目の前には山積みの資料、パソコンを開けば取引先からの大量のメール、作業を開始する前にやらなければいけない雑務がたくさん! 「いつもならサクッと片付けてしまうのに、今日はなんだかモチベが上がらない……」という日は、誰でもたまにはあるものです。
この記事では、そんな時に試したい仕事のモチベアップ方法を7つご紹介! 最近仕事が手につかない、気分がどうしても乗らないという人は、ぜひ参考にしてみてください♡
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仕事におけるモチベーションとは?
仕事とプライベートの両方が充実している女性が増えていますよね。
とはいえ、すべてに全力投球していると、知らず知らずのうちに疲れが溜まってくるもの。ふと気づいた時に「なぜこんなことをしているんだろう……」となんだか満たされない気分になることもあるのではないでしょうか。
そもそもモチベーションとは、人が何かをする際の動機づけや目的意識のことです。
仕事におけるモチベーションは人それぞれ違ってきますが「高い報酬がもらえるから」「上司に褒められたいから」などの外発的動機づけと、「あのスキルを身につけたい」「憧れのあの人のようになりたい」などの内発的動機づけがあります。
外発的動機づけは比較的簡単に得られますが、その反面持続させるのは難しいといわれています。反対に、内発的動機づけは仕事そのものへの興味や関心、楽しさからもたらされるため、モチベーションを持続しやすいのが特徴です。
現代は、女性も定年まで働き続けるのが当たり前の時代。より意欲的に仕事へ打ち込み、モチベーションの高い状態をキープし続けられるようにするためには、外発的動機づけをきっかけに使い、内発的動機づけでモチベーションを刺激することが大切なのです!
仕事のモチベが下がるのはなぜ?
仕事ができる人もそうでない人も、どうしてもモチベが下がる時期はあります。
特に秋は気温が下がって日が落ちるのも早くなり、1年の終わりを少しだけ意識しはじめるタイミング。毎日同じことの繰り返しに感じてマンネリを感じ、モチベも下がりやすい人も多いようです。
仕事のモチベが下がっている場合、肉体的、精神的、収入面のどれかに問題があるといわれています。ここでは、この3つの問題にはどのようなものがあるのか「マズローの欲求5段階説」に沿ってご紹介していきましょう。
肉体的な問題
マズローの欲求5段階説とは、人間の欲求は「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現の欲求」の5段階に分かれているという理論です。
これらはピラミッド状になっていて、下の段階の欲求が満たされなければ、次の段階の欲求は現れないといわれています。
マズローの欲求5段階説から考えると、人間は睡眠や食事などの「生理的欲求」を満たし、なおかつ安定した環境で心身ともに健康な状態で暮らす「安全の欲求」を満たしていなければ、集団に所属したり仲間を得たりなどの「社会的欲求」を欲するに至りません。
つまり、第一に健康状態が良好でなければ、仕事へのモチベをもつことが難しいのです。
たとえば、重たいものを持つような仕事や長時間労働、残業は肉体的に大きな負担がかかります。仕事から帰っても、体が疲れ果てていて食事も摂らないまま寝てしまったり、夜遅く帰る日が続いて睡眠不足が続いたりすると、体調不良でモチベアップどころではないでしょう。
精神的な問題
仕事のモチベが下がってしまうよくある原因には、評価されないや仕事内容への不満が挙げられます。
自分が思い描いていたように評価されないと、挫折感に苛まれてモチベは一気に急降下してしまうでしょう。
特に、ある程度の年数勤めている人や仕事に対する承認欲求が高い人は、マズローの欲求5段階説でいうところの「承認(尊重)の意欲」が満たされず、挫折感が大きくなりやすいので注意が必要です。
また、会社での人間関係が悪化したり、コミュニケーションが減ったりすることでも、モチベは下がりやすくなります。
常に否定的なことを言う人や性格が合わない人がいるなど、人間関係があまりよくない職場だと、コミュニケーション不足で思ったように作業も進まないなど仕事に支障が出てしまうことも。
しかし、人間関係のよい職場にいると、少しくらい肉体的につらいことがあっても「頑張ろう」という気持ちになるので、人間関係と仕事のモチベは密接に関係しているといえるでしょう。
収入面の問題
収入面の問題は、外発的動機づけではありますが、安定した収入は安心して暮らしていくために必要不可欠なものです。
これは、マズローの欲求5段階説の下から2番目の「安全の欲求」にあたるもので、収入が少なく生活していくための十分な環境が整っていなければ、仕事へのモチベは下がるばかりです。
また、収入の低さは会社からの自分への評価が低いことを意味します。
マズローの欲求5段階説では「社会的欲求」が満たされると、他者から認められたいという「承認の欲求」が出てくるといわれていますが、会社からの評価が高くなく収入が低い場合はこの「承認の欲求」が満たされず、仕事へのモチベも下がってしまうでしょう。
仕事のモチベアップ方法7選
ここからは、仕事のモチベがアップする具体的な方法を7つご紹介!
