終わりが見えない値上げラッシュ・電気代の高騰・老後2,000万円問題などなど。不安なことしかないお金周りですが、貯金はしっかりできていますか?
「お金は貯めたいけど、なかなか貯められない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?今回は、お金を貯めたい人のためにオススメの貯金術を8つ紹介します。
貯金がしたい、将来のお金が不安というかたはぜひ最後まで読んで、まずはできそうなモノから少しづつ実践してみましょう。
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お金が貯まらない人の特徴
お金を貯めるための方法を紹介する前に、お金が貯まらない人の特徴を紹介します。貯金をしたいのであれば、まずはお金が貯まらない習慣をやめることから始めてみましょう。
お金が貯まらない人の特徴は以下の3つです。
- 支出や収入をしっかりと把握していない
- 衝動買いをよくしてしまう
- お金が余れば貯金をする
この特徴に当てはまる数が多いほど、お金が貯められないので今すぐにでもやめるようにしましょう。まず、お金が貯められない人に多いのが支出や収入をしっかりと把握していない場合です。
収入に関しては給与明細があるため、把握している人も多いかもしれませんが先月自分がいくら何に使ったのか把握していますか?「トイレットペーパーに○○円使った」ここまで詳細に把握する必要はありません。
固定費がいくらか、クレジットカードの利用はいくらか、食費は? などある程度のカテゴリーで把握するのがオススメです。
また、お金が余ればその金額を貯金すると決めるのもお金が貯まらない理由のひとつ。衝動買いや自分へのご褒美を買った後で余った金額を貯金するのは貯金額が安定しないため、効果的な貯金とは言えません。
お金を貯める際に実践すべきオススメの貯金術8選
ここからはいよいよ、お金を貯める際に実践すべきオススメの貯金術を以下の8つ紹介していきます。
- 収支を把握し生活コストの見直し
- 毎月の予算を決める
- 先取り貯金の利用
- 積立NISAやiDeCoの利用
- 目的別に口座を分ける
- 借り入れ条件の見直し
- 収入を増やす
- 目標額を決める
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。実践できそうなモノから、始めてみましょう。
収支を把握し生活コストの見直し
まずは毎月どれくらい使っていて、どれくらいのお金が余っているのか、足りないのか収支(収入と支出)をしっかりと把握しましょう。収支はざっくりと以下の項目に分けて見ると分かりやすくてオススメです。
- 給与額などの全体収入
- 食費
- 娯楽費
- 家賃や住宅ローンなどの住居費
- 水道光熱費・通信費
- 医療・保険料
- サブスクなどの固定費
収支が把握できたら、削れる部分はないか生活コストの見直しをしてみましょう。食費・水道光熱費・通信費・サブスクなどの固定費は特に見直しがしやすい項目です。
食費は外食が多いのであれば、少し控えるだけで抑えられます。水道光熱費や通信費は、現在契約している会社を今より安い会社に切り替えるだけで長期間にわたって生活コストが抑えられる可能性があります。
また、サブスクなども見直してみると意外と使っていない、実はいらないモノを契約し続けているかもしれません。この生活コストの見直しで浮いた分を貯金に回すことができるでしょう。
毎月の予算を決める
毎月特に予算などを決めずに生活をしているのであれば、給料が入った時点で、食費や日用雑貨費など毎月使用額が変動するモノに関しては予算を決めてみましょう。そしてその範囲で生活を送ってみてください。
始めにしっかりと予算を決めることで、使い過ぎ防止が期待できます。ただ、できるだけ貯金に回したいからとかつかつの予算を組んでしまうと月末になると、お金が足りず貯金を引き出すことになります。
今までの平均支出などから、少な過ぎず多過ぎないちょうどよい予算を決めるのが上手くいくポイントです。
先取り貯蓄の利用
確実に貯金をしたい人にオススメなのは、給与が入り生活費を貰う前に決めた金額を先に貯金する方法です。月末に余ったお金を貯金するよりも、効率的に貯金を増やせます。
銀行によっては、毎月決まった日に決まった金額が給与振込口座から貯蓄用口座への振込を設定できる場合があります。また、満期保険金や解約返還金といった制度がある貯蓄型保険を利用してもよいでしょう。
