Q.やましょうさんのパフォーマンスは指先の細やかな動きや表情も含む全身で曲の世界観を表現していて、まるでひとつの物語を見ているようです。テクニックだけでなく表現力で観客を魅了するうえでどんな事を意識していますか?

🍑「指先は意識してますね。ダンスで、たとえば手を広げる時に、重心をゆっくり落として内側から出すとかは意識してるかもしれないです。そういうところに気づいてくれる人はいるかもしれないですね」

――そういう生でしか観れないパフォーマンスのディテールを観たくてライブに行っている、という意見も多く拝見しました。

🍑「うれしいですね。そこは意識してます」

Q.アーティストYAMASHOさんとしてこうありたいというモットーはありますか?

🍑「僕は皆さんが普段経験できないような世界だったり、曲を色濃くパフォーマーとして表現することを大事にしていて、総合エンタテインメント的なものをやりたいなと思ってます。誰かに色付けられたアーティストっていうより、自分自身でプロデュースできるアーティストでいたいなと思います。

でも普段はやっぱり普通の人間なので、皆さんには普通に接してもらって、ステージに来るとビビるぐらいのギャップを大事にしていきたいですね」

Q.今までで一番緊張したお仕事は何ですか?

🍑「舞台です。『ETERNAL2』もそうですし、『正偽の芸能プロダクション』※2も、久々に『やばい、吐きそう』となりました」

※2:『正偽の芸能プロダクション』:2023年3月公演。脚本・演出は鈴木おさむ、主演は今田耕司。

――ライブは緊張しますか?

🍑「ライブに関しては、やっぱりHIROさんに見せるゲネプロが1番緊張します。僕はライブを作る立場なので、自分の力量が試される場所だと思うんで、プロデュース目線の緊張はあるかもしれないです。(本番前は)ドキドキはしますよ。この間のTHE RAMPAGEの東京ドームも、MA55IVEも。緊張しますけど、ライブに関してはアドレナリンでぶっちぎれる部分があるんで全然いけるんです。でもお芝居って、ぶっ飛ばせないんですよね」

――テレビ番組はどうですか?

🍑「テレビの仕事は本職ではないので、胸を借りられるじゃないですか。先方のタレントさんとか、芸人さんとか。自分はどっちかというと、素でいる方が大事なんですけど、ライブは自分の本業になるので、ファンの人も期待してくれてるっていうプレッシャーが緊張に変わったりするので、やっぱり違います」

――そのプレッシャーを背負いながら、というのがすごいなと思います。

🍑「楽しいからやってるんでしょうね」