――キャスティングも参加されたですよね。お忙しいのに……

毎週打ち合わせをしていました。別の作品で地方にいる時期もあったのでリモートで参加したり。やるからには1から100まできちんとやりたいな、という思いがあったので、キャスティングにも携わらせていただきました。
キャストは、僕が共演したことのある方とご一緒したいと考えました。ご本人の性格・お芝居を知っているやりたいな、と。みなさんのご協力のもと、素敵なチームとなりました。本当に感謝しています。

――FANFARE 1ST PROJECT』の一環として、出演者オーディションもされたんですよね?

オーディションも大変でした。
合宿も一緒に行って全部見ていたので。オーディションに参加してくれたみんなに思い入れも生まれていましたが、周りには「情は入れずに判断してね」と助言いただいて。難しかったのですが、最終的には今回の作品だけでなく「この人が役者になった5年後を見てみたい」って観点で選びましたね。

――オーディションを勝ち抜いた池本 征矢さんと永井 湖白さんには演技指導はされたんですか?

オーディション以降は特にしていないです。ただ、現場でのアドバイスとして「また一緒に仕事がしたい」と思っていただけるような振る舞いを意識して欲しい、というのは伝えました。厳しい世界ではありますが、立ち振る舞い含めて細部まで気をつけて行動することが大切だと思います。