ー映像化された作品をご覧になって、改めて感じたことはありますか?
池田 尾道という説得力のある場所で撮影したからなのか、なんだか自分の人生の事実として起きたことのような錯覚があって、なかなか“美雪視点”から抜け出せませんでした。「役が抜けない」ということではないんですが、私にとっても“異様なひと夏”の思い出だったというか。感情が追いつかないまま、ことが進んでいったみたいな感じがしています。
ー”異様なひと夏”を感じられる作品ということでしょうか?
池田 今ちょうど(撮影から)2年近く経っているからこそ「あの夏は何だったんだろう」と、余計に感じる気がします。まだ客観的に作品を観られていないのですが、公開されて皆様の感想を聞くまでは“自分事”のままなんだと思います。尾道パワーですかね。何かファンタジーが起きそう、起きていてもおかしくはない、そんな説得力がありました。
ー橋本さんはいかがですか?
橋本 確かに尾道は実際『時をかける少女』の撮影の舞台だったこともあって、その親和性を感じながら演じられるという体験を私もした気がします。自分がタイムリープしたような気にもなれたというか、パラレルワールドにいた感じですね。作品自体も『時をかける少女』が少しオマージュされているんですけど、あの爽やかさからは一転、ちょっと毒気に満ちたようなアイロニーを含んだ作品になっていると思います。
CHECK TOGETHER
AUTHOR'S PROFILE
28歳の女性をメインターゲットに、ファッションやビューティ、カルチャーなど、“流行りモノ”や“話題のモノ”を毎日発信!おしゃれ最新情報はもちろん、注目の女優やモデル、アイドル、イケメンのスペシャルインタビューや撮り下ろし写真など、旬のエンタメ情報も満載♡