【山田裕貴×間宮祥太朗×岡山天音】『BLUE GIANT』の3人が語るアフレコ中はお互いに不安だった⁉
“音が聞こえてくる漫画”とシリーズ累計920万部突破し、話題の人気コミックのアニメ映画化作品『BLUE GIANT』が2月17日に公開。声優を務めた山田裕貴さん、間宮祥太朗さん、岡山天音さんがスウィートウェブに初登場♡ アフレコ中のエピソードやお気に入りシーンまでさまざまなことを語ってくれました。
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―『BLUE GIANT』のオファーを受けたときの印象は?
間宮:アニメーションの声優はハードルが高いなっていうのが一番の印象ですね。
プロの声優の方たちがいるなかで、自分たち俳優がそこに入ることはなかなか難しいことだよなぁと思っていたんですけど、制作陣の方々が俳優に演じてほしいという想いを持たれていると聞いたことと、宮本大役を山田裕貴くんが演じると聞いて、また裕貴くんと一緒に仕事できる、これはいい作品ができるのではないかな、と思いお受けしましたね。
山田:『BLUE GIANT』はいつか映像化するんだろうなとは思っていたけれど、僕も間宮くんと同じでアニメーションは声優さんのものっていうイメージがあって、僕が宮本大を演じるって聞いたときは「ええええ!俺?」って驚きました。
でも最近自分のツイッターを見返した時に、4年前くらいに『BLUE GIANT』の原作を読んでいて『大は自分を見ているようだ』と自分でつぶやいていたのを見つけたんです。あ~引き寄せられたんだなって。「俺はなるっ!」っていう人間に弱いので、僕(笑)。ただこれまでも声優の仕事は何度か経験させていただいて少し慣れてきた感じはあるものの、声優さんに対するリスペクトは常にあります。
僕の大のイメージは、最初に収録した声よりもう少し高くて明るい声の印象だったんですよ。でも大の表情とかを見ていると真剣な眼差しだったり、強さも見えた方がいいのかなって思って演じましたね。
岡山:僕は『BLUE GIANT』の原作の1巻が出たときから追いかけていて、引力があって面白い大好きな作品だったので嬉しかったですね。
全然声優の経験もないですし、玉田俊二っていう役にちゃんとフィットするのかなという気持ちが僕の中にあったんですけど、『BLUE GIANT』への想いもあったので決まった時はシンプルに嬉しかったです。
―それぞれが演じられたキャラクターはどういった役ですか? また、キャラクターに対しての想いはありますか?
間宮:僕が演じた沢辺雪祈は見る人の距離によって感じ方が変わる人物だなと思っていて、遠目から見るとものすごくエリートで、自信に満ち溢れている。自分に対しても厳しいぶん、他者に対しても厳しい視線を向けている人間。
親しくなってくるとヴェールに包まれている内側の部分が見えてくる……そこが僕は雪祈のことが好きなポイントなんですよね。余裕を持っていなきゃいけない、って自分自身にプレッシャーをかけているところとかも人間味溢れる魅力的なキャラクターだなって思います。
僕自身も周りからすごく難しい人と思われがちなので(笑)。
山田:僕が演じた宮本大はとにかく“自分を信じている人”。生きていくうえでそれが1番難しいことだと僕は思っていて、それを大は根っから信じているんです。そこが大の強さです。普通は人が大きい夢だなって思うことを大は夢と思っていなくて、道だと思ってるんですよ。道があるからあとは自分が突き進めばいいだけ、こんな人になりたい、ついていきたいって思わせてくれる人間ですね。
僕自身がネガティブで大丈夫かな?って心配症の人間なのでなりたいなって憧れる存在ですね。
岡山:玉田俊二は3人のなかで一番のお調子者な部分があったりするんですけど、すごく繊細な心も持っている多面的というか二面性のあるキャラクターですね。僕自身この仕事をしていると、同じ人間とは思えない!って感じる人とお仕事をすることばっかりなので。今回の現場も僕的にはそうだったんですけど(笑)。
実際に本読みをしているときとかも僕だけ常人だなって思うことが多いので、そういうところは玉田が大と雪祈に向けている視線と同じだなって共感しますね。等身大のキャラクターだなって思います。
―アフレコ中につい笑ってしまったど印象的なエピソードはありますか?
