知性と可愛さを同居させ、男女問わず憧れられる存在である田中みな実さん。酸いも甘いも経験をしてきたみな実さんに、悩めるスウィートガールズのお悩みへアドバイスを仰いでみました。俯瞰した視点で繰り広げられるワンランク上のアドバイスに、頷くことばかり!みな実先生の愛のこもった金言を、ご覧あれ。
恋愛の悩み
みんなのお悩みはなぁに?
ブラウス ¥19,800(コズエ アンザイ×ルージュ ヴィフ/ルージュ・ヴィフ ラクレ ルミネ新宿店)、パンプス ¥93,500(ジャンヴィト ロッシ/ジャンヴィト ロッシ ジャパン)、その他スタイリスト私物
お悩み1
30代前半なのですが、周りがどんどん結婚することで置いて行かれた気分になり焦ります。どう考えたら毎日幸せに過ごせますか?
「結婚している人も子どもがいる人も、本当に“幸せ”かどうかなんて他人には分からない。隣の芝生は青く見えるものなんです。人は自分にないモノを持っている人が輝いて見えてしまうんです。家庭がある彼女達からしたら、フリーのあなたが自由で輝いて見えているかもしれません。私も30代後半になって、周囲はほとんど結婚して子どももいて……年末年始なんかは特に“独り”を強く実感するけど、私にだって然るべきタイミングがくる?まぁ。来なくても。と、最近はきわめて楽観的。私にできることは、いま置かれている環境でベストを尽くしていい結果を残すこと!それでしか自分を肯定してあげられないから。あと、実は承認欲求が満たされるのは、“社会に出ている人達”。誰かに正当に評価してもらえている今の環境に感謝しているし、そんな今をめいっぱい楽しみたいと思っています。」
お悩み2
彼氏ができるといつも「重い」と言われてフラれてしまいます。私は一生懸命愛しているだけなのに、どうしたらいいのでしょうか?
「気持ちは分かります!私もかつてそんな恋愛をしていたから。でもさ、そもそも初めはあなたの「好き」を好意的に受け止めていたはずなのに、月日とともにそれが「重い」と感じ始めるメンズにも多少なりとも問題はあると思うけど。ただ、気になったのは“一生懸命愛しているだけなのに”という部分。ここに重さの片りんを感じます。彼との時間を大切にしたいがあまり、友達との約束をキャンセルしたり、ジムや美容院の予約を変更したり……お互いに歩み寄ることは必要だけど、自分のやりたいことややるべきことをおざなりにして全てを彼に捧げるのはいかがなものかと。“いつでも自分に合わせてくれる存在”に男の人は魅力を感じるかしら?彼と付き合う前の自分を思い出してみて。彼は生き生きと楽しそうに輝いているあなたに惹かれたはず。そのままでいいんです。その代わり、2人で過ごす時間はたっぷりの愛情を注いであげてください。」
お悩み3
大好きな彼がいるのですが、私は2番目の女です。2番目から本命になるにはどうしたらいいでしょうか?
