「貯金をしたいけど、なかなか続かない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

実は、貯金を増やすにはコツがあります。コツさえわかれば、貯金を増やすのは思っているより簡単だと感じることでしょう♪

今回は、楽しく簡単に貯金を続けるための方法をご紹介します。貯金を真剣に考えている方はぜひ参考にしてください。

お金を貯めることが大切な理由とは?

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まずは、貯金の重要性を再確認してみましょう!

急な大きなお金の出費に対応できる

お金を貯めれば、急な出費にも対応できるようになります。

日常生活の中で、時には病気やケガで大きな医療費がかかることがあります。年齢的に友人の結婚ラッシュでお祝いを包む機会が増えることも考えられます。

普段の生活費以外にも、急に帰省することになったり、家電製品が壊れたので買い替えなければならないなど、予想外の出費が発生することもあるのではないでしょうか。

このような不測の事態に対処するためにも、お金を貯めることで安心感につながります。

心にゆとりを持つことができる

貯蓄がないと、「何かあったらどうしよう」という漠然とした不安の中で生活することになります。

例えば、リストラで突然収入が途絶える、災害で生計を立てられなくなるなど、経済的なリスクに対して潜在的に不安を抱いているのです。

このようなリスクをカバーするのに十分な貯蓄がなければ、不安はますます大きくなります。冷静さを失い、一見お金とは関係ない場面でもイライラしたり、物事がうまくいかないと考えがちになります。

一方、貯蓄があれば、いざというときでも「当面の生活はなんとかなる」と思える精神的な余裕が生まれます。

将来の大きな出費に備えることができる

教育資金、住宅資金、老後資金は、人生の中で最も大きな金額であることから「人生の3大資金」と呼ばれています。

一般的に金額が大きいということは、長い期間をかけて着実に準備する必要があるということです。

例えば、子どもの教育費は、幼稚園から大学まですべて公立・国立の学校に通ったとしても、最低でも1,000万円はかかると言われています。

特に、学費がピークに達する大学進学時には、多額の資金が必要となるため、できるだけ早くから積み立てを開始するのが理想的です。

逆に、まったく貯まっていない場合は、進学をあきらめざるを得ないこともあります。老後資金についても同様です。近年、公的年金だけでは老後資金が不足することが懸念されています。

逆に貯蓄を持つことで、進路や老後の生活スタイル、理想の住まいの幅が広がり、また、やりたいことにチャレンジできるなど、人生を豊かにすることができるのです。

お金が貯まりやすい人の共通点

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貯金を成功させるヒントを見つけるために、ここではお金が貯まりやすい人の共通点を確認しておきましょう。

収入と支出を把握し、お金を管理する

効率よく貯蓄できている人には、毎月の収支をきちんと把握している人が多いようです。具体的には、家計簿で収入と支出をチェックし、必ずどこかで見返す習慣を身につけています。

ただし、毎日習慣づけることが大切なので、アプリやエクセル、レシートを貼り付けるだけなど、自分に合った方法で継続することがカギになります。

このように、お金が貯まる人は、自分なりに工夫してお金の管理ができている特徴があります。

分割払いやリボ払いを利用しない

貯金できるタイプの人がクレジットカードを使うときには、分割払いやリボ払いではなく、「一括払い」で利用しているのもポイントです。

分割払いやリボ払いは手数料がかかるので、月々の支払額は少なく見えても、手数料がかかってきます。

その点、一括払いなら手数料がかからないので、その分お得になります。クレジットカードを使うなら、一括払いにすることが節約への近道です。

また、キャッシュチャージ式の電子マネーなど、キャッシュレスで支払える方法を利用すると、節約とポイント獲得が同時にできるのでオススメです。

資産運用に積極的である

お金を貯めている人の中には、資産運用を積極的に行っている人も少なくありません。

超低金利の時代、普通預金ではわずかな利息しかつかないため、比較的安全な投資信託を購入したり、NISAやiDeCoを活用することで資産を増やしているというワケです。

お金を貯めるための基本ステップ

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ここでは、貯金を実践するための具体的なステップを紹介します。お金を貯めるためにステップなんて必要? と思うかもしれませんが、ここで紹介しているステップは「しっかりとお金が貯まる人」が実践している方法です。ぜひ貯金の基本をおさえておきましょう。

貯蓄の目的を決める

なかなか貯金ができないと悩んでいる人が実践すべき最初のステップは、貯金の目的を決めることです。

お金を貯めた経験がない人は、「とりあえず100万円貯めてみよう」など、目標や貯める金額を曖昧にしがちですが、これでは長続きしません。

「海外旅行に行くために50万円貯める」「家を買うための頭金を5年以内に300万円貯める」など、具体的な目的を決めましょう。目的を決めることで、お金を貯めるモチベーションもアップしますよ♡

