年齢や性別、国籍、学歴関係なく全ての人に起業のチャンスがある現代。国内外で大勢の女性が実業家や起業家として活躍し、成功を収めています。

この記事では、世界で活躍する20代や30代の若手実業家をご紹介!

パワフルに活躍する女性たちの姿は、これから新しいことを始めようと考えている人にも、今頑張っている人にも、きっと勇気を与えてくれるはず。ぜひ記事をチェックしてみてください!

世界で活躍する20代&30代の女性実業家7人

それではここからは、世界で活躍する20代&30代の女性実業家をご紹介します! ビジネスのアイデアや起業を考えている人は、ヒントが見つかるかもしれませんよ♡

カイリー・ジェンナー

今最も注目されている若手女性実業家といっても過言ではないのが、ファッションモデルとしても有名なカイリー・ジェンナーです。

お騒がせセレブ一家として知られるカーダシアン家の一番下の娘で、カーダシアン一家に密着したリアリティ番組『キーピング・アップ・ウィズ・ザ・カーダシアンズ』への出演でも知られています。

カイリーは、2015年に自ら立ち上げたコスメブランド「Kylie Cosmetics(カイリー・コスメティクス)」が大成功!

2018年にアメリカの経済誌『フォーブス』が発表した「世界で最も稼ぐ30歳未満のセレブリティ」ランキングで1位、「米国で最も稼いだ女性起業家」の60人のリストに史上最年少で27位にランクイン。

2019年、カイリーが21歳の年には資産が10億ドル(1,100億円)を突破し、23歳で億万長者になったマーク・ザッカーバーグを抜き、史上最も若い億万長者になりました。

カイリー本人は「家族のサポートがあった」と話しているけれど、ここまでの結果を残したビジネスの腕前は紛れもなく本物です。

2018年にラッパーのトラヴィス・スコットとの間に第一子となる女の子を出産。2022年2月には第二子となる男の子が生まれて、仕事に育児と、忙しい日々を過ごしているようです。

カイリーはロサンゼルスの高級住宅街に約40億円もの豪邸を購入したことが報じられていて、カイリーのツイッター(@KylieJenner)やインスタグラム(@kyliejenner)では子どもたちとの幸せいっぱいのゴージャスな暮らしぶりが投稿されています。

ケイティ・ペリー

この投稿をInstagramで見る

KATY PERRY(@katyperry)がシェアした投稿

歌手やシンガソングライターとして有名なケイティ・ペリーも、世界で成功を収める女性実業家の人です。

15歳の時にQUEENの名曲「キラー・クイーン」を聴いて音楽の道に進むことを決めたケイティは、2001年に本名であるケイティ・ハドソン名義でデビュースタジオ・アルバムを発売するも、商業的な成功にはつながらず……

その後、芸名をケイティ・ペリーに改めて2007年4月にキャピトル・レコードと契約を結び、2008年に出したシングル「キス・ア・ガール」が大ヒット!

2014年6月からの1年間で27か国124回のコンサートを行い、1億3,500万ドル(約138億円)を売り上げています。2014年には自身のレコード会社「Metamorphosis Music」も立ち上げ、プロデューサーとしても活躍。

コスメブランドやアクセサリーブランドとの契約、香水の発表など様々なビジネスに挑戦しているケイティの活動の幅は広く、映画「ズーランダー NO.2」にも出演しています。

2020年8月26日にはオーランド・ブルームとの間に女の子、デイジー・ダヴ・ブルーム (Daisy Dove Bloom)を出産しました。

ケリー・ピーラー

ケリー・ピーラーは、今までになかった学生のためのマネー相談サービス「NextGenVest」の創設者です。

1990年代半ば~2000年代に生まれた世代はZ世代と呼ばれ、これからの未来を担う重要な世代。世界的に活躍するZ世代も多い中、アメリカの大学生が抱える学生ローンが大きな問題になっています。

アメリカの学生ローンの負債総額は1兆4千億ドル(約160兆円)。アメリカの大学生が抱えている平均ローン額は3万7000ドル(約400万円)にものぼるといわれていて、約30%もの学生は、ローンを理由に退学してしまっているそう。

いくら大きな夢があったとしても、400万円もの借金を抱えているのでは、生活を送るだけでも大変です。

一方で、学生が申請していない奨学金が毎年27億ドル(約3060億円)もあることがわかっています。そこでNextGenVestでは、高校生と大学生に無料でファイナンシャル・アドバイスを提供。24時間いつでも複雑な奨学金などの制度についての相談に乗ることで、勉強熱心な学生をサポートしています。

創設以来、4万4000人を超える学生をサポートしていて、奨学金にするとその額は3900万ドル(約44億円)以上。ケリーは「勉強に情熱を傾ける学生の人生の役に立つこと」が自分の原動力であると語っています。

ホイットニー・ウルフ・ハード

この投稿をInstagramで見る

Whitney Wolfe Herd(@whitney)がシェアした投稿

ホイットニー・ウルフ・ハードは、2014年、女性からアプローチする出会い系アプリ「Bumble(バンブル)」を設立した女性起業家です。

画期的なのがマッチング方法で、女性が出会いの主導権を握る仕組みであることが大きな特徴。プロフィールの中から気になった男性を見つけたらスワイプし、相手もスワイプすれば女性から24時間以内にメッセージを送り、マッチングするという仕組みです。

他のアプリで見られた男性の下品な投稿を減らしたことでユーザーの支持を得て、Bumbleはリリースからたった1ヶ月後にはダウンロード数10万を超える大ヒットアプリに!

