残暑はありながらもだんだんと過ごしやすい季節になってきましたね。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

秋といえば、芸術・食・夜長の心地よい風。

 

そんな秋に満喫したいマンガをまとめました。

そう、読書の秋です!!

グルメはもちろん、青春を感じるスポーツ、芸術にもう夢中!!

漫画とは奥深いものでまさに日本の芸術作品ともいえるものです。

美しく、温かく、じっくりとトリップできる作品を集めてきました!!

 

インドアの私ですが、休日は最新の漫画を求めて書店に通うほどのアクティブさを発揮しております。

ここでは、秋の夜長として○○の秋にちなんだおすすめの漫画を厳選してご紹介します。

グルメ、青春を感じるスポーツ、芸術が好きな方は、ぜひ参考にしてみてください。

ー 秋の疲れは食欲で満たそう!一度は食べてみたい名店

三十路飯 / 伊藤 静

©️伊藤 静/小学館

【あらすじ】

三十路独女、ただいま人生の曲がり角――。アラサー、独身、建築事務所勤務、猫とふたりぐらし、遠距離恋愛中の彼氏とは最近うまくいってない…そんな曲がり角女子、高山日向。仕事で失敗した日も、恋がうまくいかない日も、自己嫌悪の夜も、ごはんが美味しければきっと大丈夫。アラサー女子の悲哀に寄り添いつつ、実在の9つの名店+αの逸品をナビゲートする、東京ナイトグルメガイド!!

帯での謳い文句は「三十路には、飯を食うしかない、夜がある。」

仕事に邁進するアラサーの高山の飲みや外食の記録として、実在するお店が出てくるので、読んだ後思わず行きたくなる人が続出!

三十路の人もそうでない人も、今夜の晩御飯に気になるお店を見つけてみてはいかがでしょうか!?

今回は、本作品の中で実際に登場するお店に行ってきました。

札幌牛亭 南池袋店

札幌で40年続く老舗店の味を受け継いだハンバーグ専門店。つなぎを使わず牛肉100%で作るハンバーグは、箸が通るほど柔らかくジューシー。目玉焼きやチーズなどのトッピングの追加も可能。

店内はこんなイメージ

おすすめは、ミディアムで焼いた赤身の肉汁が食欲をそそるハンバーグ

セット・サイズ・焼き加減・ライスのサイズ、それぞれ三通りから選べて、さらにトッピングもたくさん!! ま、迷う~!!

ハンバーグは好みの焼き加減を選べる

ハンバーグの焼き加減はミディアム、ミディアムウェルダン、ウェルダンから選ぶことができます。ここでいう焼き加減とは、テーブルに出された時点での焼き加減。目の前にハンバーグがやってきてからは、自分で鉄板の余熱でハンバーグに熱を通すなどして、好みの仕上がりにします。

肉汁とソースがライスに浸透していく

『札幌牛亭』のハンバーグをとことん楽しみたいなら、ハンバーグを食べやすいサイズに切り、ガッツリとライスに乗せて食べるべきです。限りなくソフトなハンバーグがライスにマッチ。しかも肉汁とソースがライスに浸透していくので、言葉にできない旨さに昇華。

間違いない黄金比率ともいえるバランス

何度も食べて理解したのは、『札幌牛亭』のハンバーグの良さは「柔らかさ」「ジューシーさ」「程よい味付け」。すべてがベストマッチ。間違いない黄金比率ともいえるバランス。もしハンバーグ好きなのであれば、『札幌牛亭』に行ってみてはいかがでしょうか。

■店舗情報■

札幌牛亭 南池袋店

住所:東京都豊島区南池袋2-14-5 鈴木ビルB1

電話番号:03-6280-5670(予約不可)

営業時間:【月~土】11:30~16:00[L.O.15:30]18:00~23:00[L.O.22:00]

【日祝】 11:30~16:00[L.O.15:30]18:00~22:30[L.O.21:30]

定休日:年中無休

ー 青春全開のスポーツ漫画で心を整えよう!秋こそ運動日和

スラムダンク / 井上 雄彦

©️井上 雄彦/集英社

【あらすじ】

1990年から96年に『週刊少年ジャンプ』にて連載された井上雄彦によるマンガ作品である。不良高校生だった主人公・桜木花道は、一目惚れした赤木晴子の勧めでバスケ部に入部する。素質はあるものの初心者の桜木は、元々の破天荒な性格から予想外のプレーで周囲を驚かせるが、リーダーの赤木やチームメイトと共に全国制覇を目指し、バスケットマンとして成長していく青春スポーツ漫画。

\作品の見どころ/

主人公である桜木花道はバスケットボール初心者ですが、実力者のライバルたちに立ち向かっていく姿に勇気をもらうことができますし、アニメ化された時代はバスケットボールを始める若者が増えたくらい社会現象になったといわれています。