こちらは、保険に加入し毎月一定額の保険料を支払っていくことになります。満期になると、支払っていた保険金がもらえたり、途中解約をしても今まで払っていた保険金が戻ってくるモノです。
加入する保険によっては、満期になれば実際に支払っていた保険金に上乗せされた金額が解約返戻金として戻ってくる物もあります。しかし、早期解約をしてしまうと保険料の返済がされないかもしれません。
貯蓄型保険を利用する際には、どういった契約内容なのかしっかりと把握したうえで契約を結ぶようにしましょう。
積立NISAやiDeCoの利用
積立NISAやiDeCoの利用も貯金をするうえでは有効です。積立NISAとは、少額から始められる積立投資で売却益が非課税になり、手続きを行えばいつでも引き出すことができます。
積立NISAは年間40万円までが最大20年間非課税になります。(現在制度の変更が検討されています。)積立投資先は国が選定した銘柄に限定されているため、投資初心者でも始めやすいです。
iDeCoは・個人型確定拠出年金とも呼ばれており、毎月積み立てた金額を投資などで運用し60歳以降に年金形式で受け取れる物です。積立NISAと同じように運用益は非課税になり、受け取る際には公的年金等控除や退職所得控除の対象にもなります。
ただ、iDeCoで注意すべきなのは手続きを行えばいつでも引き出せる積立NISAとは違い、原則60歳以上にならなければ引き出しができない点です。また、どちらも国や専門家が選定した銘柄で投資運用を行うため安全性が高く、マイナスになりにくいとされています。
しかし、あくまでも投資運用のため、元本割れが起きてしまう可能性もあるので、その点はあらかじめ知っておきましょう。
目的別に口座を分ける
貯金をする際には、生活費口座に入れたままにするのではなく貯金用口座など目的別に口座を分けるのがオススメ。生活費口座など日ごろよく使う口座に貯金分を入れたままにしているとついつい使ってしまう可能性があります。
同じ貯金用のお金でも、住宅購入費用や子どもの学費など用途が決まっているのであれば別の口座に入れておくといいでしょう。口座を分けることで今どれくらい貯まっているのかが分かりやすくなります。
借り入れ条件の見直し
もし住宅ローンや車購入ローンなどの借り入れがある場合は、一度借り入れ条件を見直してみましょう。特に長期間支払い続ける住宅ローンはローンを組んだ時よりも金利が低い金融機関があるかもしれません。
ローンの借り換えには一定の審査がありますが、審査が通れば金利が下がり毎月の返済額を減らせる可能性があります。借り換えの審査が通らなかった場合でも、現在ローン契約をしている金融機関に金利引き下げ交渉を行ってもよいでしょう。
金額が大きいからこそ、借り入れ条件の見直しが成功すれば、その分貯金に回すことができます。
収入を増やす
収支を見直しても、どうしても生活コストを削れない場合は副業などを行い収入を増やす方法もあります。1か月30万円の収入で30万円の生活をしていた場合、収入が35万円に増えても30万円の生活をつづければ、5万円を貯金に回せます。
現在、夫婦の片方だけが働いている場合、もう1人がパートに出てもよいでしょう。ただ、収入を増やす際にはいくつかの注意点があります。
- 生活コストは上げない
- 副業の場合は確定申告が必要になるかもしれない
まず、収入が上がるとついつい生活コストも上がってしまいがちですが、それでは収入を増やした意味がありません。あくまでも生活コストは維持するように心がけましょう。
また、給与収入がある場合、年間の副業利益が20万円を越えた場合は確定申告が必要になります。それぞれの注意点も考慮したうえで収入アップを目指してみましょう。
目標額を決める
貯金の目標額を決めずに、漠然と貯金を始める人もいますが、それはゴールのないマラソンと同じです。ゴールが決まっていなかった場合、このお金は何をするための物なのか、どれくらいの金額を貯めればよいのかが分かりません。
まずは、いくら貯金するのか、何のために貯金をするのかをしっかりと決めましょう。そうすることで目標額に到達すると達成感を感じることができ、節約や貯金に対しても熱量を持って取り組めます。
収支を把握し上手な貯金を
今回は、お金を貯めたい人のためにオススメの貯金術を8つ紹介しました。色々とお金にまつわる不安な事柄が多いからこそ、しっかりと貯金をしておくことが安心の近道です。
ついつい使ってしまうと悩んでいる人もこの記事を参考に、できそうなモノから始めてみましょう。
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