セックスは必ずしもオーガズムに達さなければいけないわけではないけれど、好きな人とのセックスで気持ちよくなれるのは嬉しいことですよね。

セックスには体位がいくつもあり、体位によって女性も男性も感じ方が変わってきますが、「女の子が気持ちよくなれる体位」は一体どんな体位なのか、気になったことがある人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、女の子が気持ちよくなれる体位についてご紹介! エッチにマンネリを感じている人も、もっと刺激的なセックスを楽しみたい人も、エッチでイキたいという人も、ぜひ記事を参考にしてみてくださいね。

セックスの体位って?

セックスにおける「体位(たいい)」とは、セックスのときのからだの位置関係や、挿入の仕方を表す言葉です。

基本的なセックスの体位としては「正常位」「バック(後背位)」「座位」「騎乗位」などがありますが、この他にも体位は種類豊富。

人類は昔からセックスへの探究心が強かったようで、江戸時代から伝わる相撲の四十八手をモデルにして生まれた『江戸四十八手』では、「松葉崩し」「乱れ牡丹」「燕返し」「しめ小股」「後櫓(うしろやぐら。いわゆる立ちバックのこと)」など、48種類もの体位を紹介しています。

女性 セックス 体位

日本の江戸四十八手を超える数の体位を紹介しているのが、『カーマ・スートラ』と呼ばれる古代インドの性愛論書。

上の画像は、世界遺産であるカンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院のミトゥナ(交合)像です。この像もカーマ・スートラに基づいたもので、かなりアクロバティックな体位が描かれています。

カーマ・スートラは一般的な愛について記した導入部分から始まり、その後は88手ものセックスの体位のリスト、性器の種類や大きさ、前戯やキス、オーラルセックス……さらにはスパンキングや変態性欲にまで言及しているというディープ過ぎる最古の経典です。

セックスの体位について知識を深めたい人や、シンプルな体位の他にも様々な体位に挑戦したいという人は、これらの本で紹介されている体位をチェックしてみてもいいかもしれません!

みんなセックスのとき何種類くらい体位を変えるの?

女性 セックス 体位

そもそも、セックスのときは何回くらい体位を変えるものなんでしょうか?

ある調査では、「3回以上」が約40%近くと最多。その次が「4回以上」で約30%という結果になりました。合わせて70%近くということで、3〜4回以上が平均回数のようです。

カップルによって違いも大きく1回のカップルや、最初から最後まで体位を変えないカップルもいますが、多くのカップルは数種類の体位にチャレンジしていることがわかります。

マンネリを感じているときや新鮮さがほしいときは、体位を変えてみると新しい刺激が味わえるかもしれませんよ。

イクのはどんなとき? 1回のセックスで何回イケる?

女性 セックス 体位

セックス=イクものと考えている人もいるかもしれませんが、実は、セックスでオーガズムに達していない女性も多いです。ある調査では「0回」という人が最も多いという結果になっており、必ずしもイかなければならないわけではありません。

では、セックスでオーガズムに達しているのはどんなときでしょうか? これは「1位:クリトリスなどへの刺激」「2位:膣への挿入」という結果になっていて、挿入よりもクリトリスへの刺激の方がイキやすい女性が多いことがわかります。

挿入してイクことは「中イキ」といわれていますが、海外のデータでは、約10%の人が「挿入によるオーガズムを感じたことがない」と回答。また、そもそもオーガズムを感じたことがない人がいることもわかっています。

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女性が好きな体位・感じやすい体位7選

女性 セックス 体位

体位は種類豊富。挿入の仕方や体勢が変わると、感じ方も変わってきます。「セックスでいまいち気持ちよくなれない」という人は、女性が感じやすい体位や、好きな体位を試してみるのがオススメ!

中には複雑な体位や、からだが柔らかくなければ難しいようなアクロバティックな体位もありますが、難しい体位を無理にやらなくてもOK。普通ではしないような体制になる体位を上手くやろうとすると、セックスに集中できなくなってしまいます。

まずはシンプルで、女性が気持ちよくなれる体位から試してみましょう。

正常位

正常位は、数ある体位の中でも最もスタンダードな体位です。女性がベッドなどに仰向けに横になり、正面から向かい合うようにして覆いかぶさったら男性が男性器を挿入して、ピストンします。

正常位は男性が射精しやすい体位といわれていますが、向かい合うことで安心感を得られることから、女性にも人気の高い体位。アンケートなどでも「女性が好きな体位1位」として選ばれることが多いようです。

お互いに見つめ合うことができ、肌のふれあいも多く、ハグやキスをしながら挿入できる、女性が疲れにくいことなどが特徴で、中には「積極的に攻められているみたいで興奮する」という意見もあります。

いつもの正常位でも、腰を浮かせることで挿入を深くする、ゆっくり(もしくは早く)ピストンするなど、工夫することで普段とは違う気持ちよさを得られますよ。

バック(後背位)

