Q.どうやったら山彰さんみたいな大人になれますか?山彰さんは少年時代はどんな子だったのですか?反抗期やヤンチャな時代もありましたか?

🍑「あんまり変わってないかもしれないです。でも振り返るのが得意なのかなって思いますね。こういうことがあったとか、こういう経験したからここに繋がってますっていうのを、早めに客観視できるっていうのが紳士だと思っていたので。ちょっと前のインタビュー(YAMACHIHO HENGE vol.03)での、『スマート』な人というニュアンスかな。

自分は『こういう人ってこういうとこあるよな』とか『こういう人ってこういうところがいいよね』とか敏感に感じちゃうタイプで、『じゃあそう思われたくないな』ってダメな部分を気づけるタイプ。

父親と母親が対照的で、母親はどっちかというとはっきりしていて、例えばお店で料理が来るのが遅いときに、言おうかな、みたいなタイプ。でも、父親はどっちかというと、『いや、今作っとるけん、大丈夫よ』っていう。どっちかというと、僕は父親の意見だったんですよ、ずっと。父親みたいな、余裕がすごい素敵だなって思ったけど、母親のこのズバズバ言う感じも、 結構、自分に通ずるところがあるんで、自分の人間性を組み立てていくというか、ズバッて言う時は言うけど、いつもはみんなにも気遣える人がいいなみたいな感じでやっていくのを早めに気づけたんだと思う。

友達ともずっとみんなと仲良くしたいし、誰々と誰々が喧嘩するとかも嫌なんで、そこの真ん中にいる、みたいな。なので今とそんなに、立ち回り方が変わってないかもです。

未熟な時期はもちろんありましたけど、母親とか父親とかにも嫌われたくなかったから反抗期もなかったですね。父親と母親が喧嘩したりすると、自分のせいじゃないのに気持ち悪くなっちゃうみたいな。自分が人の感情にめっちゃ敏感なタイプなんで、未だにそれはコンプレックスなんですけど、そういうのを感じるから、逆に僕があんまり荒くならないようにしようっていうのはありますね。誰かがそれを思うとめっちゃ嫌なんで」