365日、毎日を彩る誕生花があり、そこには秘められた深い言葉がある。花言葉からインスピレーションを受けて、メイクアップアーティスト美舟さんがめくるめく表情を表現。今回は、姿よりも香りが思い浮かぶ、ビューティではおなじみの花。


【6月28日の誕生花、ゼラニウム……花言葉/育ちの良さ・尊敬】


ひとくちにゼラニウムと言っても、品種は様々。“育ちのよさ・尊敬”といった花言葉を持つのは、主にハーブゼラニウム。ローズを思わせる上品な香りが漂い、白やピンクなど色とりどりの花を咲かせる。

「ゼラニウム」の花言葉をイメージしてメイク!

シャツ¥47,300(ウジョー/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)、ピアス¥19,800(エラボレイト/コンプレックス・ビズ・インターナショナル)、右耳ゴールドイヤーカフ¥3,300、左耳三連シルバーイヤーカフ¥2,200(共にダナン/ルルドインターナショナル)

「“育ちのよさ”というと、どこか縛られたイメージが思い浮かびますが、私が表現するなら真正面からのアプローチでなく、個性が光る女性像に仕上げたいな、と。清潔感や可愛らしさをベースに、どこか尖った一面を持ち合わせている、そんな印象にしたいと思いました。目元はアイライナーで囲み、束感を出したトゲのようなまつ毛でインパクトある表情に。さらに、通常なら影色を置く眉頭の下に、透け感のあるブルーを入れることで、骨格を際立たせながら透明感を演出しています」


使用したコスメはこちら!

1.ブルートパーズに着想を得た、透け感のある青。ザ アイシャドウ クリーム 107C ¥2,200(アディクション ビューティ)※限定発売 2.ジェルのような質感でどんなラインも自在。ハイピグメント ロングウェアアイライナー 8190 ¥3,300(NARS JAPAN) 3.ボリューム感と繊細さを両立したインパクトあるまつ毛に。マスカラ ディオールショウ アイコニック オーバーカール ウォータープルーフ091 ¥4,620(パルファン・クリスチャン・ディオール) 4.ひと塗りでパッと表情が華やぐピンクコーラル。リップスティック コンフォート ブライトリッチ EX-04 ¥3,850(RMK Division)※限定発売

「ゼラニウム」メイクの作り方

E y e:2のペンシルを使って目の上下にインラインをひく。目尻はわずかに離し、ぐるっと囲まずにヌケ感を出す。1を指先に取り、眉頭の下のくぼみからアイホールに光を。ただし、眉尻側までは伸ばさず、眉山の下まで。3のマスカラは上下にしっかり、繊細に。
L i p:4をリップブラシに取り、ややオーバー気味に。


MIFUNE’S PROFILE


美舟/ヘア&メイクアップアーティスト。旬のムードを取り入れながら、その人本来の可愛さを引き出すテクニックとバランス感覚は、唯一無二。数多くの女優やモデルから絶大な信頼を獲得。

hair&make-up_MIFUNE[SIGNO]
photo_KINYA OTA[MILD inc.](model),
KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still)
styling_MAI SAKAI
flower coordinate_SHIROCHIYO
model_NANAMI KEYES
text_SACHICO MAENO
edit_sweet editors
※sweet2021年7月号より転載しております
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