Q.どんな精神状態の時でも待っているファンがいる限り、ステージに立たないといけない時の心の持ち方はどうされていますか?

🍑「『ぶちかますぞ!』という気合いはないんです。10年誰も欠けてなくてグループで活動できるのが奇跡だなと考えた時に、ファンの皆さんもいつライブに来れなくなってもおかしくない状況で、みんなが同じ場所にいる、それがすごく素晴らしいことだなというところまで気持ちを落としていったんですよね。
もう今日みんなここに来れただけで本当素晴らしくて、それはより0に近いというか、素よりも素みたいな細胞レベルで落ち着く感じですね。気持ちをそう持つことによってどのライブの時も気持ちにブレがなく、ステージに立てる。辛いことがあった時もそっちに戻せるし、嬉しいことがあって高揚してる時も、そっちに落とせる。
自分で言うのもなんですけど、自分のパフォーマンスは最近無双してるなと思うんですよ。(気持ちが)固くなってないから無双できてるんだと思う。そういった意味で、自分は自分を液体だと思ってます」

――透明な液体ですね。ニュートラルな液体のようなイメージでしょうか。

🍑「そうですね。マインドは常にニュートラルでいたい。例えば、少し不安な気持ちがあるメンバーがいたとして、自分も(その不安感から)引き戻す存在でもいたいなと思う。率先して頑張るんだけど、かきまわすような感じじゃなくて、標準的な動き方をしたいなって思いますね。そういった意味でも、周りを見ながらステージにに立っていたい。作ってる側だからこそ、そういうのが大事かなと思います」