“世界一住みやすい街”を体験してみたくて、アパートを借りて3週間ほど過ごした初めてのオーストラリア・メルボルン。5分も歩けば大きな公園があって、ビーチもすぐそこ。

電車、トラム、バスなど交通アクセスも抜群! 国際色が豊かでフレンドリー、食べ物も美味しい♡
そんなメルボルンにチョイ住みしてみると、サステナ都市であることに気づきました。
日本も見習うべき、素敵な習慣がたくさんあったのでご紹介します♡

【Beauty Journal vol.13】


街中の至るところで分別用のゴミ箱を発見!

メルボルンにチョイ住みしてみると、日本との違いに気づかされることがあります。それは、町のいたるところにゴミ箱があること。

感覚的には日本よりもはるかに多くて、10分も歩けばすぐに見つかります。しかも、必ず廃棄物とリサイクルの2つセットになっているんです。

▲メルボルン大学構内にあったゴミ箱。分別についての内容が細かく書いてあります。
▲メルボルンのサザンクロス駅で見つけたゴミ箱。構内には海鳥やら鳩がたくさんいて、このゴミ箱の上によくとまっていました。

私が借りていたアパートはこの2つに加えて、ピザボックスなどの紙を捨てる場所、瓶を捨てる場所……とさらに細分化されていました。

ゴミ箱のデザインが何だか可愛い♡ということもあり、写真を撮っているうちにメルボルンのリサイクル事情が気になってしまい、市のホームページにアクセスしてみると、2030年までに廃棄物の削減、資源回収の増加、廃棄物による温室効果ガス削減のための目標を市で設定しているそう。

なんと、市が全力を挙げて取り組んでいる事業だったのです!

この他にも、家庭用の生ゴミを堆肥にするコンポストの提供なども行っているそう(さすがにチョイ住みのため、コンポストは使用しませんでしたが……)。


お気に入りの服もカフェカップだってリサイクル♡

郊外の街を歩いているとユニークなリサイクルボックスを見つけました。“Give Your Clothes A Second Life”と大きく書いてある服専用のボックスです。

▲住宅街の中で見つけた服専用のリサイクルボックス。フタも頑丈に閉められるようになっていました。

これはゴミとして処理されるのではなく、衣料品を必要としている人や地域で再利用されるそうです。
駅や図書館にあるリサイクルボックスと比べると倍以上ありそうな大きさでした。

日本でも自治体によっては古着の回収を行っていますが、いつでも使えるボックスがあるというお手軽さ、さらに古着がどのようにリサイクルされるかが分かりやすく表示されているところに好感が持てました。

そして、カフェ文化が盛んなメルボルンらしい、コーヒーカップ専用のリサイクルコーナーも発見!

▲紙コップを片手に歩きながらコーヒーを楽しんでいる人がとっても多いので、確かにコーヒーカップ専用のリサイクルボックスも必要ですね。

メルボルンで一番大きな市場「クイーン・ヴィクトリアマーケット」にあり、ローカルの人達がカップとホルダーを慣れた手つきで分別している姿をよく見かけました。

それと、今回のチョイ住みで購入はできなかったんですが、メルボルンのフィッツロイというクリエイターが集まるエリアから生まれた「KeepCup」は、使い捨てカップを使わないリユーサブルカップとして人気があります。

▲メルボルン発祥の『KeepCup』は、現在世界65カ国以上で販売。何度でも使えるコーヒーカップは、プラ削減に貢献。また、売上の1%が環境保全団体に寄付されます。Brew Cork 227mL ¥3,350(it.piece/購入は「reuse55.jp」で。※クーポンコード「sweetwebvip」で5%オフ、9月10日まで)

現地ではバンドやフタなど好みに合わせてカスタマイズできるそう。
日本でも購入できるので、興味のある人はチェックしてみてくださいね!


映画館でもショップでも。リサイクルは生活の一部

滞在中に映画館に行き、ポップコーンとドリンクを買ったら紙ストローはもちろん、カップ、フタにいたるまで100%リサイクル紙でした。
日本も紙ストローは広まっていますが、紙のフタは見たことがないかも⁈

▲ちなみに2時間経っても紙のフタはふにゃふにゃになりませんでした(笑)。

それから、セント・キルダのビーチを歩いていたら、水道サーバーも見つけました。これはペットボトルではなく、MYボトルを持ち歩いている人のためのもの。

▲日本でいう水飲み場。水筒用として蛇口がちょうどいい高さにありました。

タンクの後ろには「REDEUCE・REUSE・RECYCLE」の文字が大きく書いてありました。
ちなみにメルボルンの水はとてもおいしいですよ!

それからもうひとつ、リサイクルといえば、スーパーで購入したゴミ袋も植物由来でできていました。

▲スーパーで購入したゴミ袋。ものすごく薄い素材なので、あまり多く入れないほうがいいみたい(笑)。

チョイ住みしていると、メルボルンはリサイクルが生活の一部としてしっかり根付いていると実感。

日本に帰ったら、私も真剣に取り組みたいと思います!

photo & text_MADOKA NATSUME
web edit_ATSUKO KOBAYASHI[SWEET WEB]
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※本記事は2022年8月26日時点の情報です