THE RAMPAGEのボーカル・川村壱馬さんのソロ名義「零」での3作目、『Crisis』は零さんが信頼を寄せるTHE RAMPAGEのYAMASHOさんとの渾身の作品。
曲にかけた思い、2人の関係性について前半・後半にわけてお届けします…♡

(前半)

――sweet webの取材で以前に零さんは「YAMASHOさんと曲をやりたいと話してる」、YAMASHOさんはsweet webの連載『YAMACHIHO STONEHENGE💎』で「壱馬をずっとサポートし続けたい」とおっしゃってました。今回、念願叶ってのコラボだと思うのですが、『Crisis』を作ろうというきっかけは?

YAMASHO(以下Y)「『やろう』と話してたのは、だいぶ前からだったんですけど、去年だったかな…?」

「結構前から頭の中では考えていたような気がします。いずれにしても、僕の家でYAMASHOさんと飲んでた時に、身近な人の命についての真剣な話が出て、『残念だったな』という悔しい気持ちを話したんです。
そういう人たちを助けられるような曲、命をテーマにした本当にリアルなものを作りたい、すくい上げられるものを作りたいという意図があって、テーマとしても『これでいこう』と話したのがきっかけでしたね。そこから真剣に動き出したのは、今から2、3ヶ月前ぐらい」

Y「『やりたいね』という話はずっとしていたんですけど、その時の『そういえばさ』みたいな感じの話から、今回の楽曲が生まれました。で、まさか僕の誕生日にリリースとは本当に思ってなくて。『大丈夫ですか?』って逆に心配になりました(笑)。でも、そういう死生観、生きるということをどこかで伝えたいとずっと思っていたんです。文章で伝えるのはあまり得意じゃないので、もっといい伝え方はないかなと思っていたときに、自分が言うなら最高のタイミングで、『言いたいことはこれだ』って思いました」

――制作期間や作り方はどのような感じでしたか?

「最初は、ビートをどんな感じでいこうかとYAMASHOさんに相談して、YAMASHOさんから『こんな感じで』っていうのをもらって、それをもとに家で曲を作り始めました。で、『こんな感じでどうですか?』というのをYAMASHOさんに聴いてもらって土台ができた上で、僕のソロでは2回ぐらいお世話になっているJUGEMくんのスタジオにYAMASHOさんと一緒に入って、アレンジメントをしてもらいました。そのタイミングで、お互いリリックはもう動き始めてたかな?と思います」

Y「(8月の)大阪のサマソニの後だったもんな。JUGEMくんのスタジオにいったの」

「で、その2日後くらいにはもうレコーディングしてたから」