――物語はかなりシリアスな緊張感のあるシーンが多かったかと思いますが、現場の雰囲気はいかがでしたか?
柳楽:堤さんの現場は割と毎回同じスタッフさんのことが多くて、今回カメラマンさんは変えていたと思うんですけど、その方は(中川)大志くんと大河ドラマでずっとご一緒していたみたいで。
それぞれ信頼できる関係性の人がいるっていう感じが僕はしたので、集中しやすい環境だったなと感じます。
中川:現場はそんなにピリピリしている感じではなかったです。もちろん締まるところは締まりますけど。
でも黒島さんとのシーンは、(面会室の)アクリルを介さずに話すことがほとんどなかったので、面会室以外の場所ではあんまり会わないようにというか、おしゃべりしないようにそこは徹底していましたね。
――撮影中に起こった印象的なエピソードはありましたか?
柳楽:堤監督が焼肉弁当を差し入れしてくれて、すごく美味しかったです(笑)。
あと法廷のシーンとか割と長丁場だったので…
中川:長かったですね…。
柳楽:1日中撮影していて、エキストラさんが撮影終わったときに拍手してくださったり、みんなで乗り越えていったって感じでした。やっぱり撮影なので楽しいといえど、集中しなければいけないしクリエイトしていくこともあるわけなので。
ただエキストラさんが拍手している現場って初めてだったので、謎の一体感が生まれていたのは印象的でしたね(笑)。
中川:法廷のセットって劇場みたいになっているんですよね。
謎の一体感が生まれていたのは印象的でしたね(笑)。
中川:法廷のセットって劇場みたいになっているんですよね。たぶん台本の内容をあまり教えられていないエキストラさん方が見ている状態で僕たちが演じていたので、特に弁護人と検察官が話しているシーンとか拍手が起きたのかな(笑)。
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