好きな男性との大切な触れ合いの時間に、フェザータッチで探り合うと“くすぐったい”と感じるポイントがあるかも。
実は、そこは「性感帯」かもしれません。
これまで気づかなかった敏感エリアの魅力を、二人で探り合っていくための実践法を紹介します!
ふたりで気分が盛り上がってスキンシップがスタート。ところが、くすぐったいばかりで、あまり気持ちよくないというなら、そもそもフェザータッチという言葉を勘違いしているのかもしれません。
それなら、快感を感じるメカニズムを知った上で、二人で新たな性感帯を探ってみてはいかが?
実は、肌の触れ合いで愛情が深まり、幸福感が得られるという大きなメリットもあるんです!
INDEX
触れ合いの神秘的な世界
まずは「くすぐったいって?」「肌を触れると体はどう反応する?」という、体の不思議についてご紹介します。
①“くすぐったい”から始まる新たな快感
性感帯といってイメージするのは、乳首や性器かもしれません。また、その性器回りの会陰や肛門にも神経が集中していて、心地よいポイントでしょう。
それでは、その前の「序章」として触れあう箇所ってどこですか? 触られて心地よく感じたり、ザワザワ感じたりする敏感な部位は、あなたや彼の性感帯かもしれません。
一般的な性感帯以外の感覚を磨くことで、快楽の次のステージをめざしてみましょう。
②くすぐりの快・不快の境界線は?
そもそも、くすぐったいって何でしょうか。自分で自分を触ってもくすぐったさは感じません。さらに、生後すぐの赤ちゃんは、くすぐられてもほぼ反応せず、生後半年ほどから反応が表れてくるそう。
これが何を表すのかと言えば、くすぐりという身体感覚は、他の人を感じることによって得られる、特殊な感覚だということ。
さらに言えば、とてもくすぐったく感じる部位は、体に触れることで危険が及ばないよう、敏感になっている箇所。脇腹であれば内臓が近くにあるため、敏感に反応してしまうのです。このため「快適と不快」のいずれの感覚も抱く可能性があるわけです。
愛撫ではなく、通常のマッサージであっても、適度な触れ方であれば最初は楽しい気持ちだったり、リラックスして気持ちよかったりしますが、強く長く続けられると不快になってしまいます。
③ボディタッチは心に影響する
皮膚とは「第二の脳」とも呼ばれていますが、触れ合うことは、無意識のうちに「快感や不快」といった感情にまで影響を与えるという不思議な力があるのです。
まず、肌に触れると、肌に密着する手の圧力を感じ、温度と湿度、撫でる速度などが神経を伝わります。さらに、脳内で「オキシトシン」「セロトニン」というホルモンが分泌されて脳内に広がり、血液で全身に運ばれて、自律神経系、内分泌系、免疫系に影響を与えるのです。
④触れ合った時の幸福感はなぜ?
触れ合うと感じる心地よさは、脳内で分泌されるホルモンのおかげ。
オキシトシンは愛情ホルモン・思いやりホルモンとも呼ばれており、心の緊張、孤独、恐怖といったストレスを和らげてくれるという働きがあります。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれますが、やる気を増したり、孤独感やイライラを減らし、疲れを取るという作用があります。
これらのホルモンのおかげで、幸福感が増して、お互いに思いやる心が高まり、愛情がより深まるというパワーがあるわけです。
⑤毛根に官能センサーがある!
ちょっと専門的な「官能」の仕組みをご紹介します。
実は、気持ちよさを感じる神経(C触覚線維と呼ばれる)は、毛のある部分に存在しています。この神経が毛根にからみつくように伸びていて、肌に触れることで、毛に振動が伝わり、その刺激を脳に伝えるという仕組みだそう。
そういえば頭を撫でられると、快感だったり、ゾワゾワしたりしますね。
実践編:敏感エリアを探り合って♡
次は、いよいよ実践編。まず「どこを探り合っていくの?」という疑問にお答えします。
体中どこを触られても感じるという人もいるかもしれませんが、性器や胸以外で試してほしいポイントを挙げます。
①背中の柔らかい毛
背中にも柔らかな毛が多く生えているので、少し触っただけで、ビクッとなってしまう人もいるでしょう。そのビクッとなるくらいの触れ方が嫌でないのならば、彼にその反応を楽しんでもらって。
次は、逆に自分から彼の背中をふわっと撫でて反応を楽しみましょう。「背中はくすぐったすぎてムリ!」という人こそ、性感帯へと育成してみたいものです。
「もう少し強めで♡」と伝えて、甘えてみましょう。
②耳たぶや耳の穴の突起
耳元でささやかれるだけで、こそばゆくなってしまうという人も多いはず。息を吹きかけたり、耳たぶや耳の後ろを優しくなでてみましょう。
耳の穴の中をのぞいてみると、前側に耳珠(ジジュ)という突起があります。ここを撫でることでクリトリスのような快感を味わう人も。
③脇の下
脇の下は血管が集中していて、皮膚も柔らかく、普段は隠れた場所になっているため、触られるととても敏感なスポットになっています。このため、触れられた瞬間はとてもくすぐったいはず。
でも、時間と日数をかけて、力加減を調整しながら、触れていくにつれて、恥ずかしくて気持ちよい感覚が湧いてくるでしょう。
④首すじから鎖骨にかけて
首には命に関わるような器官が集中しているため、少しの刺激に対しても敏感なエリアです。
背中側から首の後ろ側を撫でたり、アゴの下から鎖骨にかけて舌を這わせてみたり、できる限り優しく触れてみましょう。翌日、誰にも会わないなら、彼がキスマークを付けたがっても、怒らないであげて!
⑤唇や口の中
自分の唇を手で触れてみたり、口の中で上部を舌で触ってみてください。軟口蓋の中央に小さな突起があり、自分の舌先で触れてみても心地よいかもしれません。
このように、唇や口の中はとても敏感ですので、互いに優しく指で触れて刺激してみましょう。
⑥太ももの内側
特に女性の場合には、皮膚も柔らかくなっていて感じやすいという人も多いかもしれません。
性器への愛撫の前に、念入りに触れ合って、焦らされて恥ずかしい感覚も同時に味うことで、いっそう感じられるようになるはず。
⑦胸と脇の下の境界線
胸と脇の下の境界線部分はリンパ管や神経が集中していて、「スペンス乳腺」と呼ばれたり「胸のGスポット」と呼ぶ人もいます。
最初は触られてもあまり感じないかもしれませんが、背後から胸を持ち上げるよう、丁寧に触れてもらうなどを繰り返すことで、徐々に開発されていくかも……。
⑧頭全体、生え際や頭頂
これはぜひ彼に実践してみてほしいポイント。普段は頭を撫でられるのを嫌がる男性もいるかもしれませんが、イチャイチャする時にもそうとは限りません。
優しく撫でてみて、嫌がらず気持ちよさそうな場合には、髪を梳かすようにしたり、頭を自分の胸に引き寄せて包み込んでみて。
実践編:優しいだけじゃダメ!どう撫でる?
ここでは特に彼に対する触り方のテクニックについて、アドバイスします。
もしも、あなたが彼に対して「もっと緩急をつけてほしいのに」等とリクエストしたくても言えない場合には、まず自分が実践してみるといいかもしれません。
①弱く優しい? フェザータッチの勘違い
マッサージしたり、愛撫したりする際の感覚をよく「フェザータッチ」と表現しますね。でも、このことは羽毛で優しく撫でるような力加減……ではありません。
弱く優しく撫でても、ただ「くすぐったい」だけかも。たとえば、身体の中でもとても敏感なのは脇の下ですが、弱く触れられると身をよじって逃げてしまいます。
そうならないように、まずは彼がどのように反応しているのか敏感に気づくことから。「無反応」「体をくねらせる」「押し付けてくる」といった反応があったら、力加減を強くしたり、弱くしたりしてみて。
「手を動かすスピード」「圧力」「指先で触るのか、手のひらで撫でるのか」など、同じ場所を触れるとしても、さまざまなバリエーションで試してみましょう。
②服の上から愛撫する
「彼の乳首を開発してみたい」という方もいるかも。
女性と同様に乳首をつまんだり、舌先で舐められて、とても気持ちよく感じる男性もいます。彼に試してみて「痛い」という反応だった場合、もしかしたら敏感すぎるのかも。
そのような場合には、服の上から触れたり、舐めてみるという手もあります。
ただし、服の上から触ることや、乳首に触れられるのに拒否感を抱く人もいますので、「この触り方は好き?」と聞いてみた方がよさそう。
③自分の体を使う
自分の乳首を彼の胸で滑らせてみたり、乳首や胸全体を彼の背中に這わせてみたり。自分の固くなった乳首を相手に感じてもらうことで、「彼女がこんなに感じてくれているんだ」と気づいて興奮度が増すはず!
④リズムを変える
「ここは気持ちよさそうなポイントかな」と気づいたら、触り始めは弱めで優しく、同じリズムを繰り返すことで身をゆだねてもらい、徐々にリズムを不規則に変えてみましょう。
指先でちょんとタップしたり、指の腹を使ってサワサワしたり。または、彼が自分を撫でるリズムにあわせてみたり、わざとズラしてみる手もアリです。
⑤好きなオイルでマッサージ
もしも自分で使っているマッサージオイルがあるなら、ぜひ彼にも少しだけ塗ってみましょう。優しく丁寧にマッサージしながら、彼の敏感ポイントを探ってみて。
両手でオイルを温めて、彼の耳をゆっくりほぐしてあげたり、耳から顔まで撫でてあげるなど、普段とは違う触感を味わってもらいましょう。
彼にもリラックスしてもらいながら、ピカピカになってもらえるというメリットもありますよ。
触れると快感♡なのは信頼している相手だから
自分たちの肌を通して、脳に「快感」を味わってもらうための大前提があります。
スキンシップが心地よく感じるのは、相手への信頼感や愛情があるから。もしも好きな人だと思って握った手が、嫌いな人だと気づいたら、その瞬間にゾッとしてしまうでしょう。
先ほどまで感じていた同じ温もりと湿度であっても、心地よく感じたり、嫌悪感を抱いたりするわけです。
恋人というのは快感ステージUPへの「冒険の旅」を共有できる、大切な旅のパートナーでもあるわけです。
こう考えると、互いにどれほど貴重な存在であるのかを再認識できるかもしれませんね。
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