あふれんばかりのスリルとサスペンスに満ちた令和最大の衝撃作『爆弾』に出演する山田裕貴と佐藤二朗が語り尽くす!【sweet web独占】

“タゴちゃん、気持ちはわからなくもないよ”という思いを持って演じた類家
物語の中盤から始まるスズキタゴサクと類家が取調室で対峙するシーンは、鬼気迫る迫力でした。このシーンを撮影するにあたって事前にお二人で打ち合わせなどはされたのでしょうか?
佐藤「打ち合わせはなかったです。撮影は今年の1月からで去年の年末に本読みがあってその後、リハーサルがあった程度。あとは現場で作っていった感じです。裕貴も主役というプレッシャーがあるし、中盤からあの椅子に座る。その前も等々力(染谷将太)と話したり、謎解きをしたりしてはいるものの、スズキタゴサクと対峙するのは中盤以降。その前には清宮(渡部篤郎)が対峙している。渡部さんは超一流の俳優。そのあとの登場はやはりプレッシャーだったと思います。今回は割と順撮り(物語通りに撮影が進められること)だったんですけど、いよいよ類家が取調室の椅子に座るシーンが始まる前に、それまで脇でペン回しをしていた裕貴が、取調室の机の前に来て机を触りながら“間も無くここに俺が座るから、ちょっとここの空気を感じたい”みたいなことを言ってたのが印象に残ってる」
山田「そうでしたね。僕も覚えています。いや、もう本当に素晴らしかったんです。そこに至るまでの二朗さんのスズキタゴサクが」
佐藤「それはね、類家が俺の前に座る前からずっと言ってくれてて、その言葉は俺の勇気になった。その言い方も裕貴が心の底から思っている感じが伝わってきたので嬉しいなと」
山田「本気で思ってました。僕は普段あんまり簡単に素晴らしいとか言わないし、なんなら先輩に僕なんかがそんなことを言わなくてもと思いますし」
佐藤「もう本当に言わざるを得ないって感じ?」
山田「はい。ものすごい台詞の量をあんな風に仕上げて、テンションも落とさずに芝居を続けているのがもうすごい。それを見ていて、このシーンではこういう顔をする、というような芝居のトーンはご自身の中でなんとなく決めてらっしゃると思ったので、僕自身は何かプランを持って類家を演じるということよりも、類家がそこでどういうことを思っているのかという感情を表現することが大切だと思っていたので、それだけを考えていました」
佐藤「裕貴は、今(芝居のトーンを)決めていたって言ってたけど、実際はそんなことはなくて。スズキタゴサクはすごい喋りまくる役で、半端ないセリフの量なんで、考えてきたことは現場では1回ゼロにしてスタートする。その中で、このワードではこれが使えるっていうのを瞬時に引き出していく作業でした。撮影では演出家を始め、対峙する共演者と一緒にその場で空気感を作ったり、あるいはクオリティを高めていく方が絶対に楽しい。だから、決めていったことはそんなになく、その場でやったことの方が多かったです。それは監督から引き出してもらったこともあるし、裕貴からもらったこともある。だから“にゃにゃにゃにゃ……”って呟いたり机をバーンっと叩くのも台本にはなくてその場で監督に提案されて生まれたこと。だから自分のプランよりも現場でもらったり、お互いに高め合っていった方がやっぱりいいんですよ。しかも楽しいし」
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