『セッション』は初の主演大作だったこともあってずぶずぶに緊張されていましたが、『トップガン〜』のときなんて若手飛行機野郎どもと一緒の取材だったもんだから、自分よりも名が通っていない俳優に話をふりまくる。それが迷惑なときもあるんだけど、この作品の場合は大正解。

ひとりでなんでもできちゃうスーパースターことトム・クルーズの教え子達だから、みんなこぞってトムの話をしてくれてねぇ。そのなかでも座長扱いだったマイルズは、ごちゃごちゃしたトムのエピソードを、最後にキレイにまとめてくれちゃうのよ。こんなハリウッド俳優、なかなかいないのよね。だって、基本「俺が! 私が!」って前のめりになる業界だもの。

で、今回のインタビューはじつはアニャ・テイラー=ジョイとペアでの取材。ブラジルでイベントの最中、2人とも交通渋滞にハマり、都合1時間以上遅れましてな(どんどこ延びる待ち時間に「蕎麦屋の出前かよ」ってつぶやいてしまったんですが)。

ようやく現れた2人は開口一番「ごめん! これがブラジルって感じの渋滞だった。なんでも聞いて!」。あ〜ん、許すわ〜。しかも、2人は旧友同士で、いちゃこらしてんじゃね? ってくらいに仲よしだったの(共に既婚者なのでガチ親友)。今回のインタビュー、その空気感出てるかしら?