──「パパと親父のウチご飯」の放送開始と同じくLeminoで独占配信されているドラマ「今日もふたり、スキップで」についても伺っていきたいです。台本や原作を読まれた感想はいかがでしたか? “こんな作品やってみたかった”と思ったポイントなどあれば教えてください。
本当に何も起きないんですよ(笑)。どこにでもいる、でもどこにもいないかもしれない夫婦を描いています。2人にとっては大きな事件なのかもしれないけど、日常の何気ない些細なことで溢れた作品だと思います。
原作者であるものすごい愛さんにもお会いできたのですが、実際にお話を伺うとまたクスッとしてしまう。例えば、ある時、旦那さんがお散歩中にキツネに追いかけまわされて大慌てで帰ってきたとか。そんな可愛いエピソードが本当にあるんだ!っていうのが印象的で。そこら辺にいそうって言ったけど、多分いない(笑)。でもどこか親近感を持てるものすごい愛さんの描き方に惹かれましたね。何も起きてないけど、何か起きてる作品を、自然体で演じてみたいなって思ったんです。
──W主演である松村沙友理さんの印象はいかがでしたか?
普段バラエティーなどで観させてもらっている印象よりも大人しい雰囲気だなと感じました。最初は人見知りももちろんあったと思うんですけど、テンションも浮き沈みもなく、動じない。あまり変わらない人です。特に、実は割と低いトーンで、面白いことをポソッと言うところなんかが、今回の役にぴったりだなって思います。
白洲迅
──最近“なんかいいな”と思った出来事を教えていただきたいです。
「パパと親父のウチご飯」の撮影中、お昼休憩のときに聡と一緒に近所の焼きそば屋さんに行ったんです。時間もあんまりない中、男だけで焼きそばをかきこむようにズルズルすすってる時間は“なんかいいな”と思いました。焼きそばは、3つくらいサイズが選べたんですけど、そんなに多くないだろうって真ん中のサイズを注文したら、ものすごい量で(笑)。急いで食べたあの時間は、なんかよかったですね。すっごく美味しかったし。
──ありがとうございました!

●ドラマ「パパと親父のウチご飯」
10月4日より、毎週土曜23時~テレビ朝日にて放送中
突然元カノから娘を預けられた接骨院を営む千石哲、妻と離婚し息子を引き取った漫画編集者の晴海昌弘。シングルファーザーとして子育てに奮闘することになった2人は、慣れない生活を助け合うべく、ルームシェアを選択。【父、父、娘、息子】の4人で始まった共同生活は、波乱&困惑の連続だった!ひと筋縄ではいかない子どもたちとの生活やご飯作り……日々奮闘しながらも成長を重ねていく、父と子どもたちの《新しい家族のカタチ》を描いたハートフルな物語。
●ドラマ「今日もふたり、スキップで」
Leminoにて独占配信中
結婚して3年。ドラッグストアで働く妻と、WEBエンジニアとして働く夫の日常は、今日もサイコーにハッピー!着心地が良すぎるロックマンのトレーナーの取り合い、寝相の悪い妻と一緒に寝るために最高のマットレスを探し求める夫、妻のことが大好きすぎる義理の両親からの大歓迎、アイスを食べながら深夜の街をあてもなく散歩する時間……うまくいく日もいかない日も、愛する人との暮らしの中でふいに生まれる「なんかいい」瞬間を大切に生きる夫婦の物語。