【This Month’s 4 Movies】今月要チェックの映画を4本ご紹介!写真を見てインスピレーションで選んでみてね。

1『理想郷』

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過疎化の村に都会から移住してきた夫婦と地元住民の熾烈な対立を、実話をもとに描く心理サスペンス。隣人兄弟から執拗に嫌がらせを受ける夫が怒りと憎悪をつのらせる前半の凶暴性と緊張感は強烈で、怖い。が、後半は一転。男達とは違った“解決法”をひたすら探し続ける妻を主人公に、静寂の世界が広がっていく。この対照的な二部構造によってスリラーからラブストーリーに変化させる脚本の巧みさに注目を。

story:フランス人夫・アントワーヌ (D・メノーシェ)とオルガ (M・フォイス)はスローライフを求めてスペインの小さな村に移住。が、閉鎖的な村人は新参者を受け入れない。なかでも夫場を嫌う隣人兄弟は露骨な嫌がらせを繰り返していく。

監督:ロドリゴ・ソロゴイェン/出演:ドゥニ・メノーシェ、マリナ・フォイス、ルイス・サエラ ほか/配給:アンプラグド/公開:11月3日より、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー

© Arcadia Motion Pictures, S.L., Caballo Films, S.L., Cronos Entertainment, A.I.E, Le pacte S.A.S.


2『ドミノ』

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“異世界” に紛れ込んだ刑事が、行方不明の愛娘を探すアンリアル・アクション。ドンデン返しの連射と、布石をちりばめた展開に翻弄されっぱなし。『デスペラード』(95) のロバート・ロドリゲス監督が、新境地開拓?とはいえ、お得意のリアルなカーアクションもガンファイトもありだけど。なにより、久しぶりにスッキリ・ボディでワイルド&哀愁の刑事を演じたベン・アフレックの渋い魅力が炸裂!

story:愛娘が行方不明になり、心のバランスを崩しそうな刑事ローク(B・アフレック)。ある日、銀行強盗のタレコミを受けて現場に急行するが、情報にあった貸金庫には娘の写真だけが残されていた。

監督:ロバート・ロドリゲス/出演:ベン・アフレック、アリシー・ブラガ、J・D・パルド ほか/配給:ギャガ、ワーナー・ブラザース映画/公開:10月27日より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
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3『宇宙探索編集部』

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UFOブームから30年経ってもいまだに宇宙人捜しに夢中のUFO雑誌編集長とヘンテコな仲間達。中国の田舎へと向かう彼らの珍道中は、ハチャメチャなのに淡々と進むフェイクドキュメンタリータッチで、一緒に旅している感覚になる。お笑いと不条理が繰り広げられる中、突拍子もないことを信じて夢に進む純粋な編集長の姿には、、いつしか胸アツに。誰もが自分だけの宇宙観を持てばいい、ということなのだ!

story:30年前にもてはやされたが今や廃刊寸前のUFO雑誌『宇宙探索』編集部。編集長のタン (ヤン・ハオユー)は、ある村に宇宙人が現れたという情報を掴み、仲間を引き連れ中国西部へ向かう。夢を信じて進む彼らの旅は、予想と人智をはるかに超えていく。

監督:コン・ダーシャン/出演:ヤン・ハオユー、アイ・リーヤー、ワン・イートン ほか/配給:ムヴィオラ/公開:10月13日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか
全国順次ロードショー
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4『シック・オブ・マイセルフ』

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ヒロインは、珍種の“かまってちゃん”モンスター。虚言で得る関心ではあきたらず、謎の病を装うため怪しい薬を一気飲み。超絶な自己愛&承認欲求が妄想と共に暴走し迷走していくシニカルなブラックコメデイ。ある意味ホラーより恐ろしいその顛末にはスリラー要素もあり。体調が悪化しようが顔がボロボロになろうがお構いなしで、注目されるときに見せる彼女の破壊的なドヤ顔が一番のみどころ。

story:恋人トーマス(E・セザー)がアーティストとして脚光を浴び、嫉妬心と焦燥感に駆られたシグネ (K・K・ソープ)は、自身が注目されるため違法薬物に手を出す。薬の副作用で入院した彼女は恋人からの関心を勝ち取るが、その欲望はますますエスカレートする。

監督・脚本:クリストファー・ボルグリ/出演:クリスティン・クヤトゥ・ソープ、エイリック・セザー、ファニー・ベイガー ほか/配給:クロックワークス/公開:10月13日より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
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