「あなたが望めば、いずれ叶うと思います。けど、1番目になったとして、新たに出現するであろう2番目の存在に怯えることになるけど、それでいい?まずは、“2番目を作るような男でいいのか”よく考える必要がありそうです。あなたが愛する彼を悪く言いたくはないけど、女性に順位をつけている時点でどうなの?って私は心配になります。それに、1番になってからのほうがつらくてしんどい日々が待ち受けているのでは?追うより追われるほうが精神的にきついし、常に席をとって代わられる不安に苛まれながら彼を愛し続けるのは不健全。耐えられそうならチャレンジしてみる?でも、他に目を向けるのもひとつの選択肢なのかなと思います。」
お仕事の悩み
人生一度きり。自分らしい人生を♡
お悩み4
現在30歳です。勤めている会社に未来はないと思っておりキャリアチェンジをしたいのですが、勇気が出ません。会社員を辞めて新しい仕事へと踏み出した田中さんにアドバイスをもらいたいです。
「私が会社を辞めたのは、27歳のとき。仕事には慣れてきたけれど、中堅というには実力も経験もない微妙な年齢。5年半勤めたころ、求められることが類似してきて、比較的安定して“なんでもこなせる”ようになってきたんです。できないことにもがき苦しむ同僚が日々成長しているのを横目に、私は得意分野でぬくぬく生きていていいのだろうかと焦燥感を抱き始めました。もっと別のことに挑戦していかないと、成長がないんじゃないかって。あのときの決断を私は正しかったと信じています。だって、「あのときフリーになっていたらこうだったはず。もっとこうなれてたはずなのに……」って、会社員を続けながらぐちぐち言っている自分は想像するだけでかっこ悪い。5年後、10年後に、そんなふうになっていたくないと思うなら、動きだしてみてもいいかもしれません。ただひとつ言えることは、今の会社にとどまっても、独立しても、どちらを選択しても必ず後悔することはある。だからどの道を選んだとしても、その選択に胸を張って、自分で正解にしていってください。“私、転職してよかった!”って口に出して自身の選択を肯定してみて。言霊は大切。そう言っているうちに正解になっていくものだから。」
お悩み5
自分の「キャラ」の確立ができず悩んでいます。私はこういう人、というのが自分で分からなくて、「私って個性がない人なのかな?」と自信がなくなってしまいます。
「キャラが濃過ぎる私からすると、キャラに支配されていないあなたが羨ましい。それに、“キャラがないこともキャラ”なのでは?キャラが確立されていると、それはそれで厄介で、“あなたってこういうキャラだもんね”って簡単にカテゴライズされて面倒よ。だいたい、人にはあらゆる側面があるわけだから、カテゴライズすること自体ナンセンス!それぞれの“らしさ”は自分で定義していけばいい。個性がない人なんて、この世にひとりたりとも存在しないので、大丈夫。安心してくださいね。」
マインドの悩み
焦らなくてもない丈夫♡
お悩み6
目標もやりたいことも見つからず困っています。どうしたらいいでしょうか?
「目標がなければ、与えられたことに真面目に取り組み、100%の誠意で打ち返してください。時間はかかるかもしれないけど、いつしかその実直さが認められ、支持されるようになるはずです。あと趣味がないという人にオススメなのがトレーニング。私も趣味という趣味はないけど、トレーニングは30歳を機に始めて、以来ずっと続けていますが、心身共によい変化を感じています。言い訳しないで、まずは2カ月!週に1~2回を続けていれば必ず結果が伴います。そのうちに、“もっとこうなりたい!”という小さな目標が自然と芽生え、それを達成したことで自信がついてきます。小さなことの積み重ねで、いつの間にか思考もからだもプラスに変化していくと思うんです。よし、じゃあトレーニングを始めてみるか!と思い立ったなら、今すぐウェブでジムの体験に申し込んでくださいね。明日ではだめ!今すぐ。通い放題の場所は強い精神力がないと続かないので、最初はお金がかかってもパーソナルがオススメです。」
お悩み7
いつも人と比べてしまって自分に自信が持てません。
「局アナのころは周りと自分を比較して羨んだり妬んだりしていました。新番組のMCアシスタントが“なんで自分じゃないんだろう”って悔しくてたまらなかったり。でもフリーになると、湖から海に放たれたようで、周囲と比較のしようがなくなりました。“局アナ”というカテゴリーを外れてしまった今、どこの誰と何を比べたらいいのかさっぱり(笑)。そういう意味では気持ち的にかなり楽になりました。ただ、成長につながる “比較”であれば、比較することも悪くないと思うんです。比較して、“悔しい!絶対に超えてやる!”というマインドになって自己の成長につながるのであれば、比較対象のレベルをどんどん上げていって、気づいたときには高~いところへ到達できているかもしれません。(敵は作ると思うけど♡)ネガティブなマインドに支配されてしまうのであれば、比較なんてしないほうがよさそうね。誰と何をどんな基準で比較しているの?無意味だということに気づいて楽になれるといいのですが。」