ジェイミー・リー・カーティス&リンジー・ローハンが映画『シャッフル・フライデー』について語る【sweetムービーインタビュー】
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これ、じつは魂入れ替わりコメディの傑作として知られる2003年の『フォーチュン・クッキー』の続編なので、リンジー演じるアンナとジェイミー演じるテスは母娘設定のまま。でもね、前作観なくても、というか観ないで観たほうがおもろいの。というのも、今回入れ替わるのは、アンナの娘、テスの孫世代。しかも4人でシャッフルよ。
「この企画を制作側から聞いたとき、リンジーが10代のコを持つ親になってないと、って返事したら、“彼女、もうなってますよ”って。すぐにディズニーに電話してリンジーと私でプロデュースもしましょ!ってことで話がトントン拍子で進んだのよ」
(ジェイミー)
「そうなんですよ。私達だけでなく、前作のキャラを新作で続投させるアイデアも脚本にあったので、みんなが再会して集まれることには安心感があったし、物語とキャラクターをどう成長させようかってすごくワクワクしました」
(リンジー)
アンナとテス、そしてアンナの娘ハーパーと彼女と超険悪な仲のリリー。この4人がシャッフル。しかも、シャッフルしたのは、アンナの婚約パーティの次の朝(婚約者はリリーのパパ)。盆暮れ正月が一緒に来るくらいのカオスのタイミングでシャッフルするだけでも楽しいのに、女性が自立して生きるためには?というテーマもある最高の脚本に、監督も主要スタッフも女性ばかり!
「この作品は間違いなく女性達の物語だし、女性達が作り出したことで生まれた最高のコメディよ。もちろん男性もちょっといたけどね (笑) 」
(ジェイミー)
「前作も当時の流行を知る最高のスタッフで作られたけど、男性メイン。でも、今はそういう時代じゃない。今回はニーシャ (・ガナトラ)監督の出番、って明白よ。今を理解している女性によって作られることが、本作では絶対必要だったんです」
(リンジー)
「この作品のインタビューで初めて言うことなんだけど、私が演じたテスには注目よ。だって、彼女は現役の心理カウンセラーなのに、パートナーのライアンは引退生活。なぜかって、テスは仕事も私生活も楽しくて仕方ない人だから。 こういうところもくみ取ってほしいんですよね」
(ジェイミー)
「そうそう。それにアンナも働くシングルマザーで、子育てによって諦めようとしていることがある女性だけど、この物語を通じて、諦めるのってどうなの?両立すればいいじゃない、ってことに気づくでしょ。そこも素晴らしいメッセージになると思う」
(リンジー)
『シャッフル・フライデー』
story: シングルマザーのアンナ(L・ローハン)と母のテス(J・L・カーティス)、そしてアンナの娘ハーパー(J・バターズ)とアンナの婚約者の娘リリー(S・ハモンズ)は、ある金曜の朝シャッフルで入れ替わってしまっていた。この謎を知るのはその前夜現れた占い師だけ。彼女らは元に戻るために奔走するが……。
監督:ニーシャ・ガナトラ/出演:ジェイミー・リー・カーティス、リンジー・ローハン、ジュリア・バターズ、ソフィア・ハモンズ ほか/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン/公開:現在、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー中
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PROFILE
よしひろまさみち
『スウィート』のカルチャーページでもおなじみの映画ライター・編集者
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