365日、毎日を彩る誕生花があり、そこには秘められた深い言葉がある。メイクアップアーティストの美舟さんと巡る、季節の花と花言葉、それを表現するメイク。今月は、ロマンテックでセンチメンタルな秋の花。


【10月15日の誕生花、クレオメ……花言葉/秘密のひととき・風に舞う胡蝶】


クレオメの花が夕方から咲き、翌日の昼にはしおれてしまうことから、“秘密のひととき”という花言葉に。花姿が、蝶が舞う様子に似ていることから、和名は西洋風蝶草。もう一つの花言葉“風に舞う胡蝶”はそこから。

「クレオメ」の花言葉をイメージしてメイク!

トップス¥47,300、スカート¥71,500(共にレジーナ ピョウ/エンメ)、ニットバラクラバ¥12,100、エコファーグローブ¥12,100(共にジャッキー/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)

「花言葉から受けた印象は、夢心地のふわふわっとした気分。

そこにまだ無自覚な、恋が目覚めさせるある種の狂気のような要素をミックスしたくて、アイメイクは下まつ毛を描き加え、少しだけダークな一面を表現しました。と言いつつも、今回のキーとなっているのは、目元よりチーク。高揚するようなチークは、両頰に色を入れた後、左右をつなげるように鼻筋にも入れています。

実際、メイクの最初に仕上げたのがチーク。普段の手順にとらわれず、主役となるパーツから始めると、ちょっぴり冒険したメイクもバランスが取りやすくなります」

使用したコスメはこちら!

1.光の角度で表情を変える蛍光発色のイエロー。エレガンス ラズル アイカラー 27 ¥2,310(エレガンス コスメティックス) 

2.ワンストロークで美しく、まつ毛1本1本を繊細に仕上げるツヤブラック。センサイ ラッシュレングスナー 38℃ ¥4,400(カネボウ化粧品) 

3.先細形状のブラシで狙った通りのアイラインが自在に。深みのあるマットブラック。クライマックス リキッドアイライナー 02634 ¥3,850(NARS JAPAN) 

4.花びらのようなソフトな感触で、ふんわり内側から色づくチークが完成。ブラッシュオブローズ ルミナスチークカラー 300 ¥6,930(ドルチェ&ガッバーナ ビューティ) 

5.軽やかでエフォートレスなマット質感。ピンクみを秘めたブラウンが鮮やかに発色。パワーマット リップスティック 101 ¥4,290(NARS JAPAN)

「クレオメ」メイクの作り方

Eye:上まぶたは、1.のアイシャドウを二重幅と目尻のCラインにふわっとなじませる。3.の黒のアイラインをまつ毛の隙間を埋めるように、目頭から入れ、2.のマスカラを上まつ毛に。下まぶたも、まつ毛の隙間を埋めた後、3.でまつ毛を描き足し、2.のマスカラで下まつ毛を仕上げる。

Cheek:4.を頰骨に沿って横長に入れ、左右の頰をつなげるように鼻の頭にも色をオン。

Lip:5.を直塗りで。下の唇の輪郭はややオーバーめに。

【プロフィール】

美舟/みふね
ヘア&メイクアップアーティスト。

旬のムードを取り入れながら、その人本来の可愛さを引き出すテクニックと
バランス感覚は、唯一無二。数多くの女優やモデルから絶大な信頼を獲得。

photo_MIREI KUNO[SIGNO](model),
KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still)
stylnig_YUKA SAKAKIBARA
flower coodinate_SHIROCHIYO model_NATSUKO
text_SACHICO MAENO
cooperation_Aflo
web edit_KAREN MIYAZAKI[SWEET WEB]
※記事の内容はスウィート2022年11月号のものになります。記載されている商品は販売終了している可能性があります。予めご了承ください。
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