J・D・ペイン『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』シーズン2について語る【sweetムービーインタビュー】
J.D.Payne
J・D・ペイン
1979年、ヴァージニア州生まれ。イエール大学で英文学の学位を取った後、ビジネスパートナーのパトリック・マッケイとともに脚本家としてキャリアをスタート。『スター・トレックBEYOND』(16)などに参加し、本作のシーズン1でショーランナーに大抜擢された。
世界中に多くのファンを持つJ・R・R・トールキン原作の『指輪物語』。その映画版『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズと『ホビット』シリーズは大人気を博し、今でも伝説のごとく語り継がれる名作に。
その映画版よりも前の時代を描いたシリーズ『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』のシーズン2が順次配中だ。「シーズン1で想像以上の反響を得たことは、僕達クリエイターの刺激になったよ」というのは、本シリーズのショーランナー、J・D・ペイン。
「シーズン1はニュージーランドで撮影し、シーズン2はロンドンの巨大スタジオで撮影したんだ。ニュージーランドは映画版の聖地、イギリスは原作者トールキンのふるさと。運命めいたものを感じながら撮影に挑めたよ。それに、キャストとの関係性もより深まったおかげで、このシーズンではより深くキャラクターを掘り下げることができたと思う。僕を含めてキャストやスタッフ全員、シーズン1での大反響を恩恵ととらえて、作品をよりよくするために勉強してきたんだ」
前シーズンは大勢いるキャラクター、壮大な世界観、物語の設定などのお披露目にあたり、初見の人には少々冗長に見えたかもしれない。だが、シーズン2は前シーズンの倍速くらいの感覚で展開していく。
「シーズン1で転機となるエピソードを監督したシャーロット・ブランドストロムが、今シーズンのメインの監督を務めてくれた。そのおかげで、非常に効率よく物語が展開し、観客を惹きつける魅力的なエピソードばかりだよ。なにせ映画版に通ずるキャラクターもたくさん活躍の場があるしね」
CHECK TOGETHER
PROFILE
よしひろまさみち
『スウィート』のカルチャーページでもおなじみの映画ライター・編集者