手間はかかるけど、欠かすわけにはいかないムダ毛処理。いつの時期も気になるけれど、肌の露出が多くなる夏は特にムダ毛ケアに力を入れている方も多いのではないでしょうか。
自己処理は手間がかかる上、カミソリを使ったムダ毛処理は肌がダメージを受けてしまうことも……。「脱毛」は、そんな煩わしさから解放されるために人気のケア方法です。
とはいえ、脱毛は種類豊富! どんな違いがあるのか、自分に合っているのはどの方法なのか、迷ってしまうこともありますよね。
そこでこの記事では、脱毛の種類別にメリット・デメリットをご紹介! これから脱毛したいけど、どの方法にしようか迷っているという方は、ぜひ記事を参考にしてみてくださいね。
INDEX
夏の脱毛は日焼け対策&ケアをしっかり!
ムダ毛が気になる夏は、脱毛を始める人も多い季節。しかし、陽射しの強い夏は肌トラブルが起こりがちです。
日焼けした直後の肌は、やけどしたときと同じ状態。水分が蒸発して乾燥してしまっているため、脱毛施術による痛みを感じやすくなります。また、赤みや腫れなど、脱毛施術後の肌トラブルも起こりやすいため、注意が必要です。
夏に脱毛を行う場合は日焼け止めクリームや日傘など、日焼け対策をしっかり行いましょう。また、肌が乾燥すると紫外線ダメージを受けやすくなるため、夏こそ丁寧に肌を保湿して、乾燥を防ぐことが大切です。
医療機関や脱毛サロンなどで脱毛してもらうのであれば、アフターケアのアドバイスをしてもらうといいでしょう。
脱毛の種類別! メリット・デメリットを紹介
脱毛方法は、主に次の5種類に分けられます。
- ホームケアや自己処理(毛抜き、脱毛器)
- ワックス脱毛(ブラジリアンワックス)
- 医療脱毛(レーザー式)
- サロン脱毛・光脱毛(フラッシュ式)
- ニードル脱毛
それぞれの方法によってメリット・デメリットが異なるため、ぜひいくつかの脱毛方法を比較して、自分にぴったりの方法を選んでみてくださいね。
1:ホームケアや自己処理(毛抜き、脱毛器)のメリット・デメリット
きっと誰でも一度は行ったことがある、自己処理による脱毛。毛抜きによる自己処理のほか、最近では家庭用脱毛器も数多く存在しています。
●毛抜きによる自己処理
毛抜きを使って毛を抜く方法は、自己処理の中でも定番の方法です。カミソリの場合、毛を剃るだけのため数日で生えてきてしまいますが、毛抜きで抜けばしばらくは生えてこないので、毛抜きで処理をしている方も多いのではないでしょうか。
毛抜きによる自己処理は、ピンセットなどがあればいつでもどこでもできる手軽な方法ですが、毛が皮膚に埋まって黒いぶつぶつに見える「埋没毛」や、毛穴の中の毛包がブドウ球菌に感染して引き起こされる「毛嚢炎(毛包炎)」のリスクなど、デメリットもあります。
【メリット】
- ピンセットや毛抜きがあれば自己処理でき、費用がかからない
- 予約などがいらず、自分のタイミングで処理できる
【デメリット】
- 埋没毛や毛嚢炎(毛包炎)のリスクがある
- 色素沈着、乾燥など肌トラブルの原因になることがある
- 一定期間が経過するとまた毛が生えてくる
- 脱毛したい場所によっては、自己処理が難しい
●家庭用脱毛器
最近では、家庭用脱毛器もさまざまなメーカーから発売されています。レーザーやフラッシュによって毛にダメージを与えて生えてくる速度を遅らせるタイプ、ローラーで毛を挟んで抜くタイプなど、家庭用脱毛器も種類はさまざまです。
家庭用脱毛器は2〜3万円ほどで購入できるため、医療期間や脱毛サロンに通い続けるのに比べて費用を抑えられることがメリット。
一方で、効果が現れるのに時間がかかることはデメリットです。家庭用ということもあり機器の出力は低めなので、途中で諦めてしまうケースも。また、家庭用脱毛器の場合、医療脱毛のように半永久的な脱毛効果は得られません。
【メリット】
- クリニック・病院やサロンに通わず自宅でケアできる
- 他人にからだを見られずに脱毛できる
- 費用を抑えて脱毛を続けられる
【デメリット】
- 永久脱毛はできない
- 手の届かないところはケアできない
- 効果が出るまでに時間や手間がかかる
2:ワックス脱毛(ブラジリアンワックス)
ワックス脱毛は、手軽な脱毛方法として人気があります。専用のワックスを温め、脱毛したい部位に塗り、冷えて固まってから一気に剥がすことで、ムダ毛を処理する方法です。
肌に優しい水性ソフトワックス、粘着性の高い油性ソフトワックス、VIOに使われることが多い油性ハードワックスなど、ワックス脱毛にも種類があり、脱毛部位や肌への普段を考えて使い分けます。
毛を一気に引き抜くのですぐに肌がつるつるになり、カミソリに比べると効果が長持ちすることがメリットです。しかし、固まったワックスを一気に剥がすので痛みが強いことや、肌に負担がかかるというデメリットもあります。
ワックス脱毛は自宅でも可能で、セルフキットは2,000〜4,000円ほど。サロンで行う場合は部位によっても費用が変わります。
【メリット】
- すぐに肌がツルツルになる
- VIOに使用するブラジリアンワックスは粘膜ギリギリまで処理可能
- カミソリによる自己処理に比べると効果が長持ちする
【デメリット】
- 痛みが強い