毎月の収支を把握する

確実に貯金を成功させるには、支出を見直し、無駄遣いをしている金額を把握することが最も効果的です。

具体的には、まず家計簿アプリを使って、毎月いくら使っているのかをチェックすることから始めてみましょう。きっと、無駄な出費が見つかるはずです。

先取り貯蓄をする

貯金の鉄則は、「先取り貯蓄」を実践することです。言い換えれば、収入が入ったらまず必要な分を貯金に回し、手元に残ったお金だけで生計を立てるということです。

貯金の習慣がない人は月末に残ったお金を貯金に回してしまいがちですが、それではなかなかお金がたまりません。

それよりも、必要な金額をあらかじめ貯金しておけば必然的に無駄遣いが減り、効率よく貯金ができるようになります。

収入を増やし、支出を減らす

収入が増えれば、貯蓄できる金額も増えていきます。目標額を早く貯めるには、収入を増やし、支出を減らすことが基本です。

とはいえ、収入を増やすのはすぐにできることではないでしょう。まずは、より難易度が低い支出の見直しから始め、徐々に出費を減らすことを目標にしましょう。

誰でもすぐにできる、効率的な貯金方法

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ここでは、お金を貯めるために必ず実践してほしい7つのことをご紹介します。どれもすぐに取り組める簡単な方法なので、現在実践していないものがあれば、すぐにでも始めてみてはいかがでしょうか。

所得控除制度を利用

賢い節約術の代表は、日本の所得控除制度を活用することです。例えば、年間10万円以上の医療費を支払っている人は医療費控除、保険に加入している人は生命保険料や地震保険料を控除して、支払う税金を少なくすることができます。

会社員の方は、毎月の給与から税金が差し引かれますが、上記に該当する経費がある方は、個人で確定申告をすることで、払い過ぎた税金が戻ってくる可能性があります。

他にもオススメの制度として、

  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)
  • つみたてNISA
  • ふるさと納税

などの活用も検討してみましょう♪

目的別に口座を分け、管理する

将来の目的別に複数の金融機関の普通預金口座を分けておくこともオススメです。

1つの口座にすべてのお金を入れてしまうと、それを引き出してしまい、貯金がなくなってしまう傾向があります。口座を分けることで、あといくら貯めれば目標に到達するのかがわかり、やる気もアップします♡

ほとんどの金融機関に「自動振替予約」機能があるので、一度設定しておけば、給与振込口座から目的別の普通預金口座への振替を手間なく自動化することができます。

固定費を見直す

毎月の収支の中で、固定費が大きな割合を占めている方も多いのではないでしょうか。

家賃や電気代、水道代など絶対に必要な固定費に加え、ウォーターサーバーやスポーツジム、有料動画配信サービスなど、毎月一定の料金を支払っていないか、大きく見直してみましょう。

例えば、電力やガスの自由化で、契約会社を自由に選べるようになりました。電力会社とガス会社を別々に選ぶこともできますし、組み合わせることで割引を受けられる会社もあります。

金利の高い銀行を選ぶ

近年、日本の金利は非常に低い水準で推移していますが、それでも銀行によって金利は様々です。そのため、普通預金はできるだけ金利の高い銀行を選ぶようにしましょう。

特に、一般的な銀行の窓口よりも金利が高い「ネット銀行」はオススメです♡

生命保険の見直し

生命保険の見直しも節約に有効です。生命保険は日進月歩であることに加え、ライフステージによって必要な保障が異なってきます。

そのため、その時々の自分の状況に応じて生命保険を見直すことが、節約につながるケースも少なくありません。

現在加入している保険は必要なのか、複数の保険に加入している場合は保障が重複していないかなど、さまざまな観点から保険を見直してみましょう。

小銭を貯める安いときにまとめ買い

現金派の人にオススメしたいのが、「小銭貯金」です。毎日、帰宅後に財布の中の小銭をすべて貯めるだけです。

500円100円といった大きな額の効果だけを集める方法もありますが、小銭は全て貯金箱へ入れる方が楽かもしれません。

小さな額でも毎日貯めて行くことで大きな額になります。リスクもない方法ですので、ぜひすぐにでも始めてみてはいかがでしょうか♡

安いときにまとめ買い

トイレットペーパーやティッシュなど、経年劣化がなく、確実に使えるものを安いときにまとめ買いしておくとよいでしょう。

ただし、確実に使うことがわかっているものだけをまとめ買いするように心がけてください。買っても使わずに放置しているだけなら、結局は無駄遣いになってしまうでしょう。

貯金を長続きさせるコツ

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最後に、貯金習慣を長持ちさせるコツを紹介します。すぐにあきらめてしまわないように、以下のポイントに気をつけましょう。

無理をしないようにする

長続きさせるという点では、無理をしないことが一番大切です。貯蓄意欲が高いうちは、毎月の貯蓄額を高く設定しがちです。しかし、無理な金額を設定すると、挫折するリスクも高まります。

ダイエットの場合と同様で、そこで怖いのは「リバウンド」です。無理な節約をした結果、挫折してしまい、節約したお金を別の用途に使ってしまったという人も少なくありません。

小さな成功体験を積む

長期的な貯蓄計画からスタートすると、目標が遠過ぎて挫折してしまうことが多いようです。その対策として有効なのが、いわゆる「小さな成功体験」を積み重ねることです。

1ヶ月で1万円、半年で5万円など、短期間で少額から始めて、目標を達成した経験を積み重ねると、貯金に対する自信がつき、長期貯金という目標がイメージしやすくなります。

貯金したいなら今すぐできることから始めよう

計画的にお金を貯めるには、次の4つのステップが大切です。

  • 貯蓄の目的を決める
  • 毎月の収支を把握する
  • 先取り貯蓄をする
  • 収入を増やし、支出を減らす

また、何のために貯めるのかという目標が明確であれば、より確実にお金を貯めることができます。できるところから少しずつ節約を始めて、目標額を確実に貯めましょう♪