昨年、29歳の誕生日を迎えた堀田茜ちゃん。モデルとしてはもちろん、テレビのバラエティ番組でも見ない日はないくらいの活躍に加え、女優としても注目を集めている、今最も輝く女性のひとり。そんな彼女が30歳を目前に何を考えているのか深掘りしました♥

――今日はスケートパークでの撮影。茜ちゃんのアイデアだそうですが、そもそもなんでスケボー?

「実は学生時代からストリートファッションが大好き。その流れでスケボーカルチャーももちろん好きで、いつかはスケボーも挑戦したいと思いつつ、今まで全くやったことがなくて。そんなときにオリンピックで堀米くんの活躍を見て、ずっと胸の奥にしまっていたスケボー熱が再燃しまして。今回の撮影でぜひ、挑戦したいと直訴しました(笑)」


なんて、ゆるい会話で始まった堀田茜ちゃんまるっと企画。オトナの女性への階段をのぼっている真っ只中の茜ちゃんの今までとこれからを実況中継しちゃいます~。

――そもそも茜ちゃんが芸能活動をスタートしたきっかけって?
「16歳のときにオーディションを受けたことがきっかけで芸能界に入ったのですが、最初はまったくお仕事がなくて。本格的にお仕事を始めたのは大学に入ってからの2013年ころなので、20歳のときでしたね」

――お仕事始めたてのときのこと教えて。
「『CanCam』の専属モデルのお仕事が決まったタイミングで、『ZIP!』(日本テレビ)のレギュラー出演も決まり、テレビ出演とモデル活動がほぼ同時にスタートした感じでした。『ZIP!』は朝の情報番組なので、夜中の3時起き。そして生放送が終わるのが8時だったので、それから大学の1限の授業を受けて2限の授業が終わったら『CanCam』の撮影に行って、また大学に戻って5限の授業を受けて、そのあとテレビの収録に行くという日が結構ありました」

――めちゃくちゃハード……。
「でも、大学もお仕事も大好きで、スケジュールが目一杯入っているのが私はとても楽しかったので全然苦じゃなくて、むしろ充実感を噛みしめる毎日でした!その頃のおかげですごく体力もついたと思います(笑)」

――『CanCam』の専属モデルを卒業したのが去年の2020年。その前からsweetをはじめ、他の雑誌やテレビ番組でも活躍してたよね。
2020年は心機一転となった年でした。今まで色々な経験を積み重ねてきたおかげで、それぞれの現場で求められることを理解しつつ、どの現場でもリラックスして楽しめるようになりました。そして30歳を迎える前に今までの自分を振り返る、良い転機になったのかなと」


――振り返ってみてどう思った?
「私はこの仕事が好きなので何をやっても基本的には苦には感じず、本当にどの仕事もありがたいなと思いながらさせていただいていますが、やはり日々仕事に向き合っていると『この現場ではもっとできたんじゃないか…』と自分に対して悔しんだり反省して凹んだことも過去たくさん経験しました。

ただ自分自身で苦手だと思うお仕事にもいざチャレンジしてみると、別の形で他のお仕事に繋がったり、過去の反省を活かせて成長できたこともあったので、後悔しても過去には戻れないし、経験することで、今の自分があるんだ……というマインドになり、『色んなジャンルで、何事も全力で頑張ろう!』という結論に至りました」

――モデル、女優、番組やラジオパーソナリティとかのバランスはどのようにとっていくの?
「最初の入口がモデルと『ZIP!』の生放送で、そして番組のMCアシスタントの仕事もしていたので、同時進行で色々なジャンルのお仕事を経験させていただいて学んでいったという感じだったんです。

なので『今後、ジャンルをどれかに絞ったりしないんですか?』と色んな取材で聞かれることも多いのですが、結局全部が好きなので、求められる限りオールマイティーにやっていきたいと思っています。お芝居の仕事に関しては、頑張ってやっていきたい思いは強いものの、やってもやってもなかなか手応えを感じられず……。作品に参加させていただく度に壁にぶつかることしかないのですが、たくさん経験して、少しでも自分に自信が持てるようになれたら良いなと思っています」

――今まで駆け抜けて様々な経験をしてきたから、今後は、うまくバランスが取れるようになるのでは?
「そうだと良いのですが…。削ぎ落とすではないですが、手を抜くのではなく経験値からくる力の強弱や、自分の中でのメリハリが出せればいいなと思っています。この間、友だちに言われて気がついたのですが、茜はいつも腕をブンブン振り回して肩に力をいれて全力疾走してるよねと言われて(笑)」

――腕をブンブン……(笑)。
仕事でイヤなことがあって『もうやめようかな』と思っても、ふと隣を見ると、茜がいつも容赦なく全力疾走しているからスゴイなって思ったと言われて(笑)。それを言われたときに、私はいつもメラメラしているんだなって(笑)」

――負けず嫌い? 完璧主義?
「人と比べてとかではなく、ものによっては途中で投げ出すこともあるのですが、一度やると決めたら全力で!と思うタイプなので、ベースは完璧主義かもしれないですね(笑)」

―― 30 代のイメージは?
とにかく楽しそうだなって思います。私の周りにも年齢を重ねてより一層素敵に輝いている方が多いので、私も年齢を重ねていくことが楽しみです。それに、仕事もある程度続けてきたことで、ON/OFFの切り替えも今よりもずっとうまくできるようになるという話を聞くので、私自身も今よりも肩の力を抜いて、オンもオフもバランス良く楽しめるようになれたらいいなと思っています」

――目標とする大人の女性像は?
柔らかい人。芯がしっかりありつつも、器が大きくて柳のようなしなやかさのある女性になりたいなと思っています」

――これから30歳に向かってどんな自分を見てほしい?
いつも今の自分に満足しない貪欲な私がいて。年齢を重ねるにつれて、諦めてしまう癖がついてしまいがちですが、読者の方々にも、諦めの悪い私の姿を見ていただいて、元気になってもらえたら嬉しいなと思います♥」


【プロフィール】
堀田茜/ほったあかね
1992年10月26日生まれ。東京都出身。数々のファッション誌、広告のモデルとして活躍するほか、映画、ドラマ、バラエティ番組と活動の幅を広げる人気者。毎週土曜15:00〜J-WAVE「ENEOS FOR OUR EARTH〜ONE BY ONE〜」Navigator、『BARFOUT!』にて毎月プレイリスト連載中。Instagram @akanehotta


ドレス¥154,000(セシリー バンセン/リステア)、中に着たロンT¥1,990(ヘインズ/ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)、ピアス¥14,300(ブリー レオン/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、チェーンネックレス¥15,950(フィリップ オーディベール/シップス 有楽町店)、スニーカー¥7,500(ヴァンズ/ヴァンズジャパン)、その他はスタイリスト私物

スウィート2021年発行11月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
Photo_YUJI WATANABE[Perle] styling_YURIKA NAKANO[LOVABLE]
hair & make-up_AYA MURAKAMI model_AKANE HOTTA text_REMI SATO