岡山:なんだろう……。笑える余裕なんてなかったな(笑)。
山田:なかったね(笑)。
間宮:あ!でもドラマとか映画ではできない、ここちょっともう一回録り直したいなってところを結構やらせていただきましたね。
山田:でも結果一回目のほうがいいみたいなことが多かったよね(笑)。監督を信じておけばよかったって(笑)。信じてないわけじゃないんですけど、不安が勝ってしまって……。
間宮:1回笑っちゃったところあったよね。滑舌的な問題で何回も録りなおしたとき(笑)。
岡山:あったね(笑)。
山田:あぁ、「手術中」が言えなかった時だ(笑)。もう全然言えなくて(笑)。
間宮:ずっとやってたし、声もれちゃいけないと思いながら、そう思うと面白くなってきちゃうから大変だった(笑)。
岡山:あと、山田君がからだを動かし過ぎちゃって、衣擦れの音が入るので動かさないでくださいって言われて(笑)。実写としてやってましたよね(笑)。
山田:アドリブのところだね(笑)。
岡山:普通のドラマとかとは違って、動けないっていうのも難しいですよね。あとはお腹の音問題の相談を間宮君にしましたね。すごい厄介なんですよ~。
山田:そこそんなに真面目に相談したの(笑)?
岡山:はい(笑)。お腹……どうしてます?みたいな(笑)。
間宮:難しいよね、空腹でも満腹でもいけないし……。
岡山:ドラマとか映画と違ってカメラの都合とかがないぶん長く録れるから、実写の現場だと気にしたことなかったけど、長時間録るときには、それはそれは深刻な問題でしたね(笑)。
―ここを特に見てほしい!というお気に入りのシーンは?
岡山:お気に入りシーン……。演奏シーン!
山田:俺も今言おうと思った(笑)。
岡山:これは早い者勝ちです(笑)。演奏シーンはやっぱり映像化された『BLUE GIANT』ならではだなって強く思いますね。
原作漫画は音が鳴らない媒体で音楽をテーマにするっていう難しさがあると思うんですけど、それを漫画でこれだけ豊かな音の表現に昇華させたものをどうやって実際に音を流して表現するのかっていう時に映画の方でも演奏シーンがいっぱい出てくるんですよ。
ずっと新しい世界を見させ続けてくれるというか、凝った演奏シーンを作り上げているので期待してほしいです。演奏シーンいっぱい出てくるので。
山田:俺はそうだなあ……。ネタバレになっちゃうからなぁ(笑)。最後の雪祈のシーンが作品の力でもあるし、自然と感情移入できちゃうんですよね。
岡山:確かに……。感情移入しちゃいますね。僕泣きそうになっちゃいましたもん。
山田:俺は多分泣いてたぜ(笑)?
間宮:え~嬉しいな。何でそのときに言ってくれなかったの(笑)。
山田:いや、テストの段階で感じたから気負わせちゃったらって思うと、言えなかったよ(笑)。
岡山:そうそう、出る側なのにこんな感情移入するなんてって言えなかったですね。
間宮:確かに、その場で言ってくれなくてよかったわ(笑)。あとはなんだろうな~。でもやっぱバンドかな。大っていう圧倒的な主人公に雪祈と玉田は吸い寄せられた2人ではあると思うんです。
でもバンドって考えると個々の感じだったり、雪祈のセリフで「ジャズは一生同じメンバーでやっていくものではなくて、いろんなプレーヤーと新しい体験をしながら上がっていくもんだ」っていうのがあるんですけど、僕はそのなかでも3つの個の存在が1つのバンドの個体になるっていう過程がアツくなれる気がしますね。
2人(大と玉田)はもともと出会っていて、そこに雪祈が入って空気感が変わっていく感じとかがすごく好きなので、そこも注目して見ていただけたらなと思います。
終始仲のよい雰囲気でお話しをしてくださった3人が出演している映画『BLUE GIANT』は2月17日に公開。ぜひチェックしてみてくださいね!
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https://ssl.tkj.jp/e/sweetbluegiant/
締め切り:2023年3月9日