ホイットニーはBumbleの株の20%を保有していて、アメリカの経済誌『フォーブス』の2017年版「30アンダー30」にも選ばれています。2021年には株価の上昇によって持ち分が15億ドル(約1570億円)に急増。たった一代で億万長者になりました。

そんなホイットニーですが、Bumbleを立ち上げる前は日本でも有名な出会い系アプリ「Tinder」で要職に就いていました。しかし2014年、当時の元恋人だったCEOからセクハラや誹謗中傷、脅迫を受けたとして同社を退社し、提訴。

トラウマに苦しむ中で生まれたアイデアを活かし、Bumbleの成功につなげました。

カーリー・クロス

この投稿をInstagramで見る

Karlie Kloss(@karliekloss)がシェアした投稿

「ヴィクトリアズ・シークレット」のエンジェルとしても知られるモデルのカーリー・クロスは2016年、『フォーブス』の「世界で最も稼ぐモデル」ランキングで3位になり、1000万ドル(約11億円)もの年収があったといわれています。

世界的に活躍するトップモデルであるカーリーですが、テクノロジーに関心が深く、非営利団体の「Kode with Klossy」を運営。百万ドル単位の自己資金を注ぎ、これまでに500名もの若い女性たちにプログラミングについての指導を行っています。

23歳の頃はカーリー自身も世界を飛び回る生活を続けながらプログラミングを学び続けていたんだとか。

女性プログラマー育成基金の「コード・ウィズ・クロッシー基金」(Kode With Klossy Career Scholarship)を立ち上げた際のフォーブスのインタビューでは、カーリーは以下のように語っています。

「現在のテック業界は、女性たちへのサポート体制が貧弱です。同時に業界の人材不足は深刻で、ここには素晴らしく大きなチャンスがあると思うのです」

出典元:Forbes JAPAN

ローレン・ショルティ

ローレン・ショルティは、画期的な生理用品を製造・販売する「The Flex Company(ザ・フレックス・カンパニー)」の創設者です。

立ち上げからたった1年ほどで総額112万ドル(約1億1,600万円)もの資金を調達したローレンですが、自分が医療用品のメーカーを立ち上げることになるとは思っていなかったそう。

起業する前は元々シリコンバレーでマーケティングの仕事をしていたローレン。長年タンポンによる不快な症状に悩んでいました。感染症を起こしたこともあり、「なぜ誰も女性のためによりよい生理用品を作らないのか不思議で仕方ない」と生理用品の開発を思い立ちます。

2014年の夏から自宅のトイレであらゆるタンポンや月経カップについて研究。メーカーやデザイナーへの問い合わせも行いました。そして、2015年夏にEコマースの専門家のエリカ・ジェンセンと共に創業したのがThe Flex Companyです。

彼女たちが開発した新たな生理用品「Flex(フレックス)」は月経ディスクと呼ばれ、見た目はコンドームのような形をしています。

医療現場で使われる低アレルギー性の超うす型ゴムを使用していて、子宮頸部に挿入すると柔らかい円盤のような形をしたFlexがフィット。黒い縁の部分は体温で柔らかくなる仕組みのため、ひとりひとり異なる膣の形に変型することが特徴で、経血をしっかりキャッチしつつも、つけている違和感がないという優れモノ。

タンポン約8~10本分の経血量をキープし、漏れもなく、12時間使ったらゴミ箱に捨てるだけ。Flexを着用したままプールや海で泳ぐことも、セックスも可能。「不快」が当たり前だった生理のネガティブなイメージを塗り替える画期的なアイデアの商品です。

カトリーナ・レイク

カトリーナ・レイクは、サブスクリプションサービス「StitchFix(スティッチフィックス)」の創設者兼、最高経営責任者(CEO)です。

StitchFixは月会費20ドルで、AIとスタイリストが5種類の洋服やアクセサリーを選び、自宅に送ってくれるというサービス。気に入ったモノだけ受け取り、気に入らないアイテムは返却することができます。

フォーブスの試算によれば2015年の売上は2億5,000万ドル(約256億円)で、新型コロナウイルスのパンデミック中にオンラインショップの利用者が増えたことでStitchFixの株価は急上昇。2020年にフォーブスが発表した「一代で富を築いた米国の女性富豪ランキング」では64位にランクインしました。

StitchFix創業した2011年にはまだハーバード・ビジネス・スクールに在籍中だったそうで、その行動力には圧倒されるばかりです。

アイデアが思わぬビジネスチャンスを生む!

世界で活躍する女性実業家はたくさん! 全く違う業界から新しいことにチャレンジして成功を収めた人もいます。「やりたいことがあるけどなかなか一歩を踏み出せない……」という人も、ぜひこの機会に新しいことに積極的に挑戦してみてはいかがでしょうか♡

web edit_SWEET WEB
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください