②あざとい女子のテクニック「頼み事や甘え上手」

続いて気になるのがあざとい女子は頼み事や甘えるのが上手、という点。ヒーロー願望のある男性は一緒にいると自己肯定感があがり、自信が持てる女性に好感をもつと耳にしますが、頼み事や甘えるのが上手いと、異性に好かれる可能性は高まるのでしょうか?

本当はできるのだけどできないふりをするという《哀願》と相手に小さなお願いをして要求を受け入れさせていくという「フット・イン・ザ・ドア」という2つのテクニック

先生:「男性は、性別的に、強くあれ、たくましくなどと育てられることが多いため、頼られることを好みます(近年、変化しつつありますが)。ご指摘のように、あざとい女性は、わざと自分が弱い、ダメな人間ということをアピールして相手から好感を得ることをします。これを自己呈示の《哀願》と言います。

例えば、荷物などを運ぶときに、本当は持てるのに、『こんな重い荷物はこべなーい、〇〇くん 運んでくれる?』と哀願します。一見弱い自分を見せているようですが、相手に頼むことで相手を立てることになります。その後、『〇〇くんって力あるね』などと褒める形です。

これは、男女以外でも見られて自己紹介などのときに、『私、人見知りが激しいので よろしくお願いします』と疑似申告する人がいます。一見弱い自分を見せながら、相手に守ってあげたいなどの気持ちを持たせる技術です。甘え上手は、頼られた人には効果的ですが、周りの同性から嫌われることがあるので、その辺は注意して使いましょう。

ちなみに、相手に少しずつ要求を受け入れさせていくテクニックのことを「フット・イン・ザ・ドア」といいます。一度相手の小さな要求を受け入れると、次の要求を拒否しにくくなるという心理が人にはあります。最初に相手に小さな要求をし、少しずつその要求を大きくしていくことで目的となる要求(デートやお付き合い)を承諾させる心理テクニックです。」

こんなテクニックがあったとは驚きですね…!恋愛関係だけでなく、仕事や友人とのコミュニケーションを円滑にするのにも使えそうです。ついつい自分で仕事などを抱え込んでしまい、周りに助けてもらえないとぼやく前に、うまく周りの人にお願いして頼れるようになりたいですね。