Q.お互いのダンスについてどう思ってますか?

🐕「真逆ですからね。僕のダンスってのは、EXILEさんから始まる正解像みたいなものがあって、そこに対しての受験勉強はめちゃくちゃしてるタイプなんで、言ったら、正解を叩き出せるんですけど、山彰さんのダンスって正解がないダンスというか、フリースタイルで。そういう意味で真逆というか」

🍑「お互いに無いところを持ってる

🐕「どっちがいい悪いとか、正解も不正解もない。でも真逆ですね。いい意味で」

🍑「グループとしてめちゃくちゃバランス取れてるなと思いますね。そういった意味でも」

――THE RAMPAGEさんは16人という大人数で、同じ振りのダンスでバシッと揃っていても、それぞれ違う魅力を感じます。

🍑「そうですね。EXPG卒業生はインストラクターの人の色が出るかって言ったらそうでもなくて、LDHの色が出るんです。でも他のストリートダンサーっていうのは、何を吸収したかで色が一気に変わるんで、THE RAMPAGEに入った時にLDHの色になる場合と、俺らみたいにLDHの色と違う色が混ざる場合があるんですよ。でもそればTHE RAMPAGEのよさでもある。ぱっとみると翔吾と俺の踊り方は違う、でもそこのよさも絶対あるんで、各々が突き詰め続けてほしい。ソロのダンスをする機会がLDHは多いから、平均点を取り続けるんじゃなくて、もう行き切った方がいい。むしろそれを武器にしていかないといけないなっていうのがある。なので、それぞれの色が違うって言われるのは、めちゃくちゃいいことだと思います」

――THE RAMPAGEさんのパフォーマンスを見ているとぐっと引き込まれる瞬間がありますが、人を引き込むダンスとは何だと思いますか?

🐕「僕の主観で言うと、上手いダンサーってたくさんいるんですよ。でも、心を引くダンスってまた別だと思ってて。心を引くダンスって何なのかって言ったら、例えば小さい子供が下手でも一生懸命全力で踊っているダンスがやっぱり目に映るみたいに、日々の積み重ね、ステージに立つときの感情や心の部分が人を引き寄せる何かなのかなと自分は思っていて。そう思いたいタイプで。スキルうんぬんよりもその先があると自分は思って踊ってます。

ダンスのスキルに関しては、突き詰めれば突き詰めるほどオタクのようにいけるんです。それも大事ですけど、それより、人の心を掴んで、人の心を動かすダンスってまた違うところにあると思う。その心の部分は、日常の生活の蓄積1つ1つが、ステージで繋がる瞬間があるんじゃないかなって思いながら、僕はそれを信じて、全力で踊るのを心がけてます」

🍑「自分のものにできるかできないか、かな。ステージとか曲とか歌とかダンスに重きを置くか置かないかというか。僕らのライブは、気持ちでやってる部分が多くて、自分自身が一番輝く場所としてもそこは使いたいし、自分自身がボーカルの歌を伝えたくてパフォーマーをやってる部分がある。そこに本気度というか、信念とか思いとかがあればあるほど、そういう部分っていうのが生まれてくるのかなと思います