映画館で見るべき! sweetがオススメする2月の最新ムービー4選をお届けします。インスピレーションで選んでみてね。


『ドリームプラン』

テニス界のスーパー姉妹ビーナス&セリーナ・ウィリアムズを独自の“計画”を実践して育て上げた父親を描く実話。

テニスの英才教育を施しつつ、子どもらしい生活と学業を優先。常に「自分だけのために戦うんじゃない。世界中の黒人少女を背負うんだ」と唱える父親が、全身全霊で娘達を信じ、慈しみ、守り抜く姿はあっぱれ!

演じたウィル・スミスのゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞も納得です。


© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

story:リチャード・ウィリアムズ(W・スミス)は看護師の妻オラシーン(A・エリス)の協力を得て、娘ビーナスとセリーナをテニスプレイヤーに育てることを決意。独学で作成した「計画=ドリームプラン」を実行していくが、次々に問題や批判が勃発し。

監督:レイナルド・マーカス・グリーン/出演:ウィル・スミス、アーンジャニュー・エリス、サナイヤ・シドニーほか/配給:ワーナー・ブラザース映画/公開:2月23日より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー


『ウエスト・サイド・ストーリー』

伝説のミュージカル映画『ウエスト・サイド物語』(61)に、約60年のときを経て巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が挑戦となれば、文句なしに必見!

一目惚れの恋に酔う「トゥナイト」、不良グループの対立に息を呑む「クール」、エネルギッシュな「アメリカ」など不朽の名曲に乗って披露される、新たな振りつけのダンスの数々にも胸躍るばかり。
この楽しさ&感動は、オリジナルを観ていない人にも伝わるはず。

 

© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

story:1950年。NYウエスト・サイドの地域開発が開始。行き場のない若者たちは結束し、ジェッツとシャークスに別れ対立。が、シャークスのリーダーの妹マリア(R・ゼグラー)とジェッツの元リーダーのトニー(A・エルゴート)が恋に落ちてしまい……。

監督:スティーヴン・スピルバーグ/出演:レイチェル・ゼグラー、アンセル・エルゴート、アリアナ・デボーズ ほか/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン/公開:TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー中


『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ』

天才ジャズシンガーのビリー・ホリデイが“ドラッグ、アルコール、悪い男により自滅した”と信じられているのは、FBIが生み出した陰謀だった。そんな知られざる真実と共に、実は黒人人権運動の先駆者だったビリーの姿が痛々しく描かれる。

シンガーのアンドラ・デイが演技に初挑戦し、ビリーが乗り移ったように歌う鬼気迫るパフォーマンスが圧巻。プラダが本作のためデザインしたゴージャスな衣装も迫力満点。

 

 

© 2021 BILLIE HOLIDAY FILMS, LLC.

story:人気絶頂のジャズシンガー、ビリー・ホリデイ(A・デイ)は、黒人差別を告発する歌「奇妙な果実」を歌っていたことで、それを危険視する連邦麻薬取締局のアンスリンガー(G・ヘドランド)に目をつけられ、麻薬使用の罪で追い込まれ投獄される。

監督・製作:リー・ダニエルズ/出演:アンドラ・デイ、トレヴァンテ・ローズ、ギャレット・ヘドランド ほか/配給:ギャガ/公開:現在、新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー中


『THE RESCUE 奇跡を起こした者たち』

タイでの洞窟遭難事故の舞台裏を描き、スリリングな救助活動を記録したドキュメンタリー。

救出作戦で活躍したのは、各国からボランティアで駆けつけた洞窟潜水が趣味の民間ダイバーのおじさん達。強い意志と勇気、責任感を持って無欲にして決死の覚悟で困難に挑む彼らは、まさに本物のヒーロー。

国や言語、習慣の違いを乗り越え世界の人々が団結する光景は、どんな国際サミットよりも感動的に映る。

© 2021 NGC NETWORK US, LLC. All Rights Reserved.

story:2018年6月23日、タイ・チェンライにあるタムルアン洞窟で地元のサッカーチームとコーチの計13人が、豪雨により浸水した洞窟内に閉じ込められた。タイ海軍と米軍特殊部隊の救助活動は困難を極め、世界各地から民間の洞窟ダイバーが集められた。

監督:エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ、ジミー・チン/出演:リック・スタントン、ジョン・ボランセン ほか/配給:アンプラグド/現在、新宿武蔵野館ほかにて全国順次ロードショー中

text_YUKO KANEKO, HAZUKI TOGO
web edit_ASUKA CHIDA
※記事の内容はsweet2022年3月号のものになります
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