- 肌にダメージを与えてしまう
- 処理前にムダ毛を1cmほど伸ばしておく必要がある
- 一時的な方法のため、一定期間経てばまた毛が生えてくる
3:医療脱毛(レーザー式)
医療脱毛は、半永久的な脱毛効果が欲しい人に人気の方法です。医療機関でしか取り扱えない、照射パワーの強い脱毛機器を使い、毛母細胞・バルジ発毛因子・毛乳頭を破壊することで、毛を生えなくします。
「アレキサンドライトレーザー 」「ヤグレーザー」「ダイオードレーザー(蓄熱式)」「ダイオードレーザー(熱破壊式)」など、クリニックによっても導入している機器が異なります。
医療脱毛はクリニックや病院などでの施術になるため、高い脱毛効果が期待でき、施術後にもしも肌トラブルが起きてしまった場合でも適切なアフターケアを受けることができます。医療機関での施術となるため麻酔が使えること、脱毛完了までの回数が少ないなどもメリットです。
ただし、使用するレーザーの種類や照射パワーの強さによっては痛みが強いことがあります。痛みの感じ方には個人差がありますが「輪ゴムで弾かれるような痛み」といわれることが多いようです。また、脱毛完了までにかかる費用も高額になります。
なお、医療脱毛で使われる麻酔は料金に含まれる場合と、含まれない場合があります。麻酔にも「麻酔クリーム」「笑気麻酔のガス」など種類がいくつかあるため、事前に確認しておくのがオススメです。
【メリット】
- 半永久的な脱毛効果がある
- 脱毛完了までの回数が他の方法と比べて少ない
- 肌トラブルが起きた場合も適切なアフターケアが受けられる
- 痛みが強い場合、麻酔をしたり、照射パワーを調整できる
【デメリット】
- 他の方法に比べて費用が高い
- 使用するレーザーの種類や照射パワーの強さによっては痛みが強い場合がある
- 毛周期に合わせて施術を行う必要があるため、ある程度時間がかかる
- 医療機関でしか施術できない
4:光脱毛(フラッシュ式)
脱毛サロンで行われているのが、光脱毛(フラッシュ式)です。フラッシュ脱毛とも呼ばれ、毛根に熱を当てることで脱毛を行います。家庭用脱毛器にも、フラッシュ式の物があります。
痛みを抑えて治療でき、美容効果のあるジェルを使っているサロンも多くあります。
光脱毛は「IPL脱毛」「S.S.C脱毛」「SHR脱毛」「ハイパースキン脱毛」などの種類があり、それぞれ効果や脱毛ペース、特徴が異なるため、自分の希望や脱毛部位に合った物を選ぶ必要があります。
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また、最近では「LED脱毛」という新しい方法も登場しています。LED脱毛は、太くて濃い剛毛が得意なことが特徴。VIO脱毛にもおすすめです。
光脱毛は抑毛や減毛によって「自己処理が楽になる」「ほとんど毛が生えてこなくなる」効果はあるものの、医療機関のレーザー脱毛のような半永久的な脱毛効果はないため、注意しましょう。
また、医療脱毛に比べると効果が現れるまでに時間がかかり、産毛までほとんど生えてこなくなるまでには12〜18回ほどかかるといわれています。
「効果を感じられるまでに時間がかかってもいいから、痛みを抑えて脱毛したい」という人にオススメの方法です。
【メリット】
- 痛みが少ない
- 肌が弱い人でも照射可能
- エステサロンなどで受けられるため、店舗の選択肢が豊富
【デメリット】
- 1回当たりの効果が小さく、何度も通う必要がある
- 毛周期に合わせて施術を行う必要があるため、ある程度時間がかかる
- 医療機関のように半永久的な脱毛効果を得ることは難しい
5:ニードル脱毛
ニードル脱毛とは、毛穴に針(ニードル)を刺して電気を流すことで毛根の細胞を破壊し、1本1本脱毛していく方法です。1本ずつ処理していくため、漏れることがなく、毛根の細胞を破壊した部分からは毛が生えてこなくなります。
ニードル脱毛には「電気分解法」「フラッシュ法」「ブレンド法」「絶縁針脱毛」の4種類があります。
医療機関でもサロンでも施術でき、医療機関のニードル脱毛は「医療針脱毛」、サロンでのニードル脱毛は「美容針脱毛」と呼ばれています。
ニードル脱毛は「唯一の永久脱毛」とも呼ばれ、完全に毛をなくすことができることが最も大きなメリット。(医療脱毛の「永久脱毛」は永久に毛が1本も生えてこないというわけではなく、脱毛後に一定量の毛が減っていることを指す)
他の方法に比べて痛みが強くコストもかかり、広範囲の脱毛には向いていません。VIOや髭など、形をデザインするのに向いた方法です。
【メリット】
- 永久脱毛できる
- 毛質や肌質、肌の色、部位を選ばずに脱毛可能
- ホクロや日焼けした肌でも施術できる
【デメリット】
- 痛みが強い
- 広範囲を脱毛したい場合には向いていない
- 他の方法に比べてコストがかかる
- 施術時間が長くなる傾向にある
自分に合った脱毛でムダ毛とお別れ♪
脱毛方法は種類豊富! それぞれの特徴やメリット・デメリットは異なるので、ぜひ自分に合った方法で脱毛して、つるつるのお肌を手に入れてみてください♡
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