専門的な知識で心の健康を守ることも大切。精神科医や心理カウンセラー、エッセイスト、小説家による心に直接語りかける言葉達。自分を責め過ぎてしまう人達へ勇気をくれる言葉の処方箋となるメンタルヘルスについての本を紹介します♡


壁を乗り越えたセレブ達

Cara Delevingne カーラ・デルヴィーニュ

©Abaca/AFLO

母親の薬物依存症に悩み10代でうつ病を発症
母親が薬物依存症になったことで、自分の感情を抑制したことがうつ病を発症する原因に。現在も気分の浮き沈みが激しくなることもあると告白している。

Naomi Osaka 大坂なおみ

©REX/AFLO

メンタルヘルスを守るためうつ病を告白
今年の全仏オープンで2回戦棄権と共に2018年からうつ病を抱えていたことを発表し大きな話題を読んだ。彼女の行動にスポーツ選手を含む大勢が応援コメントを発表。


『1日3分でうつをやめる』

¥1,430(扶桑社)

川本義巳著
自身も元うつ病患者で現在は「うつ専門メンタルコーチ」として活躍している著者が開発した手軽にできる「鬱を改善させるメソッド=メンタル・リセット・プログラム」を解説。

ここに注目!

必要なのは紙とペンだけ。気が向いたときにいつでもどこでもできる簡単で楽しい方法が満載。時間もお金もかからず効果は絶大! 楽しく読める解説マンガも人気。


『コロナうつはぷかぷか思考でゆるゆる鎮める』

¥1,320(ワニブックス)

藤野智哉著
「コロナうつ」を訴える患者が急増する中、精神科医である著者が紹介する対処法。不安の原因を正しく理解し、思考を少し変えるだけで驚くほど心とからだがすっきり軽くなる方法。

ここに注目!

あらがわない・諦めない・急がない。ぷかぷか思考でのんびりすればゆるゆる心が解けていく。


『1日誰とも話さなくても大丈夫』

発売直後に重版決定!

¥1,210(双葉社)

鹿目将至著 鳥居りんこ取材・文
リモートワークなどのおこもり生活で心身共に不調を訴える人が激増している日本。現役精神科医である著者が自らも悩みを抱えた経験から得た様々な撃退法を紹介する一冊。

ここに注目!

誰とも話さないまま終わる孤独な一日を猫のように楽に過ごす5つのステップを伝授。


『セルフケアの道具箱』

¥1,760(晶文社)

伊藤絵美著
メンタルの不調から回復する方法は「セルフケア」ができるようになること。カウンセラー歴30年の著者が紹介する今日からすぐに実行できる100個の方法を紹介。

ここに注目!

専門家の手法を可能な限り専門用語を使わず、分かりやすい言葉とイラストで解説している。


『うつヌケ』

¥1,100(KADOKAWA)

田中圭一著
著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。実体験から知識を学び、かつ悩みを分かち合い勇気づけられるドキュメンタリー作品。

ここに注目!

パロディ漫画の巨匠が本気で送る明日は我が身のうつ病脱出コミック


『もうあかんわ日記』

¥1,650(ライツ社)

岸田奈美著
父は他界、弟はダウン症、母は車椅子の上生死をさまよう大手術。その間に祖父の葬式、ついには祖母にも異変。残された長女(=著者)の「もうあかんわ」をまとめたエッセイ。

ここに注目!

コロナ禍に起こった著者の泣けて笑える祈りの日々。人生はひとりで抱え込めば悲劇だが、人に語って笑えば喜劇になる。SNSで100万回読まれた大人気の日記エッセイ。


『「コロナうつ」かな? 』

¥990(WAC)

和田秀樹著
精神科医で臨床心理士でもあり自身のクリニックで診察も行う著者が「コロナうつ」の多くの症例と簡単に自己診断ができるチェックシートを駆使して贈る珠玉のアドバイス。

ここに注目!

コロナ禍で不安やストレスを感じている多くの人達へ精神科医が贈る心のワクチン。


『20代で得た知見』

¥1,430(KADOKAWA)

F著
「人間の人生は忘れがたい断片にいくつ出会い、それによって心を動かされたかで決まる」をテーマに、何気ない日常のなかにある断片を約200に及ぶエッセイで紹介している。

ここに注目!

著書累計50万部。代表的小説『真夜中乙女戦争』の映画化も決定している著者の最新作。


『疲れた心をスーッとほぐす方法』

¥1,540(KADOKAWA)

メンタルドクターSidow著
考え過ぎるのは「考え方の歪み」のせい。生きづらさにつながる「考え過ぎ」を解消するヒントを盛り込みYouTuberとして人気を博す精神科医が徹底解説。

ここに注目!

精神科医でYouTuberの著者が教える、焦りや心配が消える疲れた心をスーッとほぐす方法。

photo_MAYA KAJITA[e7]
text_REMI SATO
web edit_SWEET WEB
※記事の内容はsweet2021年12月号のものになります
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