エリート子女が通う名門校マクストン・ホールに奨学生として入学したルビーと、根っからお坊ちゃんで超傲慢な性格のジェームスが、ツンデレし合いながら恋に落ちて……という物語。ヤングアダルトの基本のキをわきまえた分かりやすさと、青春以上大人未満な成長物語、そして観ていて思わず声が出る山あり谷ありの急展開でドハマリ間違いなしなんですよ。

「シーズン2のプレミア試写会のとき、めちゃくちゃ緊張してたんですよ」というのは、ジェームス役のダミアン・ハルドンとルビー役のハリエット・ヘルビッグ=マッテン。

「シーズン1があまりにも好評だったから、新作も気に入っていただける自信はあったんだけど、ちょっと不安があって。プレミアのときのいいリアクションをみてホッとしました」(ハルドン)

「ティーンエイジャーのころから読んでいた原作の映像化だから、私が演じたルビーのことは誰よりも知っていたし、私が抱いていたイメージをお芝居に反映できてすごく嬉しい気持ちでいっぱい」(マッテン)

シーズン1未見の方は、ぜひとも最初からご覧いただきたいですが、シーズン2の見どころを先んじて。シーズン1が甘く切ないラブロマンスがメインだとするならば、シーズン2は成長物語がメイン。というのも、あることをきっかけに2人の関係が破綻しているところから始まるので、そこからの彼らの内面は伸びしるしかないんです。

「ルビーはすごく大きな成長をしていて、決断力が強くなりました。自分を優先して、恋は手放す。ジェームスのしでかしたことは、ルビーには全く責任ないんだもの。ティーンエイジャーにこれはなかなかできることじゃないですよね。こういうメッセージを作品を通じて広めることができるのは最高の気分ですよ」(マッテン)

「ジェームスは彼女との関係を修復しようと躍起になってるんだけどね(笑)。でも、当たり前だけど簡単にはいかない。そこで彼はさらに間違いを起こしちゃう。車で……おっと、ここからは観てからのお楽しみかな。でも、この作品では高級車がたくさん出てくるし、とても重要なパート。現場には何台も置いてあるから、いつも緊張するんですよね」(ハルドン)