大注目のシンガーソングライター miletさんがセレクトするSpotifyプレイリスト。今回のテーマは「見慣れた景色をも変えるフレッシュなプレイリスト」これであなたの毎日もアップデートされちゃうかも?♡

Selector シンガーソングライター miletさん

今回は前回に引き続き大注目のシンガーソングライター、milet(ミレイ)さんが登場!
「どこにも行けない日々だって、見慣れた部屋のなかだって、音楽さえあれば世界が変わる。全てはイマジネーション! 心と音の絆です」


Mars/Qrion(feat. Mars Kasei)
マーズ/クリョーン(feat. マーズ・カセイ)

『マーズ』クリョーン(feat. マーズ・カセイ)アンジュナディープ(2020年/デジタル配信中)

「アメリカで活躍中の日本人DJのQrion(クリョーン)。白昼夢のなかを漂うような浮遊感は彼女のサウンドならでは。軸がありながらもちりばめられるしなやかな音使いとシンセが心地いい。気づいたらエンドレスリピートしている。ひとつの物語を見せてくれているような一曲」


A Perfect Machine at the Centre of Time/Jóhann Jóhannsson
(ア・パーフェクト・マシーン・アット・ザ・センター・オブ・タイム/ヨハン・ヨハンソン)

『レトロスペクティヴII』ヨハン・ヨハンソン ユニバーサル ミュージック(2020年/デジタル配信中)

今は亡き孤高の映画音楽家。「人肌を感じる鍵盤こそヨハン・ヨハンソンの音。この空気感が、ときには青白い雪景色へ、ときには素足で駆けたくなる花畑へと心誘うかもしれない。音が詰め込まれ過ぎていないからこそ生まれる余白が、私のイマジネーションを肯定してくれる」


Vermillion, Pt2/Slipknot
(ヴァーミリオン・パート2/スリップノット)

『Vol.3:ザ・サブリミナル・ヴァーシズ』スリップノット ワーナーミュージック・ジャパン(2004年/デジタル配信中)

ラウド好きを虜にするスリップノット。「ヘヴィメタルで爆音でハードなイメージの彼らだけれど、こんなアコースティックなバラードもたまらない。普段とのギャップが最高。ディープさは健在のまま、叙情的なメロディが孤独にぴったり寄りそってくれる。不穏な雰囲気すら心地いい」


Sore Thumb/Fujiya & Miyagi
(ソアー・サム/フジヤ&ミヤギ)

『ソアー・サム』フジヤ&ミヤギ フル・タイム・ホビー(2009年/デジタル配信中)

UKの変態エレクトロニカ・デュオをチョイス。「お耳を躍らせてくれるのは大好きなフジヤ&ミヤギ。この言葉遊びは思わず口ずさみたくなる。ASMR的なゾクゾクするウィスパーボーカルは、必ずヘッドフォンorイヤホンで体験するべき。耳福。無重力、小宇宙にのみ込まれていくよ」


Found Lost/Dot Hacker
ファウンド・ロスト/ドット・ハッカー

『N°3』ドット・ハッカー ORGミュージック(2020年/デジタル配信中)

「あのレッチリのギタリストとしても活躍していたジョシュ・クリングホッファーが率いるバンド。ストリングスと艶やかで粘度の高い声、立体感のある音作りが奥行きのある世界を形成し、この狭い部屋も押し広げてくれる。これを聴くと、私もどこか遠くへ行きたくなる」


Are‘Friends’Erectric?/Tubeway Army
(アー・フレンズ・エレクトリック?/チューブウェイ・アーミー)

『レプリカズ』チューブウェイ・アーミー ベガーズ・バンケット・レコード(1979年/デジタル配信中)

UKニューウェーブの最重要バンド!「ゲイリー・ニューマンのヘヴィなポップ感は、普段の生活にはないようなサイケなカラーの夢を見させてくれる。これだから音楽は最高だ。懐かしいのに未来的。ロボットでもいいから話し相手が欲しくなる、そんな今の気持ちを代弁してくれているよう」

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text_TAKAHIRO ONO
web edit_SWEET WEB
※sweet2021年3月号より転載しています
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