽しんで作っている。自家製酵母を使ったパンや焼き菓子も得意。幼児食インストラクター、食育アドバイザー。Instagram:@kanako_kgym

edit & text_ASUKA CHIDA
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