――「残酷な夜に輝け」の作詞・作曲・編曲はいずれも梶浦由記さんということですが、梶浦さんと再びタッグを組むにあたりどんなやり取りをされたのでしょうか?レコーディング中のエピソードなどもあれば教えてください。

最初に梶浦さんより頂いた楽曲は作業中のものでワンコーラスは、割と禍々しい雰囲気だったんです。悲壮感や悲しみがかなり強めな楽曲でした。

そこから、彼らの物語がまだまだ続いていけるような、少し“希望”を入れられたらというお話を梶浦さんご自身とさせていただきました。最終的にいまの楽曲に仕上がったと思います。

 

――それぞれのキャラクターが託された繋いできた想いを胸に戦いに挑む。そんな強い気持ちが伝わってくる楽曲だと感じました。

やはり物語に寄り添った楽曲なので、物語と一緒に聴いてほしいという気持ちが一番です。『鬼滅の刃』という作品自体が、鬼殺隊も鬼もみんなが悲しみを背負って覚悟を決めて進んでいく作品です。

なので、そうした覚悟を持って挑戦していく物語を読み続ける皆さんに、すごく刺さる楽曲なのではないかなと思っています。

 

――「夢見ていたんだ 君が側にいて~」の部分が歌詞はもちろん、前半の力強さを感じられる歌声とは打って変わって、LiSAさんの優しく寄り添うような歌声が相まって特に響きました。今回の楽曲はどういった思いで歌われていますか?

柔らかいの瞬間と、必死に戦っていく中で感じる苦しさのようなものがこの楽曲の中で見え隠れします。特に大サビからは、自分の頑張りを抱きしめてもらうような印象のあるフレーズとメロディー、そして楽曲のアレンジになっています。

これまで戦ってきたみんなを抱きしめてあげられるような、そんな思いで歌いました。

LiSA