選手1人1人の腕力を丁寧に描いており、力強さを感じることができます。また、スラムダンクは記憶に残る名シーンや、主人公だけでなく監督やチームメイトからの名セリフも必見です。

「人は、変わることができる」や「あきらめたらそこで試合は終了」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。

私の好きなセリフは、王道ですが、三井の「安西先生…!! バスケがしたいです……」です。

スーパースターならではの苦悩と挫折をもろに味わい不良にまで堕ちてしまった三井が、心の底では恩師の言葉とバスケへの未練が断ち切れず、意地を張って素直になれなかった自分の本心を打ち明ける瞬間は思わず涙が止まりませんでした・・・。

本作中の名せりふ、名場面は作品の枠を越えて広がり、『スター・ウォーズ』の「I am Your Father」のように、さまざまな局面で引用されるようになっています。

昨年の映画「THE FIRST SLAM DUNK」が世界中でヒット!

強烈なダンクシュート、相手の間をすり抜けるドリブル、シュートをはじき飛ばすブロック……。リアルなプレーシーンの再現にこだわった映画「THE FIRST SLAM DUNK」。バスケットボールを題材にした人気マンガ「スラムダンク」が原作の映画は、昨年12月の公開からロングランが続き、世界中でヒットしました。

最後に、バスケットボール男子のワールドカップで日本は1976年のモントリオール大会以来、48年ぶりに自力でのオリンピック出場を決めました。

2024年パリオリンピックで再び世界に挑む選手の前に、本作品を読むと更に楽しいスポーツ観戦になること間違いないです。

ー 知られざる美大受験の裏側を描いたスポ根受験物語

ブルーピリオド / 山口 つばさ

©️山口 つばさ/講談社

【あらすじ】

ちょっと悪い遊びもするヤンキーでありながら、勉強ができ、コミュニケーション能力抜群、そして人当たりも良いという超優秀な高校生の少年・矢口八虎。

彼は難関大学に入り、将来は有名企業に就職して安定した生活を送ることこそが最善の選択であると信じていました。そんなある日、入り込んだ美術室で1枚の絵を見て心に来るものを感じ、誘われるようにして美術部に入って絵を描き始める。そこで知ったのが、東京大学よりも難関だという東京藝術大学の存在。自分自身がやりたいと思える対象として、絵画の知識もなかった主人公八虎が美しくも厳しい世界にのめりこんでいく物語。

\作品の見どころ/

どこか物足りなさを感じながら過ごしていた主人公である矢口八虎は、ある日、美術室で出会った一枚の絵に心を奪われたことをきっかけに、美しくも厳しい美術の世界へと足を踏み入れていきます。

美術の技法や作品の見方に関する知識がたくさん登場するのですが、解説が丁寧で分かりやすいため、詳しくない人でも八虎と一緒に美術のことを知ることができるのは本作の魅力になっています。

また、素人目には難しい絵画の愉しみ方が詳しく解説されているところも必見です。

さらに、本作品では、個性豊かな生徒たちの人間関係が繊細に描かれており、あなたの推しを見つけてみてはいかがでしょうか。ここではメインのキャラクターをご紹介します。

\登場人物紹介/

①矢口 八虎(やぐち やとら)

成績優秀だが、不真面目な生徒。

しかし先輩の作品「渋谷の早朝の青」に惹かれ徐々に創作の楽しさにのめり込んでいく。生きている実感がもてなかった八虎は絵を描くことを通じて、自分の中に眠る熱を知ることになる。

②鮎川 龍二(あゆかわ りゅうじ)

八虎と同じ高校の美術部で、科目は違えど同じ予備校にも通っていました。実は腐れ縁の仲。

八虎を美術部に誘った女装男子で、ユカちゃんと呼ばれています。女子からも男子からも人気がありますが、自身の「好き」のために常に悩んでいる。

③高橋 世田介(たかはし よたすけ)

八虎と同じ予備校に通い、同じく藝大を目指す天才児。基本的に他人に興味がなく、言葉遣いが少しキツめ。八虎は世田介を天才だと思っていますが、世田介にとっても八虎は気になる存在で、八虎の作品の工夫にも気づく観察眼の持ち主。

\ここがすごい/

「マンガ大賞2020」大賞、第44回「講談社漫画賞」一般部門、「このマンガがすごい!2019」オトコ編第4位など数々の賞を受賞。2021年10月テレビアニメ化。2022年3月には舞台化されています。

いかがでしたでしょうか。

秋の空気感にこそあう物語や秋の味覚にちなんだ食が恋しくなる作品など○〇の秋といっても様々あります。皆さんの気持ちに合う一作を見繕い、秋の夜長のお供となる一冊が見つかりますように。