――春夏秋冬の甘いセリフや面白い言動が印象的で、村井や田中に並ぶクセ強めな役どころだと感じましたが、(アニメの中のゲーム内のキャラクターを)演じる上で意識した点はありますか?

現実世界の人がこういうゲームをやった時って、やっぱり普通はしない声だし、普通じゃしない喋り方だし。だから実際にゲームの中の人が世の中に出てきて目の前で喋ってたら、かっこいいとかの前にちょっと面白くなると思うんですよね。

とはいえアニメの中の作品なので、田中や村井もアニメの中の人物ではあるので。田中の妄想の中で声をかける春夏秋冬だったりとか、なんやかんやで春夏秋冬が意外とみんなと対話もしていたりもするので、ちょっとクセ強めというか、多少はエッセンスとして意識していました。

でも、変にかっ飛ばそうとか乖離しようとも思ってなくて、割と流れのまま春夏秋冬君をやらせていただきましたね。

 

――観ていて思わず声を出して笑ってしまうシーンもありました!コメディ要素の強い作品かと思いますが、現場の雰囲気はいかがですか?アフレコ中のエピソードなどもあれば教えてください。

コロナ禍の影響もあって、ずっと一緒に録れていたわけではなくて。ただ1人で録ってる時でも1つ1つのセリフが、特に序盤はゲームの中で文字と一緒に出てくるセリフだったりもしたのでクセ強めで楽しかったですね。大喜利のようで。

あと、ナレーションの担当の大塚芳忠さんと一緒に収録した時があったんですけど、僕なんかが全く及ばない、すごい素敵なクセのあるお声で、素晴らしい味付けのナレーションをされていて、うわぁやっぱりすごいなって。先輩のクセ堪能できたので、頑張ろうって改めて思えました。