365日、毎日を彩る誕生花があり、そこには秘められた深い言葉がある。花言葉のイメージを、メイクアップアーティストの美舟さんが独自の解釈によってメイクで表現。シーズンならではのトレンドを掛け合わせ、色鮮やかなメイクで表現。


【9月14日の誕生花、シュウメイギク……花言葉/薄れゆく愛・淡い思い】


キクに似た明るい花を咲かせることから「シュウメイギク」と呼ばれているが、実際にはアネモネの仲間であるキンポウゲ科。悲しげな花言葉がついているのも、切ない伝説をもつアネモネに由来する。

「シュウメイギク」の花言葉をイメージしてメイク!

「物悲しさが漂う今回の花言葉。鏡の上に寝そべって撮影をしていて、“昔の私”と“今の自分”という2つの人格を表現しています。

メイクは、目元に漂う赤みのニュアンスと涙を思わせるラインストーンで、どこか切ない印象に。ドラマティックなメイクではありますが、ブラウンの濃淡で目元の立体感をしっかり引き出し、赤みはマスカラでアクセサリーのように。

唇の赤も中央からじんわり滲ませて。“赤み”の使い方を繊細にすることで、美人力をちゃんと底上げしながら、エモーショナルなムードに仕上げています」

使用したコスメはこちら!

1.植物由来オイルを高配合。目の表情に合わせて色が鮮やかにフィット。アーシーなブラウントーンの4色。ヴァティック アイパレット 01 ¥6,820(セルヴォーク)

2.コンパクトなブラシで細かなまつ毛もキャッチ。赤みのニュアンスを目元に宿す。インラプチュア ラッシュ05 ¥4,180(セルヴォーク) 

3.美舟さんも長年愛用するグロス。独自のポリマーを配合することで、塗った直後のツヤと輝きが持続。リップガラス クリア ¥3,190(M・A・C) 

4.マスクプルーフ効果を兼ね備えたマット質感の新ルージュが登場。“999”はディオールを象徴する赤。ルージュ ディオール フォーエヴァー スティック 999 ¥5,500(パルファン・クリスチャン・ディオール)

「シュウメイギク」メイクの作り方

Eye:上まぶたは、1.の右上のブラウンをアイホールに、左下のブラウンを二重幅に入れ、中央には光感の強い左上をふわりとのせ、目元の立体感を引き立てる。下まぶたには左下のブラウンを涙袋に沿って幅広に入れ、中央にはラインストーンをひと粒オン。まつ毛はビューラーをせず、2.を上下に。最後に3.を指先に取り、アイホールにトントンとのせ、濡れたような質感に。

Lip:4.を直塗りで。唇の中央に強く色をのせ、指先でぼかす。

【プロフィール】

美舟/みふね
ヘア&メイクアップアーティスト。

旬のムードを取り入れながら、その人本来の可愛さを引き出すテクニックと
バランス感覚は、唯一無二。数多くの女優やモデルから絶大な信頼を獲得。

photo_MIREI KUNO[SIGNO](model),KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still)
styling_YUKA SAKAKIBARA
flower coordinate_SHIROCHIYO
model_NATSUKO
text_SACHICO MAENO
cooperation_Aflo
web edit_KAREN MIYAZAKI[SWEETWEB]
※記事の内容はスウィート2022年10月号のものになります。記載されている商品は販売終了している可能性があります。予めご了承ください。
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