“enough”を使いこなそう!【ハワイのマキさんが教えるGirl’s English】
【ハワイのマキさんが教えるGirl’s English】
ハワイのマキさんが外国人とのコミュニケーションやSNSですぐ使いたくなるおしゃれ&可愛い英語をレクチャー。
今月は、知っていると格段に英語力がアップする“enough(充分)”の使い方についてレクチャーします!
“enough”を使いこなそう!
ALOHA! ハワイのマキ・コニクソンです。春は新しいことを始めたり、進級する季節ですよね。英語力もレベルアップを目指していきましょう!
今月ピックアップするのは「充分な」を表す“enough”。形容詞の後に置くと、肯定文では「〜に充分」、否定文では「〜に不充分」という意味になります。
例文の“not good enough”は、「そのレベルに達していない」というニュアンスを含む表現で、ネイティブは会話でよく使いますよ。
例えば、歌がうまいから歌手になるべきだと周りに言われたとします。自分ではそのレベルじゃないと思ったとき、“I’m not good enough.”と答えます。
“good”の代わりにいろんな形容詞が使え、“rich”にすれば「私は充分なお金を持っていない」、“smart”なら「私はそこまで賢くない」になりますよ。応用してみてくださいね。
Advanced Version
You’re not old enough to drink.
あなたはお酒を飲める年齢になっていない。
“not 形容詞 enough”の後に、“to 動詞”を続けると、「〜するのに不充分だ」という意味になります。例文の場合、未成年でまだお酒を飲める年齢に達していないときに、“not old enough to drink”と言います。I’m crazy about you.狂おしいほど好き。
“like”より好きの度合いが上なのが“love”で、さらにその上をいくのが“crazy about〜”。
“crazy(狂う)”という言葉が入るように、「好きで好きでたまらない」「狂おしいほど好き」と訳される、かなり重めの愛情表現になります(笑)。例文の“I’m into you.”と同じように、「あなたにハマってる、夢中」と訳されることもありますが、“be into 〜”より相手にハマッているときに使いますね。
It’s dark enough to have a firework.
花火をするのに充分暗い。
“dark enough to have a firework”で「花火をするのに充分暗い(充分暗くなっている)」となります。この文に“enough”を入れないと、単に「花火をするのに暗い」となり、「そのレベルに達している」というニュアンスは含まれなくなりますよ。
Column
日常でよく使う “That’s enough.”
覚えておこう!
旅先のホテルやレストランでコーヒーや紅茶をポットから注いでもらう場面。「もう充分です」と伝えるのに便利な表現が“That’s enough.”。日本人には「ストップ」という言葉が浸透していますが、“Stop. Stop(. 止めて、止めて)”と命令口調で言うより“That’s enough.”を使ったほうが失礼にならず、上品な印象を与えます。また、「もう、うんざり」というニュアンスでも使われますよ。
教えてくれたのは……
maki konikson
ハワイを拠点に世界中を飛び回るコーディネーター&プロデューサー。DMMオンラインサロンにて「ハワイのマキさんのハッピーサロン」を開催中。