大げさなまでの飾りけや、瞬時に目を奪うドラマティックな色の吸引力……この春sweetが推す、物欲掻き立てられる5大アイテムを、今月のカバーガール・吉岡里帆さんがチャーミングかつ大人なムードで纏ってくれました。
“Dress”（映えドレス）
透けるチュールのロマンティシズムを、静けさをともなうモノトーンでシックへ導く大人の算段。バニエの膨らみに包まれて、少女と大人を行き来したい。
儚さよりも立体感に釘づけになる、構築的なチュールドレス。センシュアルなブラックレースのトップスを重ねた二重の透過性で、甘さよりもミステリアスなムードを醸し出して。「身長のバランス的に、普段はピタッとしたものやスポーティなトップスが多めなんですが、この春はこんな風に春らしい質感のものも気になります」（吉岡さん）。ドレス ￥275,000、トップス ￥31,900（共にChika Kisada／EDSTROM OFFICE）、シューズ ￥196,900（MANOLO BLAHNIK／ブルーベル・ジャパン）
“Pink”（やみつきピンク）
ラフなTシャツとサテン素材のアンバランスなコンビネーションが、奥行きを生むバブルガムなピンク。切れ味のいいウエストのVカットが♡
ルーズなショート丈のTシャツと、からだにフィットするIラインスカートは相思相愛の関係。オールピンクの甘さに裾のシルバーチェーンを添えて、ちょっぴりモードを堪能。「この春は今まで持っていなかったようなカラーアイテムにトライしてみたいです。特にシューズはモノトーンを手にとってしまうことが多いので、色モノのサンダルや厚底スニーカーを取り入れると着こなしの幅が広がりそう！」（吉岡さん）。Tシャツ ￥66,000、スカート ￥5,900（共にN21／IZA）
“Neo Revealing”（NEO肌見せ）
大胆にあいたバックシャンなデザインで、磨きをかけたヘルシーボディに視線を集中させて。繊細な赤ストラップとカジュアルなニットの重ね着も新鮮。
センシュアルな赤もニットとなら過度なセクシーさを回避。「今年は圧倒的に“ヘルシー欲”が高め（笑）。好きなものを食べても次の日は運動をするルールを作って健康には気を使っていますが、ハッピーな発色のお洋服を買って、自分のマインドを上げてくれる広い意味で“ヘルシーなもの”を取り入れていきたいです」（吉岡さん）。ドレス ￥129,800、ニット ￥83,600、ネックレス ￥83,600（全てN21／IZA）、シューズ ￥137,500（J.M. WESTON／J.M. WESTON 青山店）、ソックスはスタイリスト私物
「キュートな黒のミニ丈カボチャスカートと、清楚なビッグリボンの組み合わせがとても新鮮！sweetだから着られる衣装という感じがして、とても気分が上がりました」（吉岡さん）。重くなりがちな黒を軽妙に見せる、透ける肌というカラーパレット。スカートにあしらわれた花モチーフでさり気なく飾っても、黒なら大人顔をキープ。トップス ￥122,100、スカート ￥145,200（共にSportmax／マックスマーラ ジャパン）、インナーはスタイリスト私物、リボンはヘアメイク私物
“Flower”（大人フラワー）
繊細さよりも、気高く咲き乱れる花柄に心惹かれてしまう今シーズン。タイトなドレスで纏っても、カラフルに咲く花の力強さで凛とした佇まいを。
「ウエストにフィットするボディラインや、肌の色に近いフェミニンな花柄は普段のスタイリングではあまり取り入れないデザイン。太ももの見え方もちょっと際どい感じがするけれど、なぜか可愛く着られるバランスが絶妙でお気に入りです」（吉岡さん）。タイトなのは上半身だけで、くしゅっとさせたウエストやランダムな裾で余韻を残すシルエット。無駄な装飾がなくとも、胸元のVあきなど些細な仕掛けでキレイを実現。ドレス ￥132,000（N21／IZA）
“Romantic”（ロマディテール）
何連も重ねたパールやブレスレットで、ラフなTシャツ×デニムがロマンティックに洗練。ダメージからのぞかせたレギンスもさり気にスウイート。
ランダムに纏ったアクセサリーで、定番スタイルをパワーチャージ。「物欲といえば、最近ガールズアイドルが好きで今年はBLACKPINKのライブに行きたいです！女のコ達の“カワイイ”を見るととっても力が湧きます♡」（吉岡さん）。Tシャツ ￥64,900、デニムパンツ ￥79,200、レースレギンス ￥49,500（全てMSGM／アオイ）、チェーンブレスレット ￥164,000、ゴールドブレスレット ￥74,000、ゴールドリング［左手］ ￥661,000、［右手］ ￥786,720（全てTOMWOOD／TOMWOOD PROJECT）、その他はスタイリスト私物
Profile
吉岡里帆_よしおかりほ。1993年1月15日生まれ。京都府出身。主な出演作に映画『見えない目撃者』（2019）、『泣く子はいねぇが』（2020）、『島守の塔』（2022）など。映画『ハケンアニメ！』で第46回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。
photo_MASASHI IKUTA［hannah］
styling_MAKIKO ITO
hair & make-up_MIFUNE［SIGNO］
model_RIHO YOSHIOKA
text_ERI UMEDA
web edit_KIMIE WACHI［SWEETWEB］
※記事の内容はsweet2023年4月号のものになります。
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