【吉成名高】息の詰まるようなアクションを見せられるのが格闘技の面白さ【もっと知りたい♡スポーツ界の推し】
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ームエタイやキックボクシングを観戦したことがない方へここを観るとより面白いよというポイントはありますか?
生で観ると打撃が当たったときの音が響くのでびっくりすると思うんです。その分迫力はあると思います。あとはキックをして当たっているようにも見えるけど、実はガードをして避けているということがあったり、相手のどの攻撃が当たって倒れたんだろうとかという部分をよく見てみると面白いと思います。最初は展開が早くて見づらさもあると思うんですけど、そういう点が見極められるようになってくるともっと楽しくなると思います。リプレイとかもありますし、解説とかを聞くとより分かりやすいかなと。
ー負け知らずの名高選手ではありますが、ここは誰にも負けないという技はありますか?
負けないところですか……。距離感ですかね? 距離感と危機察知能力。そういったところは負けないというか長けていると思います。
相手にダメージを与えるということももちろん大切なんですけど、ダメージを受けずに戦うということが僕は1番大事だなと思っています。そうすれば冷静な判断もできますし、動きに支障も出ないので。例えば足を蹴られると、痛くて動きづらくなり引いてしまうとか、汗が出てきてしまうということもあるので相手の打撃を食らわずに絶妙な距離感を把握する力は他の選手より長けているところだと思います。
結構人によってはリミッター外してアドレナリンドバドバ出てハイになっている状態で戦った方がパフォーマンスを発揮できるという選手もいれば、練習と同じ動きをしようというマインドの方もいると思います。僕はどちらかというと後者のマインドの方が結果が出るなって自分では思っています。頭脳戦ではないですけど、ある程度考えて戦うことが多いですね。
ーこういうタイプの選手だと戦うの苦手だなと思うことはありますか?
僕的には何も考えずにひたすら距離を詰めてくる選手の方が、考えることができるのでやりやすいです。相手も駆け引きをしてくるような選手だと「今相手が何を考えているかな?」「何を狙っているかな?」というのを常に頭の中で考えながら試合をするの方が難しいですけど、試合内容のクオリティも高くて対戦していて楽しいです(笑)。手とか足を打ちあうだけが格闘技ではないと思っているので。もちろんそういったスタイルの選手がいるからこそ成り立つものではあると思うんですけど……手数、攻撃の数は少ないけど互いに息の詰まるようなアクションを見せられるのも格闘技かな?と思っています。
ー今国内で気になるアスリートはいますか?
やっぱり国内の選手で格闘技ってなると今は井上尚弥選手が圧倒的な存在です。トップを走り続けているわけじゃないですか? トップを目指すよりもトップに君臨し続けるという方が絶対にキツイので、そのプレッシャーの中で常に結果を出し続けている、前人未到をなし続けているのはすごいなと思います。競技が違うので戦いたいなとは思わないですが、毎試合チェックしていますし、どういったマインドで練習しているのかという点は気になります。
ー名高選手も常に追いかけられる立場ではあると思いますが、どんな心境ですか?
うーん……。やっぱり誰かに追いつこうという気持ちよりも、追い越されないようにするという方が大変です。挑戦者である方が気持ち的には楽だと思います。正直失うものがないので。もちろん王者として自分も防衛戦をやったんですけど、やっぱり雰囲気は違います。
PROFILE
NADAKA YOSHINARI
吉成名高
2001年1月8日生まれ。神奈川県出身。日本人初のラジャダムナン・ルンピニー統一王者。WMC世界ピン級王者・WBC・IBFムエタイ世界ミニフライ級王者。WBCムエタイ・ダイヤモンド・スーパーフライ級王者として君臨している。現在は初のデジタル写真集「NADAKA」も発売中。
- Instagram : https://www.instagram.com/nadakamuay/
AUTHOR'S PROFILE
28歳の女性をメインターゲットに、ファッションやビューティ、カルチャーなど、“流行りモノ”や“話題のモノ”を毎日発信!おしゃれ最新情報はもちろん、注目の女優やモデル、アイドル、イケメンのスペシャルインタビューや撮り下ろし写真など、旬のエンタメ情報も満載♡
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