バックは後背位とも呼ばれ、定番の体位のひとつです。バックも正常位と同じく男女共に人気の高い体位で、女性が四つん這いになり、男性が後ろから男性器を挿入します。

正常位よりも深く挿入しやすいことが特徴で、奥まで突く、お尻を揉む、スパンキングなどちょっと激しめなプレイも楽しめる体位です。顔が見えないのが不安という声もあるものの、逆に「征服されてる感じで興奮する」という人も。好みが分かれるものの、人気の体位です。

「エッチのときの顔を見られるのが恥ずかしい」という人も、バックなら顔を見られることがないので、気にせずセックス中の快感に没頭することができますよ。

バックで女性が気持ちよくなるためには、ポジショニングが大切。お尻を少し突き出すような体勢になると、腕が疲れにくくなります。

騎乗位

まるで馬に乗るように女性が男性の上に乗って挿入する騎乗位は、挿入の深さやペースを女性がコントロールすることで、主導権を握れる体位です。

騎乗位は、浅い突きや深い突きなどを細かく調整する、自分のGスポットの位置を探る、クリトリスを男性のからだに擦りつけるなど、女性が自分の気持ちいいように動けることが特徴。女性の方から攻めているような感覚も味わえるので、興奮につながるはずです。

女性の腰の動かし方で感じ方が大きく変わってくるため、様々な動かし方を試してみるといいでしょう。

騎乗位には向かい合ってお互い顔が見える状態で挿入する「対面騎乗位」と女性が男性に背を向けて挿入する「背面騎乗位」があるので、そのときのエッチの流れや気分で好きな方を試してみるのがオススメです。

座位

男性が座り、女性がその上に乗るようにして挿入する座位も人気の高い体位です。体重がかかることで女性は深い挿入感を感じられます。

お互いが向かい合った状態で挿入するのを「対面座位」、女性が男性に背中を向けた状態で挿入するのを「背面座位」といい、どちらも違う刺激が味わえることが特徴です。

座位はベッドはもちろん、ソファや椅子などでもセックスできる体位なので、セックスにマンネリを感じているカップルにもオススメ。

騎乗位ほどではないものの、女性が腰の角度などを変えるだけでも当たる場所をコントロールできます。正常位のように男性が積極的に動くのは難しい体位のため、女性から積極的に腰を動かすようにしましょう。

向かい合いながらゆっくりセックスを楽しみたいときは対面座位、「後ろから抱きしめられながらしたい」というときは背面座位を試してみて。

側位

側位は、2人が同じ方向を向くようにベッドなどに横向きになり、男性が女性に挿入する体位です。

向かい合って挿入する「対面側位」、女性の背後から男性が挿入する「背面側位」などがあり、どちらも横になってからだを密着させる体位のため、お互いをしっかり感じることができ、精神的な満足度が高いことがメリット。

女性も男性も激しく動かすことが難しく、慣れていないと挿入が難しいことも。最初は上手くいかないかもしれませんが、焦らずゆったりセックスを楽しむつもりで側位を楽しんでみるのもオススメです。

他の体位で疲れて休憩したいときや、スローセックスをしたいときにもぴったりの体位でしょう。

立ちバック

立ちバックは立ち後背位とも呼ばれ、言葉の通り、立ちながらバック(後背位)で挿入します。立ちバックは挿入が深くなり、男性が激しいピストンをできる、Gスポットやクリトリスを刺激しやすいことがメリット。

挿入の角度を男性が調整する必要があり、身長差が大きいカップルは立ちバックが難しいことも。男性も女性も脚が疲れやすい体位ですが、ベッド以外の場所でもセックスができる体位なので、マンネリ気味というときにもオススメです。

伸長位

伸長位とは、女性が仰向けに寝て足を伸ばし、男性が女性の両脚を挟むようにして挿入する体位です。女性が足を閉じるため深い挿入にはならないものの、摩擦が大きくなり、快感を得られる体位です。

伸長位は太ももに力を入れて締め付けることでクリトリスを刺激できるのがメリット。Gスポットや挿入したときの快感よりもクリトリスの方が感じるという人は、伸長位を試してみて。

自分にぴったりの感じやすい体位を探してみて♡

女性が感じやすい体位、女性に人気の体位をご紹介しましたが、感じ方や感じる場所は人によっても違いがあります。どんな体位が自分とパートナーにぴったりかは試してみないことにはわからない部分もあるため、ぜひ積極的に試してみましょう。

セックスの体位は種類豊富で、日本で有名な江戸四十八手だけでも48もの体位が存在します。最初はシンプルな体位や、気持ちよくなれる体位を優先して、その後から刺激的な体位に挑戦してみるのもオススメ。

快感がアップすれば、今まで以上に満たされるハッピーなセックスが楽しめるはず。ぜひ記事を参考に、素敵なセックスを楽しんで♡

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