不満③:ネガティブな発言が多い

「ご飯を食べるお店を選ぶときに『ここは高くない?』とケチをつけたり、共通の知り合いを批判したり、何かにつけてネガティブな発言が多く、イヤな気持ちになることもしばしば。私に対して不平不満を言うわけじゃないし、食事代をはじめデート費用はほとんどがカレ持ちなのもあってそこまで言えるわけではないのですが、それならわたしもお金を出すのにと思ってしまって……」(Cさん)

たとえあなたに対しての批判じゃなかったとしても、ネガティブな発言が続くと一緒にいるだけで気分も重くなりますよね。人間は、どうしても周囲の人間の感情から影響を受けてしまうもの。だからこそ、もっと心地良くいられる関係を求めて別れるというのも選択肢のひとつです。

そうはいっても、本当に違和感を覚えるのがそれだけならば、相手がそんな発言をしなくても大丈夫になるまで、向き合ってみても良いかもしれません。なぜなら、相手を下げる発言をするのは自信たっぷりと勘違いしてしまうかもしれませんが、実は自分のプライドを守るためにネガティブな発言をしてしまっている人も多いそうなんです。

そんな彼の心を満たすためには、カレを認めてあげること。尊敬できるところを伝えたり大切にしてくれていることへの感謝を口にしたりして、あなたが認めていることをきちんと伝われば、ほかの物事を卑下する必要もなくなって、いつしか不平不満を言わなくなるかもしれません。長い年月をかけて作り上げてきた性格を変えるのは簡単ではないけれど、それほどの覚悟を持てる相手なら、挑戦しがいはありそうです。

不満④:話すことが減ってきた

「付き合い始めた頃はいくら話しても話し足りなかったのに、最近はお互い喋ることも少なくなってきたような……。これって普通のことと思ってスルーして大丈夫?」(Dさん)

付き合ってから時間が経つと、知らなかったお互いの一面が少しずつわかってくる一方、新たな発見が減って会話がマンネリになるというのは、どんなカップルでもありがちなことです。沈黙に気まずさを感じないのであれば、話さなくても落ち着くくらいの信頼関係を築けたとポジティブに捉えても良いでしょう。

ただし、同じ喋ることがなくなってきたというケースには、相手への関心が薄れてきたという可能性が潜んでいるのも事実。何かあったときに真っ先に話したいと思える相手かどうか、普段の会話で見極めておく必要がありそうです。

不満⑤:育ちや価値観の違いを感じる

「相手にはほとんど文句がないものの、唯一気になるのが育ちの違い。お茶碗には平気でご飯粒が残っているし、服の汚れにも無頓着で一緒にいると少し恥ずかしさを感じるんです。いい人だとは思うけれど、この違和感はいつか大きな価値観のすれちがいを引き起こすのかもしれない、と思うと、このまま関係性を続けていいかが不安です」(Eさん)

付き合っているだけならばまだしも、人生を共に歩んでいくことを考えるのなら、ある程度似ている方が良いと言われているのが「育ち」。実際、お金や清潔感、常識などの価値観を左右する育ちがあまりに違うと、毎日の暮らしのなかでストレスが増えるばかりなので、幸せな結婚生活には欠かせない要素のひとつと耳にしたことのある人も多いはずです。

たとえば、せっかく作ってあげたご飯も美味しいと言ってくれたとはいえ、食べ残しが多くてイヤな思いをしたという人や、おうちに遊びに行ったもののホコリが溜まっていて気になってしまった……などの経験があるならばなおさら、価値観が違う人と付き合い続けるのは難しいと思うかもしれません。

しかし、価値観が同じ人と出会うこともとてつもなく大変なこと。一度好きになった相手なら、お互いの価値観を近づけて「運命の人」にしていく努力もとても大切なことです。どこまでなら許すことができるのかの線引きを自分のなかで見極め、必要なら「こうしてくれるとうれしい」と本音を伝えてみて、カレが変化するのかを見極めるのが最適解と言えるのかもしれません。

とはいえ、長年の習慣は伝えるだけで簡単に変わるものではないと覚悟すること。少しずつでも変えていこうという姿勢が見えるのなら、時間はかかるかもしれませんが、今後同じような不満があったとしてもあなたに誠実に向き合ってくれることでしょう。この先も関係を続けられるかどうかを見極めるのは、単に結果だけでなく、課題への向き合い方も含めてチェックするのがおすすめです。

まとめ:不満があるならまずは自分の気持ちを伝えること

長く付き合っているカップルに起こりがちな不満の理由とその対策を、この記事ではご紹介してきました。

どんな不満であれ、一緒に過ごす時間が増えて「素」を見せてくれていると思えばうれしいものの、少しでもなんか違う、イヤかも……と思うのならば、スルーしないことがやはり大切

「優しいし、好きだから」と自分の気持ちを偽り続けていると、いつしか限界が訪れてしまうものです。そうならずに、長く幸せに付き合い続けるためにも、不満や違和感が少ないうちに、きっちりと対処しておきましょう!