3 『チャイコフスキーの妻』

チャイコフスキーの妻

チャイコフスキーの妻

チャイコフスキーの妻

天才作曲家チャイコフスキーを盲目的に愛した“世紀の悪妻”アントニーナの知られざる実像に迫る伝記映画。ロシアから亡命した鬼才キリル・セレブレンニコフ監督が史実に大胆な解釈を加え、ストーカーと犠牲者の間を揺れ動く彼女の悲恋を描く。チャイコフスキーの性的指向の秘密や帝政ロシア社会での女性抑圧を匂わせる意味深なシーン、ダンスや演劇を織り交ぜた格調高い映像美などの演出が刺激的。

story:1877年、地方貴族出身の貧しい娘アントニーナ(A・ミハイロワ)は、一方的な想いを寄せる作曲家チャイコフスキー(O・L・ビロン)へ恋文を送る。彼は、度重なる熱烈な求愛に根負けしたかのように結婚を受け入れるが、共同生活は暗澹たるものだった。

監督・脚本:キリル・セレブレンニコフ/出演:アリョーナ・ミハイロワ、オーディン・ランド・ビロン ほか/配給:ミモザフィルムズ/公開:現在、新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほかにて全国ロードショー中
© HYPE FILM – KINOPRIME – LOGICAL PICTURES ‒CHARADES PRODUCTIONS ‒ BORD CADRE FILMS ‒ARTE FRANCE CINEMA