――死神という難しい役どころだったかと思いますが、実際に演じてみて楽しさや難しさなど感じられましたか?
先ほども言ったように、この死神という役は冗談を言ったり人間を少しナメているようなところがあるので、そういったニュアンスを出すのが難しかったです。あと、普段は音があるところで撮影していることがほとんどなので、音がないところでの表現っていうのはぎこちなさが多少あったんじゃないかなと思います。
ただ自分にもそういう部分があると思って、自身と似ているところを探しながら演じるのはすごく楽しかったです。今までにないことだったので。
――動きながら喋るのに苦戦したと伺ったのですが…。
止まって話すのも、動きながら話すのも超苦手です。それはやはり音がないからだと思います。音があるからこそいろいろな表現ができていたのが、急に無い状態になったとき、自分的にすごく違和感があって難しく感じました。
――監督からアドバイスなどあったのでしょうか?
たくさんいただきましたね。そのおかげでほんの少しですけど、撮影を始めた時に比べると成長したんじゃないかな。
僕はあまり滑舌が良くないので、話し方とか発音で伝え方が変わると教えていただきました。言葉にもいろんな表情があって、話し方で伝わり方が変わるんだと頭では分かっていたんですけど、実際に自分じゃない何かを演じてみた時により実感しました。
――主演の前田さん、久保田さんとは色々お話もされたと思いますが、お二方はどんな印象でしたか?
お2人とも本当に優しい方でしたね。まず、いい作品をみんなでつくっていこうという常に明るい雰囲気で、ドラマ出演は初めてですけど、多分こんなにあったかい現場ってあまりないんじゃないかと思うくらい素敵な現場でした。
前田公輝さんのことはもちろん昔から存じていましたけど、実際にお会いすると一緒にいてファンになるぐらい1人の男性としても、シンプルにお兄ちゃんとしてもかっこいいなと思える人でした。僕が演技初挑戦なのをご存知だったので、小さいことからたくさんアドバイスをいただいてすごく感謝しています。とても温かい方でした。
久保田さんは本当に明るくて優しくて。それでいて意外とサバサバしてるので、その場その場で何か問題が起きたとしても、動じず緊張をほぐしてくださったのが印象的でした。
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PROFILE
K(&TEAM)
ケイ(エンティーム)
1997年10月21日生まれ。世界的アーティストが所属するHYBE MUSIC GROUPレーベルのひとつ、HYBE LABELS JAPAN初のグローバルグループ「&TEAM」のメンバー。180cm以上の圧倒的なスタイルと、抜群のダンスセンスで国内外で活躍中。本作がドラマ初出演。通常の死神のワンランク下の存在で、あの世とこの世をさまよう霊魂を見つけ、黄泉路に連れて行く“雑務処理”を行なっている死神役を演じている。
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