明るい未来を築くためにも、これからご紹介する方法を参考に、自分に合いそうなモチベアップ方法を見つけてみてくださいね♡
生活習慣を整えてみる
仕事をするにあたって基本となる生活の乱れを感じている場合、まずはそこから正していくのがオススメです。
睡眠や栄養、運動は健康的な生活をする上で重要ですが、それらに意欲的に取り組み、体が健康になることによって仕事への意欲や自己肯定感も高まるといわれています。
ただし、ガムシャラに運動をして、健康的だとされる食べ物だけを食べればよいというわけではなく、質とバランスにこだわって考えることが大切です。
とはいえ、いきなりでは続かない可能性もあるので、以下のようなことから少しずつはじめていきましょう。
- 少し早く起きて軽い運動をする
- 通勤の際に1駅分歩く
- お風呂に好きな香りの入浴剤を入れてゆっくり温まる
- 暴飲暴食を止める
最近は、コロナ禍での不安からなかなか寝付けなかったり熟睡できなかったりなど、睡眠の質が落ちている人も多いですが、生活全体を見直すことで健康面からモチベアップしてみましょう。
友達と仕事の話をしてみる
信頼できる友人や同僚と仕事の話をするのも、モチベアップにオススメの方法です。仕事を頑張っている人の話を聞くと、よいところや気づきがあるかもしれません。
他の人のよいところをどんどん吸収して真似することで「自分もああいう風になれるかも! 」とモチベーションが上がります。
また、自分の仕事と違う職種の友人の話を聞くと「自分だけが大変なわけじゃない」とハッとさせられることもあるでしょう。
自分ができそうなことから取り組んでみる
モチベが上がらないときは、今自分が抱えているタスクの中で一番簡単なものから着実にこなしていくことが大切です。そうして少しずつ作業を進めることによって、タスクをやり遂げた喜びが生まれ、普段通りに仕事がこなせるようになるでしょう。
どうしても気が散って作業がはじめられないようなら、デスク周りの整理整頓からはじめるのも、またひとつの方法です。デスク周りを綺麗にすると、集中して仕事に取り組みやすくなり、必要なものもすぐに取り出せて効率もアップします。
できることから一生懸命行うことで、モチベが上がらない状況を打破する糸口が見つかるかもしれません。
1日のタスクを洗い出しておく
仕事をしていく上で、月単位や期間限定で目標を掲げることがあるかもしれませんが、1日の仕事をはじめる前に今日1日でやるべきタスクを洗い出して「今日は絶対にここまで終わらせる」と目標を決めておくと、仕事のモチベが自然とアップします。
こうした1日1日の積み重ねがやがて大きな成果となり、社内での業績やチームにもよい影響を与えます。さらに、相乗効果で自分自身のモチベもどんどんアップするでしょう。
仕事の中に楽しみを見つける
仕事の中で何か楽しみを見つけることで、モチベーションは大きく向上します。
たとえば、1日1回褒められたい、給料をアップさせたい、お客様に喜ばれたいなど、どんなことでもいいので、自分なりの楽しみを見つけてみましょう。
楽しみは、仕事上のことでなくても構いません。ランチで行きたいお店や飲み屋を探すなど、仕事が終わった後の楽しみでもオッケーです。ただし、仕事外で楽しみを作る際は、オンとオフをしっかりと切り替えるよう心がけてください。
目標を設定して達成したら自分にご褒美をあげる
勤めだしてから長い期間経過すると、仕事での目標もなくなり、毎日同じことの繰り返しのように感じてしまいます。すると、当然モチベも上がらなくなり「なぜこの仕事をしているのかわからない」という状態になってしまうことも。
自分でひと月の目標を決め、それを達成したら欲しかったバッグを買う、行きたかったカフェでスイーツを食べるなどのご褒美を設けると、モチベもアップするでしょう。
目標やご褒美は小さくても構わないので、自分が達成できそうな範囲で選んでください。
仕事に役立つ勉強をしてみる
仕事のモチベは仕事で上げる! そのためには、今の仕事に関するスキルを習得する必要があります。スキルを磨くことで、仕事に対する自信と興味が湧いてくるでしょう。
たとえば、仕事に関する資格の勉強をしたり、意識を変えるために自己啓発本を読んだりなどがオススメです。少しずつ順番にあらゆることを学んでいくと、いつの間にか仕事へのモチベもアップして、スキルも身につきます。
どうしても仕事のモチベが上がらない時の対処法
「モチベアップの方法を試しても、なぜか気分が乗らない」ということもあるかもしれません。そのような場合は、以下の方法も試してみましょう。
- 有給を取得する
- 休職する
- 転職を検討する
仕事のモチベが上がらないことばかり考えていると、ストレスがたまって仕事自体が嫌いになってしまう恐れもあります。
日本人は総じて休むことが苦手ですが、疲れやストレスがたまっていると感じるようであれば、有給を取得したり休職したりして、一旦仕事から離れてみるのもひとつの方法です。
一度まとまった休みをとってリフレッシュすることでモチベが上がり、仕事の効率も上がるでしょう。
また、仕事自体や職場への不満が原因でモチベが上がらない場合は、転職も選択肢に入れてもよいかもしれません。特に人間関係や労働環境の不満は、自分ひとりではどうしても変えられないことが多いので、思い切って転職してみてもよいでしょう。
モチベのアップダウンは自分次第! 上手にコントロールして♡
人間は誰しも、常にモチベを高く保って働き続けるのは困難です。好きなことを仕事にしていたとしても変わらないでしょう。
しかしその一方で、自分の仕事のモチベを上げるのは自分しかいません。少しの工夫を取り入れて、目標に向かって楽しく仕事ができるとよいですね♡
周りにもよい影響を与えられるよう、自分を上手にコントロールしてみましょう。