映画館で見るべき! sweetがオススメする最新ムービー4選をお届けします。インスピレーションで選んでみてね。


『ザ・メニュー』

孤島のレストランで、有名シェフがふるまうフルコース。その品々に仕掛けられたサプライズに肝を冷やし、先の読めないデスゲームに五感が震えっぱなし。

キッチンに君臨するシェフが放つ不穏な空気は、名優レイフ・ファインズならでは。怖い。またそんなシェフの思惑に抵抗する“招かれざる客”を演じたアニャ・テイラー=ジョイのキュートなしたたかさも、ウンチク男役のニコラス・ホルトのウザさも絶妙!

story:孤島にある予約の取れないレストランでは、美食に全てを捧げたシェフ(L・ファインズ)が極上のフルコースをふるまってくれる。が、グルメを気取るボーイフレンド(N・ホルト)に誘われて訪れたマーゴ(A・T=
ジョイ)は、違和感を感じるばかり。
監督:マーク・マイロッド/出演:レイフ・ファインズ、アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト ほか/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン/公開:11月18日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

© 2022 20th Century Studios. All rights reserved.

『ドント・ウォーリー・ダーリン』

完璧な生活を保証された街で愛する夫と平穏に暮らす主婦が“真実”に目覚めるユートピアスリラー。1950年代のユートピア感を醸し出す美しいセットとおしゃれな衣装の数々。さらに『ミッドサマー』(19)でブレイクしたフローレンス・ピューを妄想と不安に怯える主人公に据え、夫役にメキメキ演技力発揮のハリー・スタイルズを起用するなど、オリビア・ワイルド監督のセンスのよさが隅々まで行き渡っている!


story:完璧な生活を保証された 1950年代風の街。ディーン(F・ピュー)は愛する夫ジャック(H・スタイルズ)と平穏に暮らしていたが、隣人が赤い服を来た男達に連れ去られる現場を目撃。以来、彼女の周辺で不気味な出来事が起こりはじめる。
監督・出演:オリビア・ワイルド/出演:フローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズ、ジェンマ・チャン、クリス・パイン ほか/配給:ワーナー・ブラザース映画/公
開:現在、新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー中

© 2022 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

『サイレント・ナイト』

クリスマス映画×終末ディザスター映画という対極のジャンルを融合させた、新感覚のファミリードラマ。

人類が滅びゆく“地球最後のクリスマスイブ”というブラックな設定が、英国らしい風刺と皮肉をきかせてポップに描かれる。

悲壮感やホラー感はないコメディタッチ。K・ナイトレイやL=R・デップなどの出演女優陣が華やかで、『ジョジョ・ラビット』の子役R・G・デイヴィスの演技も秀逸で可愛い。

story:クリスマスパーティを催す夫婦(K・ナイトレイ&M・グード)と息子の屋敷に親友達が集う。そこには、地球全土を席巻する謎の猛毒ガスが明日にも到達する予定だった。大人達は“尊厳ある死”を迎えるため政府から自殺用の薬を配布されていた。
監督:カミラ・グリフィン/出演:キーラ・ナイトレイ、マシュー・グード ほか/配給:イオンエンターテイメント、プレシディオ/公開:11月18日より、グランドシネ
マサンシャイン池袋ほかにて全国ロードショー

© 2020 SN Movie Holdings Ltd

『マリー・クワント
スウィンギング・ロンドンの伝説』

1960年代ミニスカートを広めた伝説のデザイナー、マリー・クワントに迫ったドキュメンタリー。自由を求める若者達に向けた彼女のカラフルな服が世界のファッションに革命を起こす様には胸が躍らされる。プラスチックブーツやパレットコスメなど、彼女のインスピレーションの数々は今見ても斬新で楽しい。相性完璧な夫のサポートで、自分らしさを貫いたその生き方は、まぶしく魅力的に映る。

story:第二次世界大戦の爪痕が残る1955年のロンドンで、マリー・クワントは 自分が着たい服をデザインしたブティックをオープン。開店直後から彼女の服は奪い合いになり、60年代初めには動きやすくて少女らしいミニスカートが世界中で大ブームとなる。
監督:サディ・フロスト/出演:ケイト・モス、ヴィヴィアン・ウェストウッド ほか/配給:アットエンタテインメント/公開:11月26日より、Bunkamuraル・シネマほかにて全国順次ロードショー

© 2021 MQD FILM LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
text_YUKO KANEKO, HAZUKI TOGO
web edit_KAREN MIYAZAKI[SWEET WEB]
※記事の内容はsweet2022年12月号のものになります
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください