──ドラマの中で印象に残っているシーンはありますか?
たくさんあるんですけど、例えば第2話だとみんなでピザを作るんです。その回は、清一郎(晴海の息子)・愛梨(千石の娘)以外にも、子どもたちが何人かいて、みんなそれぞれ自由にピザを作ってもらったんですね。そのピザ作りに本当にみんなの性格が出るなと思いました。食材のバラエティーに富んだ色とりどりなものを作る子もいれば、チーズと海苔だけのシンプルなものを作る子もいて……。子どもたちの素が出ているピザを見てると、なんかすごく愛おしくなってしまって、お気に入りのシーンです。
──ちなみに第1話のテーマは、おうちカレーでしたよね。白洲さんご自身のおうちカレーの思い出はありますか?
おうちカレーの思い出ですか!(笑)。今は好きですが、昔は全く(カレーが)好きじゃなかったんです。弟が2人いるのですが、2人も嫌いだったようで、「今日はカレーだよ」って言われると、3人揃って残念がるような兄弟でした。
──それは意外ですね。カレーと言えば、子どもの好きな食べ物上位に入ってくる印象なのに……(笑)。
そうですよね。今でもたまに母親が作ってくれるカレーを食べる機会があるんですが、普通に美味しくて。ある程度大きくなって、世の中的な常識として“子どもはみんなカレーが好き”と知ったときは、衝撃を受けました(笑)。
──それでは逆に一番お好きだったおうちご飯は?
うちではなぜか鶏汁って呼んでいたのですが、せんべい汁が大好きでした。うちの両親は青森出身で、よく食卓に並んでいました。今も実家に帰る度に「せんべい汁作って